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 7月10日は、ウルトラマンが始めてブラウン管に登場した日ということで、ウルトラマンの日となっています。ウルトラマン第1話は7月17日なのですが、その前の週の、本来ならウルトラQの第28話はが放送されるはずの日に、杉並公会堂で行われたイベント「ウルトラマン前夜祭」の様子が放送されたのです。
 と、いうわけで、ウルトラマンの日にちなんで、バンダイのスーパーファミコン用ソフト「ウルトラマン」をプレイしました。






 大宇宙、怪光を放って飛ぶ青い玉と、それを追う赤い玉。ビートルでパトロールしていた科特隊のハヤタ隊員は、地球に侵入したこの青い玉を追跡した。
 だが、続いて現れた赤い玉にビートルは衝突。ハヤタを乗せたまま墜落し、爆発炎上してしまったのである。
 燃え盛る炎と、残骸の中で横たわるハヤタ。その身体が突然フワッと浮かび上がると、赤い玉に包まれ始めた。
 赤い玉の中、ハヤタは意識の底から問いかけた。
「おい、誰だそこにいるのは。君は一体何者だ」
「M78星雲の宇宙人だ」
 宇宙人は、ハヤタと一心同体になり、地球の平和の為に働きたいと、ベーター・カプセルをハヤタに渡した。
 青い玉となって地球に侵入したベムラーが、その姿を現した時、M78星雲の宇宙人からその命を託されたハヤタ隊員は、ベーター・カプセルで宇宙人に変身した。
 マッハ5のスピードで空を飛び、強力なエネルギーであらゆる敵を粉砕する、不死身の男となったのだ。
 ベムラーを倒した宇宙人を、ハヤタはウルトラマンと名付け、平和を乱す怪獣や宇宙人との戦いが始まった。
 それ行け! 我らのヒーロー!!


「ウルトラマン」マニュアルより




 オープニングに流れるのは、もちろん主題歌「ウルトラマンの歌」です。









 オリジナルと同様、本作に登場する怪獣のシルエットが次々に登場します。ゲーム中のグラフィックを流用しているので、ちょっと小さい&文字にかかって若干見辛いのが残念ですね。もっとババーンと、大きめに表示してくれて良かったのに。
 あと、どうせなら、マーブル模様が回転してウルトラQの文字が出現するところからやって欲しかったんですけどね。あの処理、流石に大変ですかね。



 最初の相手は宇宙怪獣ベムラー。第1話に登場する怪獣ですから、妥当な人選ですね。







 前振りは特に無く、いきなりウルトラマンに変身です。



 ゲームはウルトラマンを操り、1vs1で怪獣と戦い、倒していく、アクションゲームというか、格ゲーみたいな感じです。本作にはストーリーっぽいものは特に提示されません。ただひたすら、怪獣と戦っていくのみです。
 画面下部にはウルトラマンと怪獣の体力ゲージが表示されています。キック、パンチ、チョップ、投げ技などを駆使して、怪獣と格闘。攻撃をヒットさせると、相手の体力ゲージが減少していきます。



 ウルトラマン、怪獣共に、体力ゲージは時間と共に少しずつ回復していきますが、ウルトラマンには3分間という時間制限がありますので、あまりのんびり戦っているわけにもいきません。……と、思ったけど、格ゲー的な感覚で言えば、180秒って結構長いよね。



 中央の光線技ゲージは、時間と共に上昇していきます。それに応じて、スラッシュ光線、アタック光線、ウルトラスラッシュ(八つ裂き光輪)、スペシウム光線と、より強力な光線技が使えるようになります。
 ゲームで使えそうな代表的な光線技は押さえていますね。ただ、設定上ウルトラマンの最強技であるアタック光線が、スペシウム光線よりも弱くなってしまっているのが残念ポイント。ツメが甘いというか、なんというか。ウルトラマン大百科的な本だと、スペシウム光線が一番最初に大きく紹介されて、アタック光線や八つ裂き後輪なんかはその他大勢みたいに見えることが多いから、仕方がないんですかね。





