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 Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Shadow of Death」のキャンペーン「Unholy Alliance」のシナリオ7「Wrath of Sandro」をプレイしました。



Wrath of Sandro

Wipe out all invading forces to win the scenario. However, if Sandro is defeated in combat, the scenario is lost. Sandro is limited to level 40 but will carry his experience, skills and spells on to his next scenario.


 ここまではGelu、Gem、Crag Hack、Yog のサイドから物語を進めてきましたが、ここにきてまたSandro の主役シナリオですか。このキャンペーン、長びきそうですなぁ。

 マップサイズはS。チームカラーはRed で、敵はBlue とGreen のふたつ。難易度はデフォルトのExpert でプレイします。
 シナリオ開始前に、+3 Spell Power か、+3 Knowledge の、どちらかひとつを選択します。Knowledge は低すぎると困りますが、一定値以上あるのなら、多少値が変わってもそれほど影響はありません。一方のSpell Power は、大きければ大きいほど役に立ってくれます。この時点で、Sandro のSpell Power は11、Knowledge は10ですので、ここは+3 Spell Power を選択します。

 まずはSandro の独白から物語は始まります。

Four very brave but foolish heroes have entered my realm. They seek to dissuade me from invading Erathia and AvLee with their combined forces. However, I welcome their intrusion, for my undead armies could use more recruits. I shall harvest these heroes, and they will pay for their impudence with their eternal souls.

 そしてゲーム開始後、以下のメッセージが届きます。

Heroic deeds from some AvLee Rangers and a few Barbarians working out of Erathia wiped out the oposition to Finneas Vilmar's ascension to the throne. With this lucky turn of events he was quickly crowned, and you are now set upon the task of taking out the enemies who have invaded. Spies are already placed in the opposing armies to find out what you can.

 とても勇敢で、そして同時にとても愚かな4人の者たちがDeyja 領内に侵入し、Sandro の企むErathia およびAvLee への侵略を止めようと画策しています。しかしSandro はこの事態をも好機と捉えているようです。AvLee やErathia におけるGeluやBarbarian たちの活躍によって、Sandro が担いでいるFinneas のライバルたちが力を失い、自動的にFinneas がDeyja の王座に就き、戦う準備がしっかりと整っているからです。既に敵軍にスパイは放たれています。この闖入者たちもSandro にとっては、新たなアンデッド軍団の材料にしか見えないのでありました。



 こちらの本拠地はマップ南東部にあるNecropolis。Hero はSandro ひとりだけです。
 このシナリオでも、Sandro は倒した敵をLich として召還することができる凶悪Artifact・Cloak of the Undead King と、戦闘開始時に敵にSlow、Curse、Weakness、Misfortune を振り掛けるArmor of the Damned を所持していますので、野良Creature 狩りでガンガン軍勢を増やしていけば戦闘面は楽勝なんじゃないかと思います。
 しかしSandro はLevel 25 の高レベルNecromancer でありながら、何故か呪文をすっかり忘れてしまっています。戦うにしても先立つ軍勢がある程度は必要なので、序盤はそれなりに苦労しそうですね。View Earth もView Air も使えやしません。とほほ。



 4日目にスパイからもたらされた情報によると、Blue とGreen は既に同盟を結んでいるようですが、Erathia、AvLee、Krewlod の3ヶ国混成部隊であるため、士気は必ずしも高くないようです。異なる種類のCreature が混ざっていると、士気が下がってしまうという、HoMM III のルールに基づいているわけですね。そう上手く行ってくれるといいのですが。

 そして敵Hero ついての情報も、順次もたらされてきます。
 一人目はSandro への復讐に燃える、Crag Hack。その怒りっぷりを聞いて、Sandro は思わず笑みをこぼしてしまいます。しかし彼はErathia におけるDeyja の侵攻を食い止めて、Statue of Legion を奪い返すという働きをしているように、けして油断のできる相手ではありません。
 二人目は、これまたSandro の“旧友”のGem です。彼女はLord Fayette とその軍団を打ち破っています。Fayette はせっかく良いDeath Knight に仕立て上げることができたのに、なんてもったいない! 彼女はEthric に手紙を送り、Sandro の居場所を教えてもらっているはずです。Gem はきっと、すてきなLich になってくれるに違いありません。
 三人目は、猪突猛進なCrag Hack の手綱を引いているBarbarian・Yog です。Sandro はYog とは面識がありませんが、スパイの調査により、Yog はGenie の血を引いていること、元Wizard であるということ、そしてAngelic Alliance について何度か言及していることを割り出します。Yog がこれまで何をしてきたのかということはあまりSandro の興味を惹かなかったようですが、Angelic Alliance というArtifact については興味津々のようで、後でしっかりと調べておくよう心に留めてSandro なのでした。
 そして四人目は、赤い髪を持ったアルビノのハーフエルフ・Gelu です。彼は特殊部隊の一員で、Sandro が送り込んだLord Falorel(正確には、Lord Falorel に化けていたVampire、ですが)の死を調査していた人物です。これはSandro にとって、厄介な存在になるかもしれません。



 幸いなことに、早い段階でDeath Ripple の呪文を覚えることができたので、これを頼りにして野良Creature 狩り。そしてLich を増やして、戦う態勢を整えていきます。

 周囲を探索していると、町の近くにあったTwo Way Monolith からBlue のHero がやってきました。こちらもある程度Lich が溜まってきており、なんとか勝てそうなくらいの相手なのですが、今のところ軍備の補充は戦闘によるLich の収集だけで賄っているので、町にはそれほど依存していないんですよね。町を失って1週間経過したら負けてしまうのでそれだけは避けなくてはなりませんが、現在のところ、町にはそれほど固執しなくてもいいのかもしれません。
 しかしBlue は積極的には攻めてこず、鉱山をちょこちょこ荒らす程度。それならばさっさと退治した方が良いかと思ったのですが、しかしBlue に続いてやってきたGreen のHero が強かった。



