第8話は「リコーダー事件! ~優等生のないしょ~ 」。好きな子のリコーダーで間接キスしようとしてうっかり割ってしまった宮本君の愛と苦悩の物語。いやしかし、コメントに困る話です。つーかまあ、ぶっちゃけ好きな子の笛をなめるっていうのに共感できないわけですわ。やったことないし。
序盤の展開はかなり無理がありますね。そもそもリコーダーって落としたくらいで割れるのかってこともあるけど、ゆーか先生と教頭がおんぷばかり一方的に責めるのもおかしいし、おんぷがリコーダーを弁償しちゃうのもおかしいし、魔法で木に真相を教えてもらうのもなんか安易だし。おんぷとマジョルカの出会いも意味ありそうであんまりありませんでしたし。
それでも、はづき占い師→どれみ女神→どれみ上海ガニの流れは面白かったです。ただその後の展開は適当に流しましたよって感じで、普通でしたけどね。
おんぷも重点的に描かれていますが、物語としてはあんまり動いていません(せっかく父親も出したのに)。4話でもそうでしたけど、結局おんぷは自分を貫いているだけなので、おんぷ関連では話が膨らんでいないんですよね。宮本君の歩み寄りと、おんぷの歩み寄りと、両方描けていれば物語がもう少し立体的になっていたのではないかと思います。
というわけで、「ナ・イ・ショ」の中では正直イマイチ感の残る出来だった気がします。ある意味テレビシリーズっぽさはあったと思いますけどね。
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