福岡に移動して迎えた日本シリーズ第3戦は、1、2戦とは打って変わって、激しい点の取り合いとなりました。しかし、終盤の追い上げも及ばず、カープはシリーズ初黒星です。
惜しかったー。でも、どちらかと言えば、もったいなかったー、という印象の方が強かったですかねー。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計
| カープ
| 0
| 0
| 0
| 0
| 1
| 2
| 0
| 5
| 0
| 8
| ホークス
| 0
| 0
| 0
| 2
| 2
| 4
| 1
| 0
| x
| 9
|
カープ先発の九里は4回1/3、73球を投げて6安打2四球4奪三振で4失点(自責点3)。3回まではすごく良かったんですけどねー。4回は連続四球から2失点。5回はメヒアのエラーも絡んで2失点。打たれた打席も含めて、投球自体は悪くなかった思うのですが、四球とかエラーとか、悪い形で傷が広がったのがもったいなかったです。
つーか、途中まで気付かなかったんですけど、今日はファーストメヒアで、DH松山だったんですね。てっきりメヒアがDHかと思っていました。まあ、どちらのファースト守備がマシなのかは、よくわかりませんけれども。
そしてもう一人、もったいなかったのが、6回裏に登板した3番手の岡田。松田、上林といい形で抑えながら、その後連打を許し、柳田にタイムリー内野安打を打たれた後、デスパイネに痛恨の3ランを浴びてしまいました。
岡田もすごく調子良さそうだったんですけどね。柳田の内野安打もボテボテの打ち取った当たりでしたし。アンラッキーな部分もありましたけど、1点差に迫った直後の4失点だっただけに、(この後カープの猛追があったとはいえ)試合の流れを決定付けるイニングとなってしまいました。
九里の失点も、岡田の失点も、1、2戦目までにはなかったようなケースだったんですよね。やっぱりホークスの本拠地ということで、微妙に流れがホークス寄りになっちゃっているんですかね。
打線は16安打3四球で8得点。常に先手を取られる厳しい展開だったのですが、ちょこちょこと追い上げて、8回には一挙に5得点で1点差。9回も2死1、3塁まで行ったのですが、後一歩及びませんでした。
今日目立ったのは、共に2本塁打を放った誠也と安部。しかしそれだけではなく、松山、野間、会澤、途中出場のバティスタといった下位打線の面々がマルチ安打を放ち、いいつながりを見せてくれました。
ただ、序盤、必ずしも良いとは言えなかった、ホークス先発のミランダを崩せなかったのが痛かったですね。特に3回表は、1死満塁という大チャンスだったのですが、菊池、丸が連続三振で、流れを失ってしまいました。
やっぱり気になるのは、今日は5打数無安打4三振だった丸ですね。今日は下位打線ががんばったので8点取れましたけど、どっかで丸が打ってくれていれば、逆転まで行けた可能性もあったかと思います。
短期決戦で調子の良い選手を優先的に起用すべきだといっても、今シーズンの活躍を見れば、丸を外すという選択は絶対に取れないと思います。だとすれば、やっぱり丸に当たりが戻らないと、いろいろとキツくなってきます。丸が打てるかどうかが、この日本シリーズの運命を分けることになるのかもしれません。
まあ、これでまだ1勝1敗1分の五分に戻っただけなので、それほど悲観する必要も無いかと思います。終盤の追い上げもあり、必ずしも一方的に流れを持っていかれたわけでもありませんしね。
明日の先発は野村と東浜。野村はシーズン終盤あまり良くなかったけど、クライマックスシリーズも投げていませんし、ここまでどう調整してきているのか、ですかね。どんなピッチングを見せてくれるのかは現時点では読めませんけど、しっかりとこの大舞台に合わせてくれていることを期待したいです。野村お得意の、6回2失点くらいで充分なんですけどね。
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