 うわ、これは無理。Black Dragon には呪文が効かないので、頼みのDeath Ripple も意味がありませんし、その他の小手先の誤魔化しも通用しません。本拠地を放棄して他の町を攻撃しに行こうかとも思いましたが、このHero、Dimention Door まで駆使して追いかけてきます。
 うーん、これ、ちょっと詰んだかもしれません。まだまだ序盤なので、一旦投了してやり直すことにします。





マップが狭いのでやれることはあまり多くありません。方針としては、なるべく早くLich をかき集めるということですかね。町では軍の増強よりもMage Guild の建設を優先させて、Sandro 単独での強さを求めるべきなのかもしれません。

 そんなわけで再プレイ。マップが狭いので、追い詰められるとどうにもなりません。ある程度動き回らないと仕方がないですね。
 攻められる前に攻めようと、最初の町の周囲を探索した後、敵が通ってきた南西にあるMonolith を通って地下へと潜ります。地下はそれなりに広そうなのできちんとした探索はしていませんが適当に進み、北西部にあったMonolith をくぐって地上北西部にあるBlue の領土へ。近くにBlue のInferno があり、守備が手薄だったのでそのまま攻略してしまいました。
 しかしすぐにBlue のHero がやってきて、あっという間に奪い返されてしまいます。Blue のエースとは、まだまだ戦力差があるようです。うーん、Blue はちと強すぎるなぁ。
 仕方がないので今度はマップ北東部へと移動して、Green のNecropolis を攻略します。しかしここも、町を守りきるというよりは、敵の様子を見ながらうまく立ち回って、戦いながら少しずつでも戦力を増強していくしかないのかもしれません。って言うか、そもそも町で金を払って兵士を雇用するよりも、敵に町を与えて兵を雇わせ、しかる後に戦闘でぶちのめしてこちらのLich として利用する方が効率が良いような気もしますしね。



 26日目のこと。図書館に篭っていたSandro は、Angelic Alliance がどんな力を持っているのかを調べていました。文献によれば、Angelic Alliance は6つのパーツによって構成されており、3つの異なる種別のCreatureが同じ軍にいたとしても士気が下がらないという力を持っているようです。
 眼前の敵たちにすれば、必ずしも最重要で入手しなくてはならないものではありません。Sandro にとってもちと微妙な能力だと思うのですが、これを入手するチャンスは充分にありそうです。

 そして26日目に、どうやら敵を蹴散らせたとしても、敵のリーダーを捕まえることはできないだろうということがはっきりしてきました。彼らはDeyja の国境の外へと退却していくでしょう。
 とは言え、それはさほど重要ではありません。Sandro はそれらと、Antagarich の残りの部分も征服してしまうでしょう。すぐに、そう、すぐに。この世界を征服する日も近いでしょう。



 敵のエースは避けて、とにかく弱いヤツをどんどん叩いていきます。
 こちらはLich/Power Lich がメインなので打たれ弱いのが難点なのですが、数が増えてくればなんとかカバーできます。Lich ほど簡単に数を増やすことはできませんが、Dread Knight やGhost Dragon なども入れて補いつつ、ガンガン戦っていきますよ。

 戦いながら地下の探索も進めていきます。地下のど真ん中にはBlue のDungeon がありました。このシナリオの町は全部で4つですかね。敵はErathia、AvLee、Krewlod かと思っていたのに、結局Necropolis、Dungeon、Inferno の3種類とはどういうことでしょうか? 今戦っているのって、Gelu たちとは関係ないヤツらだったの?

 そうこうしている間にPower Lich もかなりたまり、Sandro もだいぶ強くなってはきたのですが、いかんせん敵Hero の数が多すぎます。とりあえず青と緑のどちらかに、さっさと潰れてもらうことにしましょう。
 ターゲットは、比較的弱そうなGreen です。Green の町を優先的に攻撃していくことで、町の数をBlue 3、Red 1、Green 0 とすることに成功しました。Green は同盟しているBlue を攻めることはできないので、後はこちらの町を守りきればOKです。既にGreen にはこちらを攻める余力は残っていなかったのですが、戦いに出たいのをぐっとこらえて1週間は町の防衛に徹し、無事にGreen を滅亡させることに成功しました。



 現在3ヶ月目の第2週。普通に戦っていけば、Blue もなんとかなりそうです。
 敵はHero の人数が多い上に、Dimension Door でぴょんぴょん飛び回るので、Sandro ひとりではなかなか追いつきません。ちょうどTavern に、元は敵だったLevel 25 Death Knight がいたので雇用し、Sandro のPower Lich 軍団の一部を渡して、主にNecropolis の防御にあたらせます。
 おかげでSandro は安心して(というほどでもありませんけど)攻撃に専念することができます。Dimension Door のせいで追い込むのに苦労しましたが、2面作戦でどうにか封じ込めることに成功します。ひとつひとつ町を奪っていき、すべて奪取。最後に残った敵Hero を地下のはずれに追い詰めて倒し、シナリオクリアとなりました。





 クリア日数は2ヶ月と3週間と6日で83日。序盤は苦労しましたけど、やっぱりCloak of the Undead King は反則ですね。しかし序盤から戦力差のあるキャンペーンならではの苦しさを相殺するためには、これくらいの力があってもいいのかもしれません。って言うかこのシナリオ、全体的に見ると結構戦闘面でのバランスが良かったような気がします。Mサイズくらいだったら完璧だったかも。

 ああ、そうそう。敵の士気低下は、それほど多かったとも思いませんでした。大体、混成部隊になっていないと意味ありませんしね。



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