 相手の体力ゲージを0まで下げてから、スペシウム光線をぶち込めば勝利です。スペシウム光線以外の技では、とどめを刺すことはできません。本編では、アタック光線や八つ裂き光輪など、さらには投げ技なんかでとどめを刺している怪獣もそれなりにいるのですが……。まあ、ゲーム的にシンプルにするには仕方がないのでしょうか。







 怪獣を倒したウルトラマンは、颯爽と去るのでありました。



 登場する怪獣は全部で10体。マニュアルには最初の6体までは記載されていますが、最後の4体は一応隠されています。まあ、紹介文で大体わかるんですけどね。
 ただ、明かされている6体は普通に紹介されているのですが、シークレットの4体については、なぜか一人称で、怪獣が自ら語っている風になっています。メフィラス星人(多分)ならまだしも、一人称が“俺”で自分語りするゼットン(多分)とか嫌なんですけど。



 2体目はテレスドン。2体目以降の怪獣は、特に放映順とは関係ありません。アタック光線のこともそうだけど、このゲーム、どうも微妙に神経が行き届いてない感じがあるんですよね。



 あ、負けた。
 ウルトラマンの体力ゲージが0になると、ウルトラマンは倒れてしまいます。
 テレスドンはしっぽを振り回して攻撃してくるので、近づく前に結構打ち落とされちゃうんですよね。ベムラーよりも、明らかに攻撃の手数も多くなっていますし。



 残機があればゲームを続けられますが、残機がなくなるとゲームオーバーとなります。ただ、ウルトラマン本編の最終回のように、ウルトラマンが光を失って倒れているという演出がなされているので、残機がなくなって本当にゲームオーバーになったときよりも(戦闘画面でウルトラマンが倒れたまま、画面に「GAME OVER」の文字が表示される)、ゲームオーバー感が強いですね。





 3体目はジャミラ。背後に見えるのは、ジャミラが襲撃しようとした国際平和会議場です。



 本編のジャミラはウルトラ水流を受けて倒されるのですが、このゲームにはウルトラ水流は存在しません。なので、ジャミラもスペシウム光線で倒すことになります。だから、何故こうも、細かくツボを外してくるのか……。



 ジャミラ回は特殊ED です。まあ、ゲーム中ではストーリーの説明は特にされないので、本編を知らないとなぜこの画像が表示されるのかわからないんですけどね。



 4体目はブルトン。なぜ、こんなに格ゲーに向いてなさそうな怪獣をチョイスしてしまったのか。その心意気は買いたいところですが……。





 ウルトラマンの動きを止めてしまう光線を撃ってきたり、攻撃しようとするとワープして逃げたり、戦いにくいことこの上ないです。ある意味、原作をよく再現しているとも言えますけど、ゲームとして面白いかというと、ちょっと……。



 ちょっと難しかったので、難易度をEasy に下げて再挑戦。ついでに攻略サイトで戦い方をちょっと研究して、急降下キックやバリアなどを多用していきます。













 EASY だと敵の攻撃の手数がかなり少なくなるので、どうにか最後のゼットンまで倒すことができました。真横から見たゼットンのシルエットがちと間抜けですね。ゼットンは個人的にもっとも好きなウルトラ怪獣なだけに、ちょっと悲しいです。
 EASY でクリアしたので、NORMAL に再挑戦してみたのですが、やっぱりブルトンに勝てませんでした。あいつのぐるぐる回る攻撃がどうしようも無いんだよなー。まあ、EASY でクリアしたことで満足しておきましょうか。

 このゲーム、相手との攻防を楽しむというよりも、怪獣ごとに攻略法をみつけて、弱点を突きながら戦っていくというのが、正しい楽しみ方なんでしょうかね。検討外れの攻撃をしていると、何度でも跳ね返され、反撃され、あっという間にボコボコにされてしまいますよ。
 そう考えると、いろんな特徴を持った怪獣たちと戦い、そのほとんどを初見で撃破していったウルトラマンの戦いぶりがいかに凄かったのか、このゲームを通じて感じられますね。





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