死力を尽くした試合になりましたが、結局両チーム譲らずドロー。どちらかというと押され気味の試合展開でしたが、篠田と梅津の力投が光りました。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計
| ジャイアンツ
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 0
| 4
| 0
| 0
| 0
| 0
| 4
| カープ
| 0
| 0
| 2
| 0
| 0
| 0
| 0
| 2
| 0
| 0
| 0
| 0
| 4
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先発の篠田は6回2/3を投げて95球。9安打2四死球ながら、好調ジャイアンツ打線を無失点に抑えこみました。いやもう、毎回ピンチの連続でしたけどね。ピンチでも逃げずに強気に攻めたことが好結果に繋がったと思います。勝ちこそ付きませんでしたが、立派な投球でした。大竹も(以下略)。ただ、2死無走者から8番にヒットを2回も打たれるなど、無駄なピンチが多かったことも確かです。毎度毎度こう上手くいくわけでもありませんし、ピンチを凌ぐことも大切ですが、そもそもピンチを招かないように気をつけて欲しいですね。三者凡退を取れれば、打線のリズムも出てこようというものです。
今シーズン、カープの勝ちパターンを支えたシュルツと永川なのですが、8回に1安打2四球でシュルツが無死満塁のピンチを招くと、交代した永川が内野ゴロの間に1点を失い、更に代打高橋由に逆転3ランを浴びてしまいました。悪いときは悪いシュルツはともかく、今シーズンほぼ完璧な投球を続けていた永川だけにショックは大きかったです。もっとも、考えてみれば無死満塁を抑えろというのも酷な注文ですし、永川だって打たれる日もあります。これまで永川に依存しすぎていた面もありますし、今日に関して言えば、打たれたことよりも、その裏に2点を取り返してフォローできたということを評価したいと思います。
そして4番手の梅津は9回からの3イニングを2安打2四球で無失点。これが大きかった。中継ぎ投手が数多く登場すると、中に1人くらいは調子の悪い人がいて打たれるということはありがちなのですが、1人で3イニングを投げてくれたのはとても助かりました。明日はローテの谷間で、中継ぎ総動員が予想されるだけに、梅津の力投が際立ちます。
打線は9安打2四球で4得点。あんまり相手を攻め立てるシーンも少なく、ちゃんと計測したわけではありませんが、おそらくジャイアンツの方が攻撃時間は長かったと思います。
しかし得点シーンは良かったですね。3回裏は2死無走者から、ヒット、四球、2ベースで2得点。それまでジャイアンツの方が圧倒的に攻めていたのですが、先にワンチャンスを活かしたことで、篠田の投球が楽になったと思います。
次は8回裏。永川がまさかの逆転3ランを打たれた直後に、栗原のタイムリー2ベースと、代打前田の同点タイムリー。完璧な負けムードだったのですが、流石に千両役者でしたね。
今シーズンの順位付けは、まず勝率、次に勝ち数、次に直接対決の勝敗、次に前年度の順位で決定されます。今年カープはドラゴンズに直接対決で負け越しているので、同じ成績ならドラゴンズの方が上位になってしまいます。今日の引き分けでドラゴンズと引き分け数が並んだので、同じ成績に並ぶ可能性が出てきてしまったわけですね。
正直ちょっと痛くはあるのですが、内容的には押されていた試合でしたし、引き分けに持ち込んだだけでも良しとしなくてはなりませんね。なにより、本当に負けちゃうのに比べれば数倍マシです。幸いドラゴンズが負けてまた単独3位となりましたし、前向きに頑張っていって欲しいですね。
高橋建の状態がどうなのかという報道がまったくないのですが、明日の先発は青木高になるんでしょうかね。ブルペンデーなんて言わずになるべく長いイニングを投げて欲しいのですが、一発を打たれやすい青木高だけに不安が募りますね。
それはそうと、今日はRCCのネットラジオで試合を聴いていたのですが、途中から接続がブツブツ切れまくって大変でしたよ。やっぱり聴いている人多いのかなぁ。高橋由の逆転ホームランから、次の回の天谷のヒットくらいまでは空いていたみたいですけどね。カープのピンチのときに切れてつなぎ直してみたら、DVD「ありがとう広島市民球場」のCMで、高橋慶彦のヒットとか、小早川のサヨナラホームランとか、山本浩二の逆転満塁ホームランとかの実況が聞こえてきて、ちょっと焦るんですが。
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