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 実際にプレイしていたのは5月くらいなのですが、「魔導物語 超きゅーきょく大全 ぷよぷよ入り」に収録されている、「魔導物語1-2-3」をプレイしました。



 先に「魔導物語 EPISODE II CARBUNCLE」をプレイしていたので、自然な流れで「魔導物語1-2-3」に手を出してみました。

 「魔導物語1-2-3」はMSX2 版とPC-9801版があるのですが、まずは先に出たMSX2 をプレイします。マニュアルに載っている序盤の地図を見る限り、この2作はマップが異なっているようですね。他にも、MSX2 では敵のグラフィックがデフォルメ系なのに対して、PC-9801ではリアル寄りになっているなど、それなりに違いもあるようです。

 「魔導物語1-2-3」は、「魔導物語1」、「魔導物語2」、「魔導物語3」の、短めの3つのシナリオで構成されています。前のシナリオからキャラクターをコンバートすることができるので、順番にプレイしていくのが正道です。ただ、それぞれシステムディスクが別々なので、やろうと思えばどのシナリオからでもプレイすることができます。
 ちなみに、「魔導物語1-2-3」は、「まどうものがたり いっちょうめ にばんち さんごう」と読みます。

 システム的にも大体「CARBUNCLE」と同じ。ライフや魔導力はじめ、ステータス類はゲーム中一切表示されないので、主人公の話すあいまいな言葉から、なんとなく推測するしかありません。



 変更点としては、オートマッピングの存在ですね。移動した地点は自動でマップに記載され、いつでも参照することができます。
 あとは、拾ったアイテムが不確定名になっていることでしょうか。そこまで意味のあるシステムでもないと思いますけどね。







 魔導物語1 は、主人公が魔導幼稚園の卒園試験に臨むというストーリー。魔導幼稚園の遊び場にだーんと建っている塔に入り、3つの魔導球を入手するのが目的です。



 このシナリオは、比較的オーソドックスなダンジョントライアルですかね(塔だけど)。
 ただ、難易度が低いわけではなく、しっかりとギミックを把握しないと苦労することになります。



 なお、まだ幼年期なためか、このシナリオのスタート時点では、アルルは魔法を基本的なものしか覚えていません。レベルアップしたり、アイテムを入手したりすることで、色々な魔法を徐々に学習していきます。
 ただ、魔力が少ないため、魔法をホイホイ使っていると、結構魔力切れを起こしやすいです。「CARBUNCLE」と比べてレベルアップの頻度が少ないので、回復アイテムを計画的に使っていく必要があります。





 魔導物語2 では、主人公は古代魔導スクール入学のために旅をしています。申請室まで自分の魔導を頼りにたどり着くことが試験となっています。
 しかしその途中、かっこいいお兄さんに出くわし、囚われの身となってしまいます。魔導スクール入学のため、主人公はなんとか脱出を図るのですが……。



 マップや、細部などは結構違いますが、ストーリーは「CARBUNCLE」とほぼ同じような進行となっています。そちらをプレイ済みなら、戸惑うことはないと思います。



 ただ、やっぱり全体的に戦闘バランスはキツめですね。





 魔導物語3 は2の直後。古代魔導スクールを目指して旅をする主人公の前にいろっぽいおねーさん・ルルーが登場。主人公の肩に2で仲間になったカーバンクルが乗っていたことで勘違いされ、ルルーの手下のミノタウロスに襲撃されてしまいます。
 ミノタウロスからはなんとか逃げ切ったものの、生きて出てきた者がいないという、迷いの森に入り込んでしまったのでありました。



 1と2はそれぞれディスク1枚分でしたが、3はディスク2枚あるので(うち1枚はユーティリティーディスク兼用なので、2枚弱ですが)、ちょっとボリュームアップしています。





 迷いの森から始まり、都合3つのダンジョンを踏破していくことになります。





 一応、全シナリオをクリアすることができました。ただ、詰まってしまったところもあったりして、一部攻略情報のお世話になってしまいました。 

 最大の失敗は、オートマッピングにかまけて自前でマッピングをしなかったという点ですかね。確かにオートマッピングで地形は把握できますが、どこに何があるのかはわかりません。そのため、何かありそうなポイントを失念していて、「魔導物語1」では重要アイテムの入手地点がすっぽりと抜け落ちてしまいました。
 「魔導物語2」だけは「CARBUNCLE」をプレイした後だったのでそれほど困ることはありませんでしたが、「魔導物語3」の終盤で訳が分からなくなってきたので、遅ればせながらマッピングを開始するというありさまでした。
 正直、「CARBUNCLE」がそこまでキツくなかったので、ちょっと甘く見ていたところはあったと思います。ミニゲーム的な感覚でいたのですが、そこはやっぱり昔のゲーム。それなりに気を引き締める必要があったようです。

 それから、各種パラメターが表示されないというのも大変だった部分です。やっぱり数値で表されないと、強いんだか何だかよくわからないんですよね。
 1発で敵を倒せるくらいだったら、「これが効く」ってはっきりわかるんですけど、何発もぶちこんでようやく倒せるレベルだと効果的なのか乱数の範囲なのかがわかりません。ついでに魔力の消費量もわからないので、コストパフォーマンスもはっきりしない。マニュアルにも魔法やアイテムの効果が明確には書かれていないので、そもそもどんな効果があるのかすらよくわからないものも多いです。全体的に何をすれば効率的なのかがよくわからないので、個人的にはどうにも気持ちが悪いんですよね。
 難易度自体はそれほど高くないので細かいことがわからなくてもクリアできるとは言え、やっぱりゲームとして楽しむためには行為と結果の因果関係がはっきりしていて欲しいです。暗闇の中で比較的簡単な迷路を手探りで進むよりは、情報を十分に与えられたうえで難易度の高い迷路を進む方が、私の性には合っているようです。



 このシリーズで次にプレイするなら、PC-9801版の「魔導物語1-2-3」ですかね。マップとかいろいろ異なっているけど、大きなところはそこまで変わっていないはずなので、新規ダンジョン探索を楽しみつつ、比較的楽にプレイできるんじゃないかと思います。
 まあ、スーパーファミコン版もメガドライブ版もゲームギア版も、みんな「1-2-3」をベースにしているので、「きゅ~きょく大全」収録のRPGをプレイしようと思ったら、どれも同じような感じになるかもしれませんけどね。





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