<「真人公園」の池と桜>
昨年(2020年)は、我が家の近くの桜の名所?を妻と巡り、「★さくら・サクラ・・・、ふるさと仙北の桜」と題してブログにも掲載(5月4日~)しました。
今年は大雪にもかかわらず、3月の気温が高めに推移したことから、桜は昨年同様、例年よりだいぶ早く開花し、ゴールデンウイークを待たずに満開となりました。
妻が「今年はどこに桜を見に行く?」と、行く気満々で聞いてきていたので、私は「今年は、真人公園に行くぞ!」と答え、桜の開花状況を見計らっておりましたが、「そろそろ満開かな!」と思われた4月21日(水)(昨年出かけたのは4月23日だった)に二人で出かけました。
桜の話題には少し時期を失した感がありますが、その様子をご覧いただきたいと思います。
まずは、「真人公園」の位置を。
「真人(マト)公園」は、「秋田県」の県南内陸部、「横手市増田町(旧平鹿郡増田町)」にあり、「奥羽本線」の「横手駅」と「湯沢駅」の半ほど、「奥羽山脈」の麓にあります。
次に拡大した地図。
(以上の地図:国土地理院)
中央下部が「横手市増田町」の中心部で、「真人公園」はそこから東に少し行ったところ、名前の由来となっている「真人山」の山裾の斜面に造られた公園である。
ところで、「増田町」は漫画家、故「矢口高雄」氏の出身地で、街の一角に、全国で初めて漫画をテーマとしてつくられた「まんが博物館」がある。
また、「増田町」は県内有数のりんごの産地で、地図を見ると、「真人公園」の西側から北側の傾斜地にはびっしりと、その下の平坦地には「田」のマークに混じって「果樹園」のマークが見られる。
さて、「大仙市大曲」から「国道13号」を南下し、「横手」の街からは山裾を走る「雄平フルーツライン」と名付けられた広域農道を走ってさらに南下し「真人公園」の駐車場に車を止める。平日で、コロナの影響もあってか、人出は多くない。
駐車場の脇に、「真人公園案内」の大きな看板が立つ。
タイトルの上に「日本さくらの名所100選」の文字。
公園の中を広い道が通っている。その道の右手(西側)に、池、三つの広場があり、左手にはアスレチック・コース、キャンプ場、広場があって、東屋などの建物が何カ所かに建つ。
左側に、この公園は、大正天皇即位記念事業として「長岡安平」氏の設計により、T6年に開園した、との説明がある。「長岡安平」氏といえば、「秋田市」の「千秋公園」、「大仙市高梨」の「旧池田氏庭園」も設計した人だ。
まずは右下に池を望みながら広い道を進み、すぐ右手に分れる散策路を少し行くと、案内板にある「休憩広場」に至る。
(休憩広場の桜)
桜はちょうど見頃の時期に当たったようだ。
柵の下が池で、柵の間から水面がのぞく。
さらに行くと、散策路の脇に石碑が建つ。
(並木路子 顕彰碑)
駐車場脇の案内板には「リンゴの唄の碑」とあるが、石碑には「並木路子先生顕彰碑」とある(これ間違い、後で訂正する)。
余談だが、「りんご~の~ふるさとは~ きたぐ~にの~はて~」は、「津軽のふるさと」(私の大好きな歌で、美空ひばりより、青森県出身でフォレスタのメンバーである小笠原優子が歌うのが最高!!)の歌詞で、「リンゴのふる里」は「青森津軽」。それに対し、「リンゴの唄のふる里」は「秋田増田」である。
「あかい~りんごに~くちび~るよせて~」で始まる「リンゴの唄」は調べると、戦後映画の第一号「そよかぜ」の主題歌として発表され、戦後のヒット曲第一号とある。そして、映画のロケ地となったのが「増田」であったことから、「並木路子」と「増田」の交流が長く続いたようだ。
と、ここまで書いたが、この石碑の文面末尾に「リンゴ園をのぞむ地 リンゴの唄記念碑の地に・・・顕彰として ここに・・刻みます」ある。んん??、これどういう意味?。さらに調べると、案内板にある「リンゴの唄の碑」はこのそばにある大きなモニュメント(案内板をよく見ると、モニュメントの絵になっている)で、写真の「並木路子先生顕彰碑」とは異なることに気付く。すぐそばにあるので当然目にしたはずだが、モニュメントは全然記憶にない。
顕彰碑の脇にはリンゴの形にくり抜かれた黒いモニュメントが並ぶ。
顕彰碑の前から西側の「ちびっこ広場」に向かう。
(チビッコ広場から下を望む)
池の周りの桜も見事。桜祭りの期間ということで、池の端に「ローソン増田町店」、「横手市森林組合」の文字が入った灯りが立つ。池の周りを夜に散策するのも風情があるだろう。
(その2に続く)
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