雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 今日、会社をサボって休みを取って、高尾山に登ってきました。
 東京の山と言えば、やっぱり高尾山が一番に挙がろうかと思います。私も一度は登ってみたかったんですけど、何しろ高尾山は世界一登山者の多い山。人ごみが嫌いなので、行くならせめて人の少ない平日だよなぁと思っていました。
 で、今週なんとか休みを取れそうなタイミングがあったので、今のうちにと登ってきた次第です。





 京王高尾山口駅からスタート。駅前にある看板で、改めてルートをチェックします。
 山頂へ至るルートは結構たくさんあるんですけど、初めての高尾山なので、オーソドックスに1号路から上ることにします。



 平日ではありますが、やっぱり登山者は多いですねー。
 ただ、平日なので割と高齢者が多くて、ケーブルカーで途中まで登っていく人が多いようでしたね。
 私はもちろん歩いていきますが。



 1号路は山頂に向かう途中にある、薬王院の表参道になります。このルートは山頂までずっと舗装された道が続いています。この辺りはあんまり、山登り感がありませんでした。
 
 

 道中、路肩にいろんな像が奉納されていました。これ、本当に数が多くて、最初のうちはいろいろと撮影していましたけど、途中からはほぼスルーしていました。



 紅葉もそこそこ綺麗でしたけど、真っ盛りという感じではありませんね。



 てくてく歩いて、ようやくケーブルカーの降り口に到着。
 いや、高尾山って、誰でも登れる簡単な山っていう印象があるじゃないですか。正直、ちょっと甘く見ていたんですけど、ここまで登ってくるの、結構大変でした。
 高尾山口から山頂までは、標高差が大体400m くらいなんですけど、このケーブルカーの降り口までですでに280m くらい登っているんですよね。高尾山に楽なイメージがあるのって、ケーブルカーでショートカットできるからじゃないかなぁ。

 まあその分、この後はそんなに辛いところも無いんですけどね。
 ここからしばらくは割と平坦な箇所が続きます。そして、いろんな店や観光的見所が増えてきて、山登り感はますます減っていきます。

 



 これは根っこがタコの脚のようにうねっている、タコ杉です。

 

 これは六根清浄の石ぐるま。山に登るときに、「六根清浄、六根清浄……」とつぶやきながら登ることは知っていましたけど、こういう話だとは知りませんでした。
 この石ぐるまは、1号路沿いにはやたらたくさん設置されていました。

 

  こんなのとか、こんなのもあります。



 まいどおなじみ、顔出し看板。
 もう、どんなキャラなのか、よくわかりませんね。



 東京都指定の天然記念物、「高尾山 杉並木」です。
 昭和三十四年と四十一年の二回の台風被害によって本数が減ってしまったようですが、現在残っているものは樹齢千年に近いものだそうです。



 薬王院の山門に到着。
 この辺りは完全に、山登りではなく、観光モードです。

 

 山門を守るのは、四天王のうちの二人、増長天と持国天です。

 



 高尾山といえば天狗も有名ですね。



 こちらは十二神将を十二の方位に配置した方位塔。



 北島三郎の歌碑も。もうなんでもアリですな。





 いろいろ盛りだくさんでめんどうくさくなってきたので、薬王院の本堂から奥の院を通って、一気に山頂へ。高尾山口駅から、およそ1時間くらいでした。



 頂上の広場から西を見ると、富士山を大々的に拝むことができます。
 待ってろよ、来夏にはかならず登頂してやる!



 おそうじ小僧。
 なんなんだろう、これ。

 

 本当は山頂で昼食にするつもりだったのですが、予定より早く着いてしまったので、山頂の周囲をぐるりと回る5号路を歩くことにします。
 1号路はずっと舗装路だったので、やっと土の上を歩けるということで、ちょっと嬉しかったです。 





 高尾山には、道の端にこんな感じの看板がたくさん立てられており、高尾山の動植物について学ぶことができます。



 高尾山から小仏城山、景信山、さらには陣場山へと縦走することもできます。
 小仏城山くらいなら往復できそうな気もするのですが、それはもう少しレベルアップしてからですね。
 なお、台風19号の影響で、一部通れなくなっている箇所もあるようです。高尾山内のルートも最近までは一部不通箇所もあったようですが、今は全ルート通ることができます。





 下りは4号路から。
 笑い事じゃないですけど、Slippery の危険標識がちょっと面白いです。



 ああ、普通の山道だ。良かった、山歩き感を感じられる。

 1号路はほぼ真っ直ぐ登ってきているのに対し、4号路は結構迂回する感じで、まあまあ距離があります。でも下りなので、さほど苦労もせずすいすいと降りていきます。

 

 4号路の名所、つり橋です。

 4号路は、山門の手前辺りで1号路に合流します。
 ここから2号路の北ルートへ進もうと思っていたのですが、その分岐路が見つかりませんでした。
 仕方が無いのでそのまま1号路を下っていたのですが、代わりに2号路の南ルートへの入り口を発見。ついでにそこから琵琶滝経由でふもとに下りられるようなので、そのルートで帰ることにしました。

 

 琵琶滝へ下りるルートは結構急だし、岩が露出しているところも多いです。
 登山仕様じゃない普通の服装の叔母様たちとも多くすれ違いましたけど、ここ登るのは大変じゃないかなぁ? 私は下るだけなんで楽でしたけど。

 

 琵琶滝に到着。
 滝自体はそんなに感動的なものでもありませんでした。

 琵琶滝を通り過ぎると、6号路に合流。ふもとはもうすぐです。



 最後の観光ポイントは、岸壁に掘られた穴の中にいるお地蔵様。
 暗くてわかりにくいんですけど、右の穴の中にもちんまりとしたお地蔵様がいらっしゃいます。



 ケーブルカーの登り口まで戻ってきて、ようやくゴールです。



 初めての高尾山でしたが、確かに観光地化されていて安心して登れる山ですけど、そこまで楽な山という感じでもありませんでしたね。がっつり登ろうと思えばがっつり登れ、それなりに歯ごたえはありました。

 ただ、今回は1号路を登っちゃった為に、山登り感が大きく削がれてしまったのが残念ポイントです。降りてきた4号路だけじゃなく、今回は通らなかった3号路や6号路、稲荷山コースなどのしっかりとした山道もありますので、また次の機会を見つけて他のルートも登ってみたいですね。



コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« 網代弁天山&... 記事一覧画像一覧フォロワー一覧フォトチャンネル一覧 金比羅山&戸... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。