◆左の写真はクリックするとか拡大してご覧いただけます。
5月22日水曜日。
さあて、新潟県長岡市のショッピング・モール「リバーサイド千秋」のCDショップで速効で買ってきましたよ!
スネオヘアーの新譜アルバム「8」(エイト)[限定版・DVD付]の方。
新潟県出身アーティストコーナーにヒルクライムのCDと一緒にデカデカとディスプレイされてた。気合入っていたよ。
何てたって長岡市出身だからねスネオヘアー(長岡川崎小学校・長岡東北中学校・長岡大手高校卒。マジか。俺とおな…。まさか中央幼…じゃねえよな。~大手高校では軽音楽クラブに入っていたそう)。
もう、すぐに聴きたくてたまらなくなって、車の中で慌てて袋を破って、運転しながら聴いたよ。いや、それからずーっとヘビロテ中!
何だよまたスゲエいいじゃねえか。マジ感動するぜスネオ!!(呼び捨てすんません)
*刺繍でデザインされている。オリーブイエローが鮮やかでおしゃれ。
いきなり一曲目の重低音ロック調の「ブライトン」から心を掴まれる。アレンジがいい。何か意図したかのような「ウグイス」のようなコーラスが。
私的にこういうロックは好きだ。70年代の青春時代に出会った洋楽のようで。懐かしさがこみ上げる。
そう、忘れちゃいけない。スネオヘアーは、ロックミュージシャンであるのだ。
「ロックなめんなよ!」である。
このままの展開と思いきや、「ロードムービー」でアコースティック調に。乾いた感じ。以前、スネオヘアーがライ・クーダーが好きだと言っていたがそんな雰囲気もどこか臭わせる歌。広大に広がる大地を走り抜けるようなイメージを抱かせるアレンジが効いている。スネオヘアーの歌が響き渡る。
そして、ファン待望の一曲であるアニメ「好きっていいなよ。」の主題歌。「Slow Dance -8-ver」。
これがおっ!という始まりを聴かせる。段々盛り上がってスピードアップして行く展開。成る程ね。何かこれまでの「Slow Dance」とは、全く別物に聴こえてくる。これがいい。「8」のコンセプトに合っているアレンジだ。キーボードが際立たせてある。気に入った。3番目に入ってるのも計算されている。いいねえ。何かすげえカッコイイよ。
「Love & C」は、「クーペ」風。ファルセットボイスのスネオヘアーの声が心地いい。かといって軽やかという展開ではなく、どこか重みも感じる。
スネオヘアーがこれも以前、好きなアーティストでフリッパーズ・ギターやロジャー・ニコルス&スモール・フレンズを挙げていたが、そういう流れにあるのだろう。色んな声色も魅力的なアーティストだなあ。スネオヘアーってば。
「nanio o naiteruno」 メロディが美しい。さすがスネオヘアー。詞が懐かしくて切ない。爽やかな初夏の風を感じさせるような音のアレンジに引き込まれる。ラストのアレンジが「微熱」風。それに被さるスネオヘアーの綺麗なコーラスが印象的。
「one two sleep」 けだるさの中に何かスネオヘアーの明瞭な爽やかな声が冴える。気持ちいい。
「stay」 訳せば「居てよ」という意味だが。このアルバム全体のコンセプトだが、初夏に車に乗って窓を開けて風を感じながら聴きたい衝動に駆られる。聴く度に魅かれる歌である。
8曲目は、このアルバムのタイトルである記念の「8」。
スネオヘアーの今を見せるような象徴的な歌。これが凄くいい。これもさすがスネオヘアーと呻らせる。
これは、ともさかりえとの日々が生み出した名曲なのではと思う。
しかし、スネオヘアーは何だかんだ言っても結局は自分のスタンスが変わらないというか、ともさかとのハッピーな生活でも、落ち着くところはあるのだろうが、やっぱり安定を信じやしないみたいな。
そう、所詮人間はいつまでも不安定のままであるのだと気付かされるような。心の置きどころは見つからないまま生きていく。
だから、こうしてスネオヘアーの歌を欲している訳だろう。そこにいる自分(自画像)を求めて。
*歌詞カード。これまでとは趣が違う。洋盤みたい。
「ユニバース」 最初聴き始めた時、何か初期の攻撃的なスネオヘアーを彷彿とさせる歌なのかなと思った。でもそうではなく、調和を望んでいるというべきか。それと、スネオヘアーは、ビートルズというか、ジョン・レノンのスタンス、音楽性に惹かれている所があるのだろう。このタイトルは、何か「アクロス・ザ・ユニバース」が浮かぶ。そういう境地というか、どこかしら平穏も感じ取ったのだろう。ともさかとの生活に。
「if」 そうスネオヘアーは新たな幸せな日々に踏み出したが、凡人ではなく芸術家(アーティスト、ロックミュージシャン)なのである。そういう葛藤が詞から見えてくる。作り手であるというスタンス。ここに戻らなくてはならない。後半のサビがスネオヘアーらしい素晴らしい展開を見せる。これも名曲である。
自分のやりたいことを自然体で続けて行く。「素直になれそう」にはそんなスネオヘアーの片鱗が伺える。どうすればいいのかわからない。揺らいでいる。でも、それでもいいみたいな。後半のリフレインがなぜか素敵に心地よく爽やかだ。耳に残る。
一つに「8」の完結へ。「game over death」 皮肉なスネオヘアーらしいタイトル。ここにこの歌が来たのか。やっぱりけだるいロックの境地に身を置きたいのか。委ねたいのか。ささやかにもロック宣言であろう。
ラストを飾る「君となら」。失礼だが、生きるに不安定で不器用で、どこかある種ダメ人間とも思われがちなヘロヘロ感溢れるスネオヘアー(そこに皆から共感されていると思う)。誰かに支えられたい。強くはない。そこで出会ったともさかりえの存在ってこれからの人生において大きいんだろうな。寄り添う存在として。
*CDの裏表紙。刺繍であることが分かる。
今回の新譜アルバムも気分的な流れで決まっていったのか計算なのか定かではないが、この「8」(エイト)は、非常によく出来たコンセプトアルバムだと思う。アルバムタイトルのネーミングセンスもいいね。素晴らしい!
