雑居空間
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 今年はなんだかんだあって、1月中旬から3月中旬くらいまで、山登りも城攻めもかなりサボっていました。おかげで体重も体脂肪率もじわじわと自己最高を塗り替え、ちょっとやばい感じになっていました。

 それでも3月に入ったくらいから、なんとか重い腰を上げ、あちこち出かけるようになりました。ちょうど18きっぷシーズンでもあるのでちょっと遠くまで出かけようと、本来なら福島県白河市にある白河小峰城を目指して家を出たのですが、のんびりしすぎたのか目の前で乗るはずだった電車を逃してしまいます。
 次の電車は1時間以上待つことになるので、急遽予定を変更。大きく方向は変えずに、ある程度事前に計画も立てていた、三毳山に登ることにしました。





 JR両毛線の岩舟駅からスタート。
 三毳山は栃木県の南部、関東平野の北の端に位置しています。駅で言うと岩舟駅と佐野駅のほぼ中間点に位置していますが、若干岩舟駅の方に近いですかね。
 三毳山は山全体がみかも山公園として整備されており、とても歩きやすい山となっています。



 岩舟駅のホームから西を見ると、三毳山が横たわっています。



 そして岩舟駅から北を見上げると、特撮のロケ地としておなじみの岩船山が見えます。
 ここもいずれ登ってみたい山の一つ。登るなら、少し北にある大平山、晃石山から縦走してくる感じですかね。そんなにハードではないはずなので、この秋から冬くらいに登るのも適当かもしれません。



 三毳山だけだと軽すぎるので、ちょっと寄り道。岩船駅の南東2㎞程のところにある、富士山を目指します。



 富士山のふもとに到着。富士山には浅間神社があります。



 町のすぐ近くにある神社なのですが、その参道は岩肌がむき出しになっている箇所が多いです。しかも前日が雨だったため下が濡れており、山歩きのつもりじゃなかったので靴もトレッキングシューズではなく街歩き用のスニーカー。きれいな手すりに助けられましたが、傾斜がキツイいうより足元が滑りやすくて、登るのが大変でした。



 とは言え数分で山頂に到着。山頂には浅間神社のお社があります。





 お社の裏側の岩山が富士山の山頂。富士山は標高93m。まあ、軽いウォーミングアップくらいにはなったでしょうかね。



 山頂からは、関東平野を広く見渡すことができます。



 富士山の後、さらに近くにある赤塚山にも登ろうかと思ったのですが……。



 立ち入り禁止でした。





 さて、農道のど真ん中を通って、改めて三毳山へ。
 三毳山は南北に細長い山で、北にある青竜ヶ岳と、南にある中岳の、二つのピークを持っています。ここを南北に縦断する予定なので、まずは三毳山の北側へと向かいます。



 三毳山の北側登り口に到着。この辺りはかたくりの群生地になっています。3月はちょうどかたくりの見ごろの季節です。



 入口付近にあった、三毳山北側周辺の案内図。



 こちらは三毳山全体の案内図です。
 いろいろなコースがあるので、元気ならあちこちさまよいたかったのですが、この日はほとんど準備もできていなかったので、かたくりの群生地を抜けて、あまり寄り道せずにまっすぐ南へ抜けることにします。





 群生地に咲くかたくりの花。ピークにはまだちょっと早い感じですかね。



 それでもかたくりを見るために、結構多くの人がおとずれていました。山登り風の格好をした人もいましたけど、もっとカジュアルな感じで、かたくりだけが目当てっぽい人も多かったです。



 かたくりの群生地を抜けて、最初の目標である青竜ヶ岳へ。ここからはある程度ちゃんとした山道になっていきます。



 いや、しかし。
 三毳山は全体的によく整備されていて歩きやすいのですが、思っていたより傾斜がキツかった。久しぶりの山登りだったので、足のスタミナがものすごい勢いで削られていきますよ。



 整備されていて、階段多めなのも地味に効いています。



 かたくりの群生地から15分ほどで、北のピーク・青竜ヶ岳に到着しました。
 青竜ヶ嶽は標高229m。登山口からの比高は200mくらい。三毳山、甘く見ていたけど、こんなに急だったとは……。



 山頂には電波塔が建っています。



 佐野市街の方が見渡せますが、そんなに高くない&木がそこそこあって、さほど良い景色というわけでもありませんでした。
 あと、山頂はそんなに広くないのに、人が妙に多くて、あまりのんびりはできませんでした。





