<「芋川」の桜づつみ>
ここ数年、妻と連れ立って近くの桜の名所と言われることころを訪れおります。昨年は「真人公園」(横手市増田)、一昨年の2020年は「勢至公園」(にかほ市金浦)、2019年は「八乙女公園」(大仙市長野)の桜を見ました(いずれもブログに掲載)。
「今年はどこに行こうか」と妻と話している時、ふと、以前に登った「東光山」(由利本荘市)の頂上から見えた「芋川」沿いの桜並木を思い出しました。「芋川」では、堤防の整備にあわせて計画的に桜が植えられてきたことは知っておりましたが、改めて調べてみると、「子吉川」との合流地点から9.9kmにもわたって植樹され、「桜づつみ」と称しているようです。
そこで、よく晴れ上がった4月20日(水)に今年も二人で桜を見に出かけました。
まずは、「芋川」と歩いた場所の位置です。
中央やや左上寄りに「芋川」の文字があり、かなり蛇行しながら東から西、そして南に流れて「子吉川」に注いでおります。
歩いたところは橙色で囲った辺りで、「由利本荘市」の旧「大内町」になります。地図の真ん中に「東光山」の文字が見えます。
「大曲」の我が家から「国道105号」を1時間程車を走らせて、市が設けた臨時駐車場に到着しました。歩いたところを拡大した地図です。
(地図:国土地理院)
「芋川」の両岸に描かれている盛土を示す記号が、整備され桜が植えられたた「つつみ」(堤、堤防)のようです。「子吉川」との合流地点から9.9kmというと、この地図の右端からさらに上流までのようです。
「芋川」と「国道105号」が最も接近したところに駐車場が設けられており、車から降りると目の前がつつみです。つつみの散策路に上がって、少し上流の方に進んだところで行く手を望みます。
ずっと奥まで桜が続いているのが見事です。ただ、植樹してそんなに年数を経ていない(早く植えた木でも植えてから10数年?)ので、木はまだ大きくありません。これから10年後、20年後にはここも秋田の桜の名所に数えられるようになると思います。
さらに上流に向かって進みます。川越しに「東光山」が望まれました。
中央が「東光山」です。写真を拡大すると頂上のこちら側が切り開かれているのがわかります。
対岸にも桜が植えられております。
さらに行ったところで振り返ると・・・。
「芋川」の奥に、少し霞んでおりますが、雪をまとった「鳥海山」が見えました。
川原の木々もだいぶ芽吹いて来ました。
真上を見上げると、空は青さを増します。
青い空で花はさらに輝きを増します。
しばらく行くと川が右手に大きくカーブしております。そのカーブのすぐ先に通行止めの標識が立っています。地図を見ると「芋川」に注ぐ水路に橋が架かっていないので、堤防上の散策路はいったんそこで途切れております。こんなところも通れるようになって、9.9kmの散策(自転車道として整備するのもいいかもしれません)が楽しめるようになったらいいな、と思いました。
止まれ標識のところでUターン。桜を愛でながら同じ道を引き返し、駐車場への降り口のすぐ手前まで行った時です。
大きな犬一匹、小さな犬3匹を乗せた荷車?を引いて、女性が駐車場からつつみに上がって来ました。その様子を見て私は、親犬と子犬だと思い、女性に「こちらの小さな犬は生まれて何か月ですか?」と訊きました。すると女性はにっこり微笑んで「おばあさんなんです!!」と言う。改めて見ると幼い子犬ではありません。あまり歩けなくなったので車に乗せているようで、大きい犬の方がむしろ若い感じです。体の大きさだけで親と子だと思ってしまったのは大きな間違いで、ひとりで苦笑してしまいました。
女性が車を引いて歩き始めると、大きな犬は車から降りました。
しかし、少し行くとまた荷車に乗り込んで引かれて行きました。ちいさな犬共々、荷車の上から花を堪能しているように見えました。
この日はすばらしい天気に恵まれ、このまま帰るのはもったいないと思い、位置図の左上に見える「折渡峠」を越えて、小さいながらもかつては城下町であった旧「岩城町亀田」の「天鷺村」で昼食をとり、さらに北に向かって、旧「雄和町」(現秋田市)、旧「協和町」(現大仙市)をドライブし、我が家に戻りました。
(終わり)
はじめましてー
大内地域に住んでおりますが、
つい最近(4月半ばに)初めて桜づつみの桜🌸のことを知りました。
スゴいです、堤防つながっているのですね~
私はほんのちょっとだけ、しかも自転車。
こちらの地図を参照して来年は歩いてみようと、今思いました☺️