雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 この前の日曜日、網代弁天山から金剛の滝を経由して、今熊山に登ってきました。

 本当なら疲れる趣味は土曜日にやっておいて、日曜日は完全休養に宛てたいところなんですけどね。でも、金曜日まで普通に仕事していて、土曜の朝から山登りというのも、それはそれでキツかったりするんですよね。理想はやっぱり、三連休の真ん中ですかね。
 あと、先週は木曜日までずっと雨だったので、足場が悪くなっている可能性を考えて一日延ばしたという理由もあります。



 JR武蔵増戸駅からスタートして、まずは網代弁天山へと向かいます。
 地図でルートを確認すると、小さめの橋を渡って登り口へ行くことになるんですけど、その橋は通行止めになっているようです。仕方が無いのでちょっと迂回していきます。



 登り口にあった案内図です。山頂へ向かう前に、まずは貴志鴨神社、そして弁天洞穴へ行ってみます。



 なんか年代モノの案内板が……。





 しかし、貴志鴨神社の社殿は、小ぢんまりとしていますが、最近改修されたらしくとてもきれいです。




 神社のそばには弁天洞穴があります。



 暗くてわかりにくいですけど、洞穴の中には何体かの仏像(?)が安置されています。
 web 上で他の人の網代弁天山の登山記録を調べてみたら、洞穴の中に入ってみた人たちも結構いるみたいですね。あそこ、入ってもよかったのか。まあ、あんまり入る気もしませんでしたけどね。

 網代弁天山の山頂は、この弁天洞穴のすぐ上です。この日は先に登頂していた団体さんの声が、洞穴付近にもワーワー聞こえてくるくらいの距離です。



 網代弁天山は標高292m。登山口からおよそ20分。あっという間に登ってきてしまいました。



 しかし、高さこそありませんが、山頂からの眺望は開けており、都心の方までよく見えます。
 ただ、あまり広くない上に、団体さんがいてあんまりのんびりできなかったので、早々に次の目的地である、網代城跡のある城山を目指します。



 網代城山は弁天山のすぐ隣にあり、およそ15分ほどで到着しました。
 この城は、地侍たちが近隣の農民を束ねて結成していた南一揆という武装集団が利用していたようです。しかし、先日訪れた滝山城に入っていた北条氏照によって南一揆は解体され、以降は滝山城の支城となったのです。
 実はそこまで深くは考えていなかったのですが、滝山城、網代城と、最近訪れた城がどちらも北条氏照関連のものでした。やっぱり歴史は点じゃなくて、線でつながってくるとがぜん面白くなってきますね。氏照といえば八王子城もありますので、そちらも近いうちに行ければなぁと思っています。



 標高は331m と弁天山よりも高いのですが、周りは木が生い茂っていて、眺望はほぼありません。
 堀とか土橋とかの遺構もあるようなのですが、ここにも団体さんが陣取っていたので、さっさと下りてきてしまいました。





 一旦人里まで下りてきて、都立小峰公園で昼休みです。





 小峰公園は、またの名を「小峰ふれあい自然郷」といい、豊かな自然と触れあえる公園となっています。

 次の目的地へは、小峰公園を通り抜けて行く予定だったのですが……。



 公園内でありながら、割とハードな登りが待っていました。なんなんだ、この延々と伸びる長い階段は。
 後で調べてみたら、この小峰公園内だけでも100m 以上の高低差があるようです。完全に油断してた……。



 へとへとになりながら長い階段を登りきった後は、左手に新多摩変電所を眺めながら、しばらく尾根沿いのルートを進みます。



 尾根沿いを歩くのっていいよね。アップダウンはそれほどきつくないのに、山歩き感はたっぷり味わえるから。

 しばらく行った後、沢へと降りていって、金剛の滝を目指します。





 川原を進むと滝が見えてきます。ちょっと小ぢんまりしているのですが、こちらは金剛の滝の雌滝となっています。



 雌滝の隣には洞穴があり、そこを潜り抜けると……。



 金剛の滝の雄滝が出現します。
 今写真を見るとややしょぼく感じますけど、それは撮影技術の問題です。先日まで雨が続いていたためかかなり水量もあって、見ごたえのある立派な滝でした。しばし時を忘れて、激しく流れ落ちる滝に目を奪われます。



 そこからさらに上へ登っていく階段もあったのですが、少し行ったところで通行止めになっていました。



 次は今熊山を目指します。

 今熊山は標高505m。金剛の滝からの標高差は200m とちょっと。ここの登りが本日のハイライトです。2山目ということもあって脚にもかなり疲労が溜まってきています。
 ただ、それほど距離がないのが救いです。部分的に急な坂もあってちょこちょこ休憩しながらではありましたが、およそ30分ほどで山頂に到着しました。







 山頂には今熊神社があります。
 今熊神社って山頂じゃなくてもっとふもとの方じゃなかったっけ? と思ったのですが、どうやらここにあるのが本殿で、ふもとにあるのは遥拝殿だそうです。



 ちょいと撮影に失敗していますけど、山頂からは里山の風景がよく見えます。



 今熊神社的には表参道にあたる方へと下山していきます。
 金剛の滝方面の裏口より道幅は広めなのですが、岩が露出している箇所が多かったり、階段の段差が大きかったりで、必ずしもこちらの方が歩きやすいとは言えないかと思います。



 今熊神社の遥拝殿に到着したところで、この日の山登りは終了です。まあ、ここから武蔵五日市駅まで、40分くらい歩くんですけどね。



 網代弁天山でちょっと足慣らしをしてから、小峰公園と今熊山でがっつり山登り。途中、金剛の滝というリラクゼーションスポットもあり、なかなか良いハイキングコースでした。
 小峰公園から今熊山にかけては、今の私の実力からするとちょうど良いレベルの山だったので、今後の山登り計画を立てるにあたり、ひとつの基準になりそうです。

 今回利用した五日市線沿線には、他にも駅から歩ける山が幾つかあります。もっといろんな方面に出かけるのもアリなのですが、この路線にも慣れてきたので、この冬は五日市線の利用を多めにしていこうかと思います。



(おまけ)



 網代弁天山上り口付近にいた、飛び出し注意の看板。
 こういうの、久しぶりに見たような気がする。



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