 青竜ヶ岳から、南へしばらく下っていきます。



 青竜ヶ岳と中岳の真ん中の鞍部に当たる辺り。ここから南は舗装路が結構錯綜していきます。



 三毳山の名石・花籠岩。





 崖の上に突き出した岩が花籠岩ですかね。ここからは青竜ヶ岳からよりも良い眺望が得られます。

 ここ以外にも、三毳山公園内には色々な名石が点在しています。



 さらに南へ進むと、みかもの関跡(伝承)があります。
 まあ関所なんでしょうけど、調べてもあんまり詳しい情報が出てこないんですよね。(伝承)だし。



 その先には犬石が。2個書いてありますけど、違う犬石が2種類あるようです。





 ただですね、三毳山にある名石の看板って、具体的にどれを指しているのかいまいちわかりにくいんですよね。看板にはこの先○○mみたいに書いてありますけど、実際に行ってみるとそれっぽい岩がゴロゴロしていて、果たしてどれのことなんだか。



 犬石を通り過ぎると、中岳の登り口に出ます。



 しかしまたまた、ここの登りが辛かった。犬石のあったあたりからの比高は50~60mくらいでしたけど、そこそこの急傾斜です。ここがほぼ最後の登りだろうということで、何とか踏ん張って登っていきます。



 そんなこんなで中岳に到着。
 中岳は標高210m。まあ、そんなに高くはないし、だからこそ大丈夫だろうと思っていたのですが、ポイントポイントでそこそこ急登が出てきたので、思っていたよりきつかったです。

 で、ここもそんなに広くない割に、人がやたらたくさんいました。たまたまベンチが空いていたのでちょっと休憩していましたが、後から後から人が登ってくるし、しかも高齢の方も割とたくさんいたので、すぐにベンチを明け渡して、中岳を下りました。



 眺望もそんなにはありません。





 あとは基本下りなので、気楽にほいほい進んでいきます。



 中岳から南に下りるとパラグライダー場があります。
 こういうところは木が切り払われているので、めちゃくちゃ眺望が良いですね。





 さらに南へ進むと、三毳神社に到着。



 ここから南を望んだ風景が、三毳山公園内でもっとも良い眺望だったかもしれません。



 三毳神社からまっすぐ参道を下りるのが最短ルートなのですが、どうせ下りなのでもう少し遠回り。



 七曲がり坂というルートから下りていきます。





 ただ、七曲がり坂は九十九折れになっている舗装路で、そんなに面白いルートでもありませんでした。



 七曲がり坂を下っていったら、三毳神社の参道の下に出ました。見上げてみると、ここもまたえらい急階段です。



 この三毳神社の参道に、日本武尊の足跡石というのがあるようなのですが……。



 これ、かなぁ? それっぽい石が見つけられず、参道から離れたところまで探してしまいました。
 名石の案内板は、その石のすぐ隣にも立てて欲しいのですが……。





 公園内には、フラワートレインというSLを模したバスが走っています。



 みかも山公園の南にある駐車場越しに見上げる三毳山。







 最後にもう少し寄り道。
 ここは三毳山から西へ4㎞ほどのところにある、堀田佐野城址公園。その名の通り、堀田佐野城があった場所です。
 城となっていますが、元々は陣屋だったところが城主格に格上げされたものだそうで、それほど大規模な城郭があったわけではないようです。





 そのまま佐野駅へ移動したのですが、ついでに以前にも訪れている佐野城跡も一回り。



 電車の関係でかなり時間が余ったので、前に来たときには訪れなかった佐野市万葉の里・城山記念館も訪問してみました。それほど見るものもありませんでしたけどね。




※クリックで拡大します。

 三毳山を北から南まで歩いて、行動時間は1時間36分、移動距離は4.1㎞、累積上りは326m、累積下りは325mでした。
 数字を見てみると、距離も登りもこんなに少なかったのか。結構きつかったのになぁ。いかに体がなまっていたかということですね。
 でも、ところどころ急登があって、数字以上にキツいのは確かだと思います。

 まあしかし、つくづく運動不足を痛感しました。もっと身体を動かさないとなぁ、と思いながらも、これからまたしばらく山登りはご無沙汰になってしまったんですけどね。今年はどうにもいかんです。
 そんなわけで、この秋こそはもっと山歩きをしようとは思っているのですが、なかなか涼しくなってくれないんだよなぁ……。

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