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 第7話は「タイヤキダイスキ! ~親子のないしょ~ 」。今だから白状しますが、去年このタイトルを見たときの第一印象は、「なんかつまんなそう」というものでした。タイヤキって……。だいたい、吉田って誰だよ? って感じでしたし。
 しかしながら実際に視聴してみると、別格の13話を除けば、個人的にはナ・イ・ショ中最も楽しめたエピソードでした。どれみっぽいエピソードではないんですけど、全然期待していなかっただけに、めちゃめちゃ面白かったです。だから侮れないんだよなぁ。

 タイヤキ屋の息子の吉田が、父親をタイヤキで乗り越えようとする物語。男にとって父親超えというのは、人生最大のテーマかもしれません。
 ベテランタイヤキ屋の父親に対して、実力で劣ることを自覚しながらアイディアで勝負する吉田。燃える! とにかく燃える! どれみは基本的に少女漫画だとうのは6話の感想でも書いたんですけど、今回はまるっきり少年漫画のノリです。だから楽しめたのかなぁ。
 ただ、最終的に父親に敗れるというのは仕方がないですけど、もうちょっと吉田の努力が報われる感じでも良かった気はします。まあ、あの突き抜けたバカっぽいオチを見せられたら、全て許してしまいますけどね。

 今回おジャ魔女たちはまるっきりの脇役。男塾で言えば雷電と富樫と虎丸のポジションでした。魔法も小さいタイヤキの型を出しただけですし。ま、たまにはこんなのもいいですかね。
 ただ、ラストはあれだけ大々的に売り出していたのに、元々吉田を手伝っただけとは言え、タイヤキに対してちょっと淡白すぎたかなぁと思います。元祖吉田屋にはかなわなくても、変りタイヤキ自体はMAHO堂の売り物として悪くはないと思うんですけどね。マジョリカがアホみたいに小豆を買い込んじゃったわけですし。

 吉田の父親役は千葉繁。今回は普通の人の役なので比較的ケレン味は抑え目でしたけれど、父親の威厳と職人としての信念、そして息子に対する子供っぽい態度と、その存在感を遺憾なく発揮していました。千葉氏の“芸”を存分に堪能できました。やっぱ凄いわ、この人。


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