前作アルバム「スネオヘアー」と繋がっているようなことをスネオヘアーが語っていたが、成る程と思う。実験的要素も散りばめられてある。
こういう拘りの製作意識が確立されたのは、インディーズレーベル時のカフェ・オ・レーベル(スネオヘアーと同郷の長岡市出身のシュガー・フィールズこと原 朋信が主宰)の礎があるからなんだろうけどね。作り手には大切な姿勢だよね。個(個人)を感じる。
スネオヘアーの中で一番好きだと誰かが言っていたが、スネオヘアーの新境地の方向性等からも自分もそう感じた。
何かまだ揺らいでいるけど新たに温もりを得たみたいな、スネオヘアーらしい変わることのないスタンスはありながら、さらにグッと洗練されているというか。
★おまけ スネオヘアーライブリポート ご覧下さい
【好きっていいなよ。】 スネオヘアー Suneohair TOUR 「天狗」 ◆"Say, I Love You" 新潟市 GOLDEN PIGS RED
CD何か殆ど買わないのに、唯一、スネオヘアーだけは毎回発売が楽しみで、購入している。それだけ惹きつけられているアーティストであるということ。
この新譜アルバム「8」(エイト)は正にこれから迎える初夏に、そして、今の時代性にピッタリのアルバムであることは間違いない。
これは、お薦めです! ぜひ、お聴き下さい!!
グッナイ! シィーユゥーレイラァー!
平成25年5月23日
5月22日水曜日。
さあて、新潟県長岡市のショッピング・モール「リバーサイド千秋」のCDショップで速効で買ってきましたよ!
スネオヘアーの新譜アルバム「8」(エイト)[限定版・DVD付]の方。
新潟県出身アーティストコーナーにヒルクライムのCDと一緒にデカデカとディスプレイされてた。気合入っていたよ。
何てたって長岡市出身だからねスネオヘアー(長岡川崎小学校・長岡東北中学校・長岡大手高校卒。マジか。俺とおな…。まさか中央幼…じゃねえよな。~大手高校では軽音楽クラブに入っていたそう)。
もう、すぐに聴きたくてたまらなくなって、車の中で慌てて袋を破って、運転しながら聴いたよ。いや、それからずーっとヘビロテ中!
何だよまたスゲエいいじゃねえか。マジ感動するぜスネオ!!(呼び捨てすんません)
*刺繍でデザインされている。オリーブイエローが鮮やかでおしゃれ。
いきなり一曲目の重低音ロック調の「ブライトン」から心を掴まれる。アレンジがいい。何か意図したかのような「ウグイス」のようなコーラスが。
私的にこういうロックは好きだ。70年代の青春時代に出会った洋楽のようで。懐かしさがこみ上げる。
そう、忘れちゃいけない。スネオヘアーは、ロックミュージシャンであるのだ。
「ロックなめんなよ!」である。
このままの展開と思いきや、「ロードムービー」でアコースティック調に。乾いた感じ。以前、スネオヘアーがライ・クーダーが好きだと言っていたがそんな雰囲気もどこか臭わせる歌。広大に広がる大地を走り抜けるようなイメージを抱かせるアレンジが効いている。スネオヘアーの歌が響き渡る。
そして、ファン待望の一曲であるアニメ「好きっていいなよ。」の主題歌。「Slow Dance -8-ver」。
これがおっ!という始まりを聴かせる。段々盛り上がってスピードアップして行く展開。成る程ね。何かこれまでの「Slow Dance」とは、全く別物に聴こえてくる。これがいい。「8」のコンセプトに合っているアレンジだ。キーボードが際立たせてある。気に入った。3番目に入ってるのも計算されている。いいねえ。何かすげえカッコイイよ。
「Love & C」は、「クーペ」風。ファルセットボイスのスネオヘアーの声が心地いい。かといって軽やかという展開ではなく、どこか重みも感じる。
スネオヘアーがこれも以前、好きなアーティストでフリッパーズ・ギターやロジャー・ニコルス&スモール・フレンズを挙げていたが、そういう流れにあるのだろう。色んな声色も魅力的なアーティストだなあ。スネオヘアーってば。
「nanio o naiteruno」 メロディが美しい。さすがスネオヘアー。詞が懐かしくて切ない。爽やかな初夏の風を感じさせるような音のアレンジに引き込まれる。ラストのアレンジが「微熱」風。それに被さるスネオヘアーの綺麗なコーラスが印象的。
「one two sleep」 けだるさの中に何かスネオヘアーの明瞭な爽やかな声が冴える。気持ちいい。
