雑居空間
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 社会思想社刊、イアン・リビングストン著のゲームブック、「運命の森」に2回目の挑戦中。

 以下、「運命の森」のネタバレがあります。ご注意ください。





 あたし、レイン・デシンセイ。19歳の冒険者。旅の途中でたまたま出くわしたドワーフのビッグレッグさんの遺志を継いで、ダークウッドの森からドワーフの“戦いのハンマー”を見つけてくることになりました。ようやく目的の半分、戦いのハンマーの柄の部分をゲット! さーて、残りの頭の部分もとっとと見つけてやりましょう。ドワーフさんたち、待っててね。





<現在の状況>

技術(9):9
体力(21):10
運(9):8

食料:6
金貨:12
持ち物:ツキ薬、万能薬、静けさの薬、聖なる水、光の指輪、するするロープ、飛び跳ねブーツ、力の腕輪、水の探し棒、ニンニク玉、木の笛、銀の矢、鉄の籠手(戦闘時サイコロに+1)、手裏剣、しんちゅうのフルート、ネズミの骨で出来たネックレス、うじ虫のわいたかた焼きパン、戦いのハンマーの柄





 1時間ほど眠ったかしら。ふと、何かの音であたしは目を覚ました。ん? 羽音? あたしは剣を掴むと辺りをうかがう。すると上空に黒い影が踊った。
 コウモリだ。3羽の黒くて大きなコウモリが、あたしに向かって飛んでくる。あたしは全身に力をこめる。と、そうそう、あたし、ニンニク玉持ってたんだっけ。あたしはザックからそれを取り出す。するとコウモリどもは、あたしの周囲をくるくる飛び回っているものの、なかなか近づいてはこない。緊張を緩めずコウモリににじり寄ると、コウモリはどこかへ飛び去ってしまった。ホッ。
 あたしはニンニク玉を傍らに置いたまま、再び眠りについた。
 臭かったけど。





 朝になって、あたしはまた北を目指した。道は丘を登り、やがて下り坂に入った。このまま北へ行けばずっと谷に続いているけど、西の方へ向かう道もある。うーん。ここは西に進んでみよう。
 その道はまた、北と南へと分かれている。ここはもちろん北へ。
 道は二つの丘に挟まれた、細い谷間を縫っている。その光景は、左右からあたしを圧迫してくる。
 と、左右にばかり気を取られてしまったのが迂闊だった。前方に隠してあった熊の罠に気づくのが遅れてしまった。
 あーれー。
 あたしは落とし穴に転落してしまった。って、ちょっとまった。落とし穴の中にはとがった杭がある!
 運試しをする。コロコロ。4。ふー。何とか杭に突き刺さることだけは避けられたものの、したたかに腰を打ち付けてしまいました。いたたたたた。
 しかしこの穴、4メートルくらいあるのよね。はたしてどうしたらいいのか……。って、いいのがあるじゃない。あたしは飛び跳ねブーツを履くと、びよーんとジャンプして穴から抜け出すことに成功しました。うわー、これ、面白ーい。無駄にぴょんぴょん跳ねて遊んでみたりして。
 まあそんなに遊んでばかりいるわけにもいかず、また北へ向かいます。





 道を進んでいると、大きな岩から剣のつかが突き出ているのを見つけた。ああ、これって、選ばれた者にしか引き抜けないってやつですか? 
 今あたしが捜しているのは剣じゃなくてハンマーなんだけど、ここでチャレンジしなくちゃ冒険者じゃない! 当然あたしはつかに手をかけて、思いっきり引っ張る。
 サイコロを振る。コロコロ。6。剣はするりと滑るように岩から抜けた。あら、意外とあっさりと。
 あたしはその剣をブルンブルンと振り回してみる。あ、これ、すごくいい感じ。やっぱり伝説の剣とか、そんなのかな? 少なくとも名のある刀匠の手による業物に違いないわ。
 あー、あたしってラッキー。運点に+1された気分だよ。
 ウキウキ気分で、あたしは再び北を目指すのでありました。





