雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 ちょっと間が開いてしまいましたが、丸亀城へ行ってきたときの話の続きです。





 さて、改めて丸亀城の本丸へ。
 本丸は二の丸の西側に並んでいて、クランク状に折れ曲がった坂道を登っていきます。



 本丸へ上がると出迎えてくれるのが、本丸の北東隅にある丸亀城天守です。





 本丸の他の隅にも櫓跡があります。



 天守の入場料は大人200円、小人(小・中学生)100円。
 それほど広くはありませんが、1階には丸亀城の歴史などを記した展示があります。



 中の写真はあまり撮っていませんが、狭間や石落としの様子を見ることができます。



 天守から眺める丸亀市街。ちと狭いですけど。



 天守の受付の人に頼めば、100名城スタンプを出してもらえます。
 ちょっとにじんじゃっていますが、石垣の上に建つ天守です。でも、にじんでいるせいもあるかもしれませんが、石垣というより岩山みたいに見えますね。



 二の丸から三の丸へ、上りとは別の東側のルートから下っていきます。



 折れ曲がっています。





 見返り坂を下って大手一の門まで戻ってきます。
 この櫓門の中にも入ることができます。



 櫓門から、大手門の枡形虎口を眺めて。



 亀山公園の北東隅へ移動。丸亀城の北側の内堀です。



 内堀に沿って、南東方向へ移動していきます。



 南東側から、栃の木御門跡へ登っていきます。



 これはまだ栃の木御門の手前から、折り重なった石垣を見上げて。
 この位置からだと2層分しか見えないけど、上の層はまだ三の丸の周囲の石垣なんですよね。



 この、下から見上げた時の、折り重なるように現れる石垣の群れが丸亀城の魅力ですね。



 階段を上っていくと、栃の木御門跡があります。



 柿の木御門から折れて、さらに登っていくと三の丸に出ます。



 三の丸の南側。正面の石垣の右側が二の丸で、左側が本丸となります。手前左側は石垣が崩れて立ち入り禁止となっているエリアです。





 城から下りてきて、公園の南側へ。ここは搦手門跡です。





 搦手門から見る、南側の水堀。こちら側は若干水量が少ないようにも見えますね。



 南西側から見上げる、石垣の崩落現場。かなり大規模に崩落していることがわかります。これ直すの、大変そうだなぁ。



 公園の南西には、小さなプレハブ小屋ですが、丸亀城石垣崩落復旧整備事業PR館があります。
 中では石垣崩落の復旧工事に関するいろいろな展示がされています。









 近くには石垣が展示してあります。



 西側へと回り込むと、三の丸の下にかぶと岩があります。昔はこの岩の上に神祠が建てられていたそうな。



 公園の西側には丸亀市立資料館があります。歴代の丸亀城主の紹介など、丸亀城に関する資料が展示されていました。入場は無料です。



 西側の水堀。



 丸亀市立資料館から見上げる丸亀城天守。





 で、このまま北側に戻れば公園内を一周しておしまいの予定だったのですが、実は南の方で一か所見忘れていたところがあったんですよね。なので、この後また南側に戻ったのですが、そのせいで公園の北西部にあった、番所長屋を見逃してしまいました。
 あとで気が付いて、結構後悔しています……。



 で、わざわざ戻って見に来たのが、この石垣。丸亀城の石垣は大体打ち込みハギで築かれているのですが、ここは野面積みになっています。生駒氏時代に築かれた、ちょっと古い時代のものです。



 ただですね、写真を撮っていたらハチだかなんだかよくわからないけど、虫が首筋の辺りにブンブンとまとわりついてきたんですよね。振り払ったり、少し位置を変えたりしてもなかなかいなくなってくれないので、仕方なく足早に立ち去ることにしました。もっとじっくり見たかったんだけどなぁ。









 最後に、北東から北西にかけて、移動しながら天守を見上げて。



 石垣すげー、というのが、丸亀城の率直な感想です。
 天守は小ぶりだけど、周囲の石垣が良く残っているので、合わせ技でめちゃくちゃかっこよく見えるんですよね。おかげで見栄えの良い角度が山ほどあって、どこから見ても楽しめる、探索しがいのある城跡でした。

 私は基本的に山登りがセットで付いてくる山城が好きなんですけど、遺構の残り具合や遺構の全貌の把握しやすさを考えると、城跡を観るという意味では平山城が最も適しているかもしれませんね。平城は人の手が入りすぎて市街地に飲み込まれちゃうし、山城は人の手が入らな過ぎていろいろと風化しちゃうし。
 小牧山城なんかもそうでしたけど、それなりの大きさの小山をぐるぐると巡っているのはめちゃくちゃ楽しめました。エンタメ的な満足度で言えば、これまで見てきた城跡の中でもベストだったかもしれません。

 ただ、惜しむらくは石垣の崩落と、番所長屋を見逃しちゃったという点ですかね。
 幸い、丸亀は瀬戸大橋のたもとに近い、四国の入口にあるので、何かのついでに寄りやすくはあります。石垣の修復がなったころに、タイミングがあれば再訪したいところです。


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