「stay」 訳せば「居てよ」という意味だが。このアルバム全体のコンセプトだが、初夏に車に乗って窓を開けて風を感じながら聴きたい衝動に駆られる。聴く度に魅かれる歌である。
8曲目は、このアルバムのタイトルである記念の「8」。
スネオヘアーの今を見せるような象徴的な歌。これが凄くいい。これもさすがスネオヘアーと呻らせる。
これは、ともさかりえとの日々が生み出した名曲なのではと思う。
しかし、スネオヘアーは何だかんだ言っても結局は自分のスタンスが変わらないというか、ともさかとのハッピーな生活でも、落ち着くところはあるのだろうが、やっぱり安定を信じやしないみたいな。
そう、所詮人間はいつまでも不安定のままであるのだと気付かされるような。心の置きどころは見つからないまま生きていく。
だから、こうしてスネオヘアーの歌を欲している訳だろう。そこにいる自分(自画像)を求めて。
*歌詞カード。これまでとは趣が違う。洋盤みたい。
「ユニバース」 最初聴き始めた時、何か初期の攻撃的なスネオヘアーを彷彿とさせる歌なのかなと思った。でもそうではなく、調和を望んでいるというべきか。それと、スネオヘアーは、ビートルズというか、ジョン・レノンのスタンス、音楽性に惹かれている所があるのだろう。このタイトルは、何か「アクロス・ザ・ユニバース」が浮かぶ。そういう境地というか、どこかしら平穏も感じ取ったのだろう。ともさかとの生活に。
「if」 そうスネオヘアーは新たな幸せな日々に踏み出したが、凡人ではなく芸術家(アーティスト、ロックミュージシャン)なのである。そういう葛藤が詞から見えてくる。作り手であるというスタンス。ここに戻らなくてはならない。後半のサビがスネオヘアーらしい素晴らしい展開を見せる。これも名曲である。
自分のやりたいことを自然体で続けて行く。「素直になれそう」にはそんなスネオヘアーの片鱗が伺える。どうすればいいのかわからない。揺らいでいる。でも、それでもいいみたいな。後半のリフレインがなぜか素敵に心地よく爽やかだ。耳に残る。
一つに「8」の完結へ。「game over death」 皮肉なスネオヘアーらしいタイトル。ここにこの歌が来たのか。やっぱりけだるいロックの境地に身を置きたいのか。委ねたいのか。ささやかにもロック宣言であろう。
ラストを飾る「君となら」。失礼だが、生きるに不安定で不器用で、どこかある種ダメ人間とも思われがちなヘロヘロ感溢れるスネオヘアー(そこに皆から共感されていると思う)。誰かに支えられたい。強くはない。そこで出会ったともさかりえの存在ってこれからの人生において大きいんだろうな。寄り添う存在として。
*CDの裏表紙。刺繍であることが分かる。
今回の新譜アルバムも気分的な流れで決まっていったのか計算なのか定かではないが、この「8」(エイト)は、非常によく出来たコンセプトアルバムだと思う。アルバムタイトルのネーミングセンスもいいね。素晴らしい!
前作アルバム「スネオヘアー」と繋がっているようなことをスネオヘアーが語っていたが、成る程と思う。実験的要素も散りばめられてある。
こういう拘りの製作意識が確立されたのは、インディーズレーベル時のカフェ・オ・レーベル(スネオヘアーと同郷の長岡市出身のシュガー・フィールズこと原 朋信が主宰)の礎があるからなんだろうけどね。作り手には大切な姿勢だよね。個(個人)を感じる。
スネオヘアーの中で一番好きだと誰かが言っていたが、スネオヘアーの新境地の方向性等からも自分もそう感じた。
何かまだ揺らいでいるけど新たに温もりを得たみたいな、スネオヘアーらしい変わることのないスタンスはありながら、さらにグッと洗練されているというか。
★おまけ スネオヘアーライブリポート ご覧下さい
【好きっていいなよ。】 スネオヘアー Suneohair TOUR 「天狗」 ◆"Say, I Love You" 新潟市 GOLDEN PIGS RED
CD何か殆ど買わないのに、唯一、スネオヘアーだけは毎回発売が楽しみで、購入している。それだけ惹きつけられているアーティストであるということ。
この新譜アルバム「8」(エイト)は正にこれから迎える初夏に、そして、今の時代性にピッタリのアルバムであることは間違いない。
これは、お薦めです! ぜひ、お聴き下さい!!
グッナイ! シィーユゥーレイラァー!
平成25年5月23日