
昨日の夕方、思わぬ通り雨があった。
並んだ二個の葉ボタンにも滴をいっぱい置いて、通り過ぎた。
一日の終わりに、湯舟に浸かる。
今までは、その日一日を振り返る時間になっていた。
長年勤めたパート仕事も辞め、母親、姑(ハハ)を送り、
孫たちも成長し、自粛生活が続く単調な日々の近頃。
最近では、一日の終わりに湯舟に浸ると、
母親、ハハの事を思い返すことが多い。
特に今の私の年齢の頃は、どうだったかなぁ~と思い出す。
実家近くに勤務先があったので、
帰り道は実家周りで帰ることにしていた。
私が帰る時間帯に、門前で私の帰りを待つ母親の姿がいつもあった。
また、赤いヘルメットをしてバイクに乗り、
颯爽と我が家に来て、ご近所さんに驚かれたこともあった。
ハハも、まだまだお稽古事をいっぱいしていて、
手先が器用だったこともあり、
籐手芸、押絵、ちぎり絵、俳句、俳画、書道、コーラスと一週間のほとんどがお稽古日だった。
そのうえに、貸農園で家庭菜園も。。。(#^^#)
時には、展覧会に出品する作品作りに朝方まで徹夜することも。
湯舟で、あぁ~あぁ~とほっこりしていると。。。
そんな母親、ハハの姿を懐かしい気持ちで思い出している。
母親には、〇〇ちゃんと呼ばれ、ハハには、〇〇さんと呼ばれた頃を。
並んだ二個の葉ボタンが。。。
まるで、違っていた二人のハハだったようなのに、
最期の方の二人は、なんだか同じようなハハに感じられた。
今年の夏に、いよいよ七十路を迎える。
あぁ~あぁ~と
七十路を母親やハハの姿を思い出しながら。。。

お母さんの話もグット 来ますね
見事だと言ってもらって、恐縮です。
嬉しくなります。(^-^;
いつも有難うございます。