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 DSのRPGパズルゲーム、「THE パズルクエスト ~アガリアの騎士~」をプレイしました。




剣と魔法の世界、エセリア。
何十年と続く平和と安定の日々に、暗雲が広がろうとしていた。
バルトニア王国の見習い騎士である主人公は、
女王グウェンドリンの命を受け、突如現れたアンデッド軍に立ち向かう。
国の平和を再び取り戻すため、
大陸中を渡り歩く壮大な冒険に出るのであった。


「THE パズルクエスト~アガリアの騎士~」取扱説明書・ストーリー より




 ものすごくざっくり言うと、8×8のボード上にいろんな種類のジェムが並んでいて、ジェムをスライドさせることで3つ以上同じ種類のジェムを並べて消していく、いわゆるマッチ3ゲームと、ファンタジー系RPG とをくっつけたゲームです。RPG の戦闘部分を始め、アイテム合成や、新規呪文の取得など、いろんな要素を全てマッチ3ゲームで行うようにした感じですね。
 SIMPLE DS シリーズのひとつではありますが、海外ゲームの翻訳物で、結構ボリュームはあります。ただ、日本語が怪しいところも多いんですけどね。

 マップ上には城や町、塔、洞窟などが配置され、それぞれが道でつながれています。各所を訪れてクエストを引き受け、それをこなしていくことでゲームは進行していきます。
 また、町や城を攻撃して占領することで、そこに自分の城砦を築くこともできます。城砦を築くと時間に応じて収入が入るようになり、その町でスキルアップや呪文の習得などを行うことができるようになります。また、建物を建設して、ゲームを有利に進めることもできます。
 町をつなぐ通路上には、時間に応じてモンスターが出現します。モンスターがいる通路は、それを倒さないと通過することができません。

 クエストはモンスターを倒せとか、アイテムを見つけろとかいろいろありますが、結局は特定の場所に行って誰かしらと戦って倒すということになります。
 戦闘は前述したとおり、マッチ3ゲームで行います。こちらと敵とで同じボードを使用して、交互にジェムを消していきます。4枚以上のジェムを同時に消すと、さらに連続してジェムを移動させることができます。
 ボード上には、赤、青、緑、黄色のマナをあらわす魔法ジェム、敵にダメージを与えるガイコツジェム、戦闘終了時にもらえるお金が増えるゴールドジェム、経験値が増えるスタージェムなどがあります。
 魔法ジェムを消すと、それに応じた色のマナがたまっていきます。マナを消費することで、呪文やスキルを使用することができるようになります。ガイコツジェムなり、スキルなりを利用して相手にダメージを与えていき、先に相手のHPを0にした方の勝利です。
 負けても特にデメリットは無く、何度でも再挑戦することができます。あるとすれば、対戦成績が記録されていくことくらいですけど、まあ、そんなに気にするほどのことでもないでしょう。



 とりあえずラスボスっぽい敵は倒しました。クリアまでにかかったプレイ時間は、およそ50時間。そんなに長くプレイしていた感覚はなかったのですが、なんだかんだで、思っていたよりも長く遊んでいたようです。
 クリア後もプレイできて、新しいクエストとかも出現しましたし、覚えていないスキルとか、捕獲していないモンスターとかもいるので、もう少しやり込めそうです。ただ、レベルの上限に達しちゃったし、あまり代わり映えもしなそうなので、この辺でやめておくことにします。
 クエストをこなす以外にもやりこみ要素は多いので、本当に全部やりつくそうとすれば、もっと時間はかかるかと思います。モンスターと戦うだけでなく、呪文の習得したり、モンスターを捕獲したり、アイテムを合成したり、それぞれでちょっとずつルールの違うマッチ3ゲームになっているので、比較的飽きにくいようにはなっていると思います。

 このゲームの基本になっているマッチ3ゲームが好きな人なら、それなりに楽しめるんじゃないでしょうかね。
 ただ、私もマッチ3ゲームは好きではあるんですけど、対戦形式で、同じ盤面を使って交互に動かすという部分が、ちょっとイマイチかと思いました。
 この手のゲームって、連鎖させたり大量のジェムを一気に消したりするのが醍醐味だと思います。でも、そういう有利な状況を作ろうとしても、相手に利用されては意味が無ありません。結局、ジェムを大量に消せるようにがんばって組み立てていくよりも、相手に良い手を渡さないように隙を見せないようにしながら、相手が良い状況を作ってくれたらすかさず反応するといった感じで、地味に地味に進めていかなくてはならないんですよね。
 で、がんばって緻密に進めていっても、上から降ってくるジェムで勝手に連鎖が発生して、計画が崩れちゃったりもします。タイトルでも“パズル”を謳っているんですけど、“パズル”と呼ぶにはちょっと運の要素が強すぎるんじゃないかと思います。
 終盤は派手なスキルが飛び交い、強いスキルでドーンとパネルを消すこともできます。でも、そういうのって、マッチ3ゲーム的な面白さとはまた別物なんですよね。また、そうなると一気に盤面の状況も変わるので、それまで地道に組み立てていたものまで消し飛んでしまいます。
 スキルメインになってくると、勝負としての面白さは出てくるかもしれませんが、それはそれで、マッチ3ゲームを根幹に据えている意味も薄くなってきちゃうんですよね。

 なんか文句ばっかり書いてしまいましたけど、そこそこ楽しむことができました。クエストひとつひとつはすぐに終わりますし、敗北のデメリットもなし。オートセーブでいつでもどこでもやめることができる。あんまりガッツリとのめり込めるゲームではありませんけど、気が向いたときにちょこちょことプレイするのには向いているのではないでしょうか。



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