第19番札所 橋池山 摩尼院・ 立江寺:山門(仁王門)
立江寺は徳島県の「関所寺」。
四国八十八か所霊場には、四国四県一か所の関所寺あり、それぞれが県で一番の難所だとか。
関所寺に指定された当時は、きっと難所だったのだろう?
現在の立江寺は、JR牟岐線の立江駅から歩いて5分ほどのところにあり、
難所でなく、駅近である。
立江駅前の桜は満開だった。
立江寺にお参りした2月24日は、初会式法要や大植木市の日だった。
駅から立江寺までの道沿では色々な露店が並んでいた。
大植木市や寺市を楽しもうとする人で隣接した大きな駐車場も満車状態。
寺市のため駐車無料に、ちょっとうれしい。
さきほどのお詣りしてきた恩山寺の静けさとは違って、立江寺境内は色々な手作りアクセサリの店などの露店が所狭しと並んでいる。
まさに縁日の賑わい。
温かな日和に、町中の若者、子供達が飛び出してきたかと思うほど。。。
りっぱな本堂への階段も露店脇になってしまっている(^-^;
雑踏を抜け、本堂へ上がらせてもらうも初会式ならでのご縁を頂いて。
ひとときを静かにおだやかに合掌。
**御詠歌**
いつかさて西の住居の
わが立江弘誓の舟に
のりていたらむ
立江寺山門(仁王門)の大わらじ
お母さんに連れられた幼子が、仁王様と大わらじをまじまじと眺めていた。
幼子は、とびっきり大きなわらじにびっくりのようだ。
そんな母子に
いつも仁王門を通るたびに、山門に仁王様?わらじ?
と思っていて、この機会にググってみた。
仁王様は、ギラっと睨みつけているような形相の逞しい上半身裸像だ。
仏教の守護神、執金剛神(しゅうこんごうじん)と呼ばれるそうだ。
もともとは一体だったようだが、山門左右に安置するために二体つくられ、
それで二つの王、仁王様と呼ばれるようになったとのこと。
山門からは一切の魔物は入れないぞと魔物を追い払う役目を仰せつかっているとのこと。
大きなわらじは、こんなに大きなわらじを履く者が、「この寺を守っているのか!」
と驚いて魔物が去っていくといわれている。
それにしても大きな大きなわらじだった。
仁王様より大きな草鞋。魔物もびっくりだっただろう?
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