●歩いた日:2017年1月26日(木)
●歩いた所:長森・真山・館前・仲谷地
●歩いた足跡(ログ)(道のり:3.3km)
(以上の地図:国土地理院)
やがて、「真山」の東南側に木の生えていない、ちょっとした広さの斜面が見えてくる。数年前ここを訪れた時は、ロープ塔とレストハウスがある小さなスキー場で、子供の歓声が上がっていた場所である。その後の新聞記事で、このスキー場が閉鎖されたことは知っていた。
「真山」への登り口がどこかわからないので、このスキー場跡を登ることにする。スキー場の上まで登るともう少し高い木立のなかに大きな建物があるので、木の間をぬってそちらに向かう。
木の間を、上から落ちてくる雪を気にしながらさらに登る。一番上に着く前に、西側へ視界が開けた場所があるのでカメラを取り出す。
📷006:「真山」から西を望む
高さがあまりないうえに、木に邪魔されて期待したような展望は得られなかった。「真山」の標高は65m、平野部には35mの等高線が描かれているので、標高差30m、平野を俯瞰するにはもう少し高いところがいい。「西山」は低い雲に覆われて、右端の「神宮寺岳」の輪郭しか見えない。
さらに、「真山」の一番高いところまで登ると神社があるのでカメラを向ける。
📷007:「高梨神社」
「高梨神社」と書かれた大仙市指定文化財の標柱が建つ。「地名へのいざない」によると、村内の堂宇を集めて「村社」として祀られた神社とある。また、「真澄」が訪れて、鳥居と清水の図絵を残したともある。神社前は屋根の雪が滑り落ちて、うず高く入口を塞いている。
神社の境内に、小さな祠と見事な枝ぶりの老杉、「姥杉」があるのでカメラに収める。
神社への登り口は鳥居のある南側にあることがわかる。中腹の広場があるところまでは車道があって、そこを下って行くと、珍しく「鍾馗様」がある。
📷008:「真山」の鍾馗様
怖い形相に髪を振り乱し、右手に長い剣を握った大きくて恐ろし気な藁人形。こんなのに出会ったら、どんな悪霊も退散しそうである。手前に、鍾馗様がしばらくぶりに復活したことを伝える各社の新聞記事のコピーを張った板が立てられている。
(その4に続く)
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