松友健著のゲームブック「魔人竜生誕」に久しぶりに挑戦。大作なだけに、ちょっとブランクが空くとなかなか本を開く気力が沸いてこなくて困ります。思わず土曜日にブックオフで購入したポケモンのゲームブックを始めちゃうところでしたよ。くわばら、くわばら。
これ以降ネタばれを含んでいるかもしれません。ご注意ください。
9回目。前半ではもう負けようがなくなったので、パラグラフ359にセープポイントを設置。ここから主神蛇丸でクリアを目指します。命運値は1。
が、セーブ直後の戦闘で、サイコロ2個振って5以上で命中するのに、4、2、4と3回外して敗北。なんじゃこりゃー!
10回目。さっそくセーブポイントが役に立ちましたよ。命運値は1。
割とサクサク進んで、パラグラフ313で2度目のセーブ。やっぱり命運値は1。
だけど、ビムージンドに敗北。ダイス目が腐っていたのもありましたが、その前のザーラスターとの戦いで消耗しすぎたのが響きました。
つか、終盤の戦闘は手間としてもバランスとしても厳しいです。始めは「魔人竜生誕」の戦闘は好意的に見てきましたけど、終盤の戦闘は“ゲームとして”いまいちかもしれません。
11回目。セーブポイント2からやり直し。今度は命運値は2で。
また順調に進んで、パラグラフ485で3度目のセーブ。しかし、命運指数の都合で、上がって欲しい攻撃力が低いままっていうのがつらいところです(今は攻撃力12)。
で。
どうにかラスボスをやっつけて、一つのエンディングを迎えました。到達パラグラフは273。さすがにパラグラフ615には到達できませんでしたけど(いや、1回6ゾロが出て5ダメージは与えたんですけど……)、まずは一息いれられそうです。
で、ここまでの印象などをざっと。
一番感じたのは、フラグマトリクス恐るべしってことでしょうか。フラグが数値で管理されているので、到達していないパラグラフで何が起こっているのかがさっぱりわかりません。これは何度もプレイしてもらうためには良い工夫だとおもいます。このパラグラフ構造は本当に良くできていました。後で解析するのが楽しみです。
戦闘は結構面白いものの、手間がかかって面倒です。初めて戦う相手とはそれなりに楽しめますが、再プレイ時にいちいちページを繰るのは大変なので、私は全部表にして、それを眺めながら戦闘してました。表を眺めていると、「こうやって倒すことを想定しているんだろうな」というのが見えて割と面白いです。
私の好みに依るところが大きいのですが、安っぽいヒーロー物みたいな演出はイマイチかと。“お約束”っぽい描写を控えめにして、伝奇アクション風のシリアスな雰囲気を増した方が良かったと思います。
キャラクターの描写は良かったですね。私は石丸でばっかりやっていましたけど、人間的な面など魅力的に描けていました。他のキャラクターも良かったと思います。ただ、主人公の明の1人称語りがちょっと鼻につきました。それと、ラスボスがあっさりしすぎていたので、もうちょっと伏線を用意しておいた方が良かったのではないでしょうか。
ともかく、どうにかこうにか1周完了。でも、たどり着いたエンディングが良いのか悪いのかもよくわかりません。ラスト付近のフラグマトリクスによる分岐の別の選択肢が気になって気になって……(ちょっと見たけど)。
2週目以降は、戦闘は自動勝利でやらないと、とても回りきれないような気が……。
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