毎年難解な皐月賞攻略へのアプローチの
一つとして過去の皐月賞のそれぞれの
『勝ち馬』の特徴から共通項としての傾向を探り
じゃあ今年の場合はどうなるのか?
という考察は軸馬絞りの過程において
楽しみのひとつではある。
その共通な特徴はなにかというのは見えるもの、
わかりやすいものから整理していくのだが、
ひとつに血統の表面的な年ごとの傾向の考察がある。
でも一体過去何年までに遡ればいいのかというのが
実は永遠の課題で、それは結局主観的な思惑が
避けられないところではあるかもしれない。
例えば最近過去5年でみるとディープインパクトが
勝った2005年からの勝ち馬の特徴の一つとして
母系にSadler's WellsかLyphardという欧州の
重厚な血のどちらかが必ず入っている。
2009 アンライバルド Sadler's Wells
2008 キャプテントゥーレ Lyphard
2007 ヴィクトリー Sadler's Wells
2006 メイショウサムソン Lyphard
2005 ディープインパクト Lyphard
これを今年の登録馬に当てはめるとどうか。
エイシンアポロン Sadler's Wells
ゲシュタルト Sadler's Wells
リルダヴァル Lyphard
ローズキングダム Lyphard
コスモヘレノス Fairy King
(Sadler's Wellsの1年全弟)
ん?これで決まり?ボックス?
わかりやす過ぎる!?
でもね、5年の傾向にもう1年だけ遡って
6年とした時にどうなるか。
2004の勝ち馬ダイワメジャーには
ノーザンテーストの血があって
これを含むと
アリゼオ
ネオヴァンドーム
レッドスパークル
ビーチランデブー
クォークスター
と一気に収拾がつかなくなってきてしまうので、
これはどうかなのかなって。
『5』年の方が切りがいいし。
さらにさらに欧州系の血としての視点に戻って
連対馬まで広げちゃうとこれがNijinskyとかまで出てきてしまう。
今年はどうか?
ガルボ Nijinsky
サンディエゴシチー Nijinsky
ヒルノダムール Nijinsky
ビーチランデブー Nijinsky(+ノーザンテースト)
レーヴドリアン Nijinsky
う~ん。
さらにもって収拾がつかない。
でも待てよ。
2007年の1番人気で4着のアドマイヤオーラも
Nijinsky入ってたな。
結局、過去の傾向はどの視点で考察を進めて
いくのかってことで同時にどこで割り切った節目を
自身自ら作っていくか。
ただ今日の血統的な傾向の視点の話しだけから
いうと世間的な大本命であるヴィクトワールピサが
完全に蚊帳の外状態であるのは
何か暗示するものがあるのだろうか。
競馬予想のウマニティ