 道は東と西とに分かれていた。ここは西へ。その先はまた北へと折れている。
 つかつか歩いていくと、道の左側にわらぶき屋根の丸太小屋があった。もちろんあたしは近づいていく。
 辺りに人の気配はない。家の中にもない。あたしは小屋の中に入ってみるけど、中には家具とかも一切ない。なんなんだろうね、この小屋は。
 外に出てみると、青い水がめがあるのに気が付いた。中をちょっと覗き込んでみるけど、全然見えない。あれ? どうなってるんだろ。ぐらぐらと揺さぶってみると、からからと音がする。うわ、気になるなぁ、これ。
 あたしは水がめの中に手を入れかけて……、って、なんか怖いな。ちょっといやな感じがしたので、あたしは水がめを持ち上げると、地面にたたきつけた。
 しかし、水がめにはひびが入っただけで割れなかった。っと、なんか辺りがぐらぐら揺れているような……って、どんどん振動が強くなってくる! ああ、体から頭からがんがん爆発するみたい!!
 あたしはザックから静けさの薬を取り出して、一気に飲み干す。ああ、冷静になってきた。
 周囲の振動は今だ収まらず、ついには小屋が潰れてしまった。あたしも早くここを離れた方がいいみたい。道に戻ってまたまた北へ。





 次第にまた木々が深くなってきた。再びダークウッドの森の突入していったみたい。
 道は北と東に分岐している。今度は東へ行こう。
 
 道はくねくねとうねったまま、藪の中へと続いている。すると急に、頭上で吼える声がした。見上げると、そこにいたのは……、えーと、なんだろう、半分猫で半分女のヘンな生き物、えーと、猫女? 豹女? なんだかわかんないけど、そういう化け物だ。
 うーん、どうやら彼女、もう臨戦態勢みたい。あたしは剣を構える。
 ボカ、スカ。
 ああ、やっぱりこの剣、いいわぁ。あたしは難なく猫女を倒す。両耳についている、金貨5枚の価値がある耳飾をいただいて、先を目指す。





 道は南と東に分かれていたけど、南は無視して東へ。
 しばらく行くと、道端に一人のドワーフが座っている。ストーンブリッジの人かしらん。あたしは彼に話し掛ける。
「こんちは。ストーンブリッジの人ですか?」
 するとこのドワーフさん、斧を掴んでざっと飛び退る。何さ、急に。
 どうやらこの人、ストーンブリッジに敵対する、ミレウォーターという村のドワーフみたい。名前はトランブル。っつーか、ハンマーを盗んだのもこいつで、やっぱりハンマーを探しているらしいんだわ。あちゃー。厄介なのに関わっちゃったかな。
 トランブルもハンマーを見つけたわけじゃないっぽいので、ここは無視してさっさと東へ向かおう。

 その先はまたまた南と東の分かれ道。当然東へ。
 その先は北と南に分かれている。って、ここ前に通った道だわ。ってことは、この先にハンマーの頭はないってこと? あーあ。

 ここでマイルールですが、前回発生して、2度は起きないだろうと思われるイベントは起こらないものとして進めていきます。ってことは、ここからストーンブリッジまでは何も起きないってことを意味するわけですが。





 で、道を進んでいき、森を抜け、ストーンブリッジへ。
 しかし、あたしの行く手を遮る者が。そう、前回尻尾を巻いてしまった山賊の一味。くっそー、もう!
 でも金貨も増えているし、ヤズトロモから買えるものはまた買いなおせばいいしなぁ。体力も心もとないので、またまた品物で通してもらおう。もう1周してきたときには、コテンパンにしてやるからな!
 って、品物なら何でもいいのかな? 必要なさそうなものもいっぱいあるんだけど。いいか、それで。
 あたしはこいつらに、するするロープ、力の腕輪、水の探し棒の3つ、そして、ネズミの骨で出来たネックレスとうじ虫のわいたかた焼きパンを渡す。どーだ、ありがたいだろ、パンとか。

 あたしは再び、ストーンブリッジにたどり着く。しかし、あたしが持っているのはハンマーの柄のみ。うう、悲しい。
 またまたダークウッドの森を迂回して、ヤズトロモの塔まで戻ることに。途中山男どもの襲撃を運試しでかわして、ヤズトロモの塔まで戻ってきました。

 ここでいろいろと状態回復。帰りの道中、食料を4消費して体力を16回復。そしてツキ薬を飲んで運点も回復。
 さらにヤズトロモの塔で、虫封じの薬とするするロープ、からみ網、力の腕輪、水の探し棒、集中力バンド、炎のカプセルを購入。その際、猫女からいただいた黄金の耳飾も支払いに使わせてもらいました。

 よーし、今度こそ、今度こそハンマーの頭を見つけてやるんだから!


(つづく)




<現在の状況>

技術(9):9
体力(21):21
運(10):10

食料:2
金貨:3
持ち物:万能薬、虫封じの薬、聖なる水、光の指輪、するするロープ、からみ網、力の腕輪、水の探し棒、集中力バンド、炎のカプセル、木の笛、銀の矢、鉄の籠手(戦闘時サイコロに+1)、手裏剣、しんちゅうのフルート、剣(技術点+2)、戦いのハンマーの柄


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