行ってきました神宮球場。白状しますが、8回終了時点では負けたと思っていました。それが、まさかまさかの大逆転勝利。個人的に、観戦試合ではもっとも興奮した試合となりました。
あぁ~、新井さん、最高なんじゃー!
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計
| カープ
| 0
| 0
| 0
| 1
| 0
| 0
| 2
| 0
| 6
| 9
| スワローズ
| 2
| 0
| 0
| 2
| 3
| 0
| 1
| 0
| 0
| 8
|
8回終わって5点のビハインド。誰がどう見ても、絶体絶命。それを一気に振り払ってくれたのが、9回表の猛攻です。
この回から登板した小川に対して、まずは先頭のバティスタがレフトスタンドに突き刺すソロホームラン。ここまでは、最後に一矢報いたし、また明日頑張ろう、くらいの感じだったのですが、1死から菊池が高く打ち上げた打球がスタンド最前列に飛び込んで3点差になったあたりで、もしかして感が広がってきました。
丸の四球の後、鈴木誠也が凡退して、そうそう上手くはいかないよなぁなんて思いながらも、松山のタイムリー2ベース、西川の内野安打で何とか命脈をつないで迎えたのが代打新井です。全カープファンの期待を乗せた打球はセンターバックスクリーンに飛び込む、逆転3ランとなったのでありました。もうね、スタンド総立ち。打ってくれと願ってはいましたが、まさか本当に打ってくれるとは。新井さん、最高なんじゃー!
しかしながら。
打線は15安打4本塁打に3四球で9得点。これだけみると、打線爆発と言う感じに見えます。ただ、8回までに絞って言えば、10安打1本塁打2四球で3得点。ちょこちょこチャンスはありながら、なかなか物にできないイマイチな展開だったんですよね。特に4番の鈴木誠也が今日は5タコ。9回の大逆転はすごかったけど、鈴木誠也がもっと早い段階から打ってくれていたら、もっと楽に戦えたはずなんですよね。
先発の戸田は5回94球を投げて、8安打4奪三振で7失点。劇的逆転勝利の、裏の立役者となってしまいました。ジョンソンともう一人、先発に左腕がいてくれると本当に助かるのですが……。せっかく先発ローテ入りのチャンスだったのに、オールスターでまたローテが再編されますし、またしばらく出番は無くなりそうですね。
2番手の九里は2回を投げて1安打2四球で1失点。Max145km/h でしたかね。内容的にも結構良さそうに見えたのですが、2点返した直後に、四球でランナーを溜めてからの犠牲フライと言うのはいけませんでしたね。九里もここでがんばっていれば先発復帰の芽もあると思うのですが、なかなかしっかりとしたところを見せてくれませんね。
3番手のジャクソンは1回を無安打無失点。下位打線相手とは言え、しっかりと抑えてくれました。今はセットアッパーを外されていますが、元々力のある投手です。1回をきちんと抑えてくれるなら、後ろのやり繰りが楽になりますね。
9回に1点を勝ち越した後、最後に投げたのは今村。大逆転を演じながら、まだ1点リードでしかなかったので、これで再逆転とかされたら目も当てられないところでしたが、三者凡退で荒れた試合を締めてくれました。セーブのつく場面ではなかなか三者凡退で抑えることが少ないのですが、今日は安定していましたね。ちなみに、今村は9回表の3点ビハインドくらいの時点で、既にブルペンで準備していました。その段階でもまだ出番がある可能性はかなり低かったと思うのですが、プロはやっぱり怠り無いですね。
野球はこういうことがある、そして、カープはこういうことができる力がある。それはわかってはいましたが、やはり目の前で見せられると、喜びも一入ですね。すばらしい試合でした。新井さんは最高でしたが、最高の試合と言えるかは……、どうですかね? 4番が打って、先発がびしっと抑えてくれた方が、最高の試合と呼ぶにはふさわしいかもしれませんね。
すごかったし、興奮したし、猛烈に楽しかったけど、やっぱり横綱相撲でがっちりと勝ってくれたほうがありがたいですね。
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