吉野家に園児が10人来た。さあ!どうする


カテゴリ:温故知新(27) ブログナンバー:186 #ランチ
サブテーマ:温故知新の現代的解釈
ヒットしたページ: perlの活用
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 「温故知新」故きを温ねて新しきを知る。「一期一会」と並んで,日本人が好きな故事である。ところが出典には「温故而知新 可以為師矣(故きを温ねて新しきを知らば、以って師となるべし)」を孔子が弟子に伝えたとされている。
 どうですか?全く意図することが違いますね。・・・・・(故き)とは,今起きたこともすでに過去の出来事です。その出来事に遭遇したとき(温ねて),最善の対応ができれば(知新),それがわが財産となって後にまた使用できる。
 私とChatGPTと話し合いで結論を得たことは,「”温故知新”とは、過去の出来事、近く起きた事象を振り返り、その中から新たな解決策や行動指針を導き出すことで、未来に向けた最善の選択をすること」です。これを受けて話を続けます。
 「温故知新」(日常に起こることから最善の道を発見する)の場面を例示するに,ランチの場(温故)で「知新」を考えてみようと思います。
 吉野家に園児10人を連れた保護者たちがきました。カウンター席7つと2人用テーブル席11の店には,ほぼ7割の先客が席を占めています。空いているのは点在した席のみです。スタッフがその事情をキャッチしました。
ここまでが,「温故」です。時刻は11時台,通常ありえない事態が起きたわけです。起きてしまったことは過去です。さあどうするか。私は一部始終観察していました。 ここからが「知新」です。
 スタッフは事態を店長に伝え,指示を受けて対応しました。空いた隣り合うテーブル席に4人を座らせました。一人はカウンター席に保護者と並んで,すでに注文用タブレットをいじっています。
 しばらくすると,座ったテーブル席の隣が空いて,6人目と7人目の園児が呼ばれました。2人の保護者たちは,タブレットで園児の注文を入力しているようです。
 時間はかかりましたがついに,8人目と9人目も席が出来,カウンターからの2人も移動して5テーブルに園児と保護者3人が納まりました。まさか,集団を受け入れるとは思いもしませんでしたが,時間をかけて,問題解決をなしたみごとな対応です。これが三方よしの対応です。
 狭い常識だけで考えられる対応は,「この時間帯の集団会食は無理です」と断ったでしょう。店も他の客も困らず,園児たちはおもちゃをもらい,幸せそうな顔つきでした。
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