●行った日:2018年10月4日(木)
●行った場所(スキー場図)
(以上の地図:国土地理院)
※ 朱色はスキー場のリフトに乗った軌跡、橙色は歩いた軌跡です。
第3リフトの終点から歩いて稜線少し手前まで行くと、ようやく真っ赤に色づいた紅葉に出会う。
(稜線付近の登山道と紅葉)
笹原の中を稜線に向かって登山道が続く。道両脇の木の赤とその間に立つ「アオモリトドマツ」の緑が鮮やかな対照を見せている。右端の木々は「ブナ」や「白樺」だろうか。こちらはくすんだ色をしている。
稜線に出て少し進むと、「網張元湯」がある大きな谷のほぼ真上に当たる場所に、谷に突き出た展望台があり、その辺りで登山姿をした人たちが休憩している。
(展望台から「犬倉山」を望む)
中央やや左が「犬倉山」の頂上で、登山者と思われるたくさんの影が見える。稜線の奥に「岩手山」が顔を出す。稜線からその下の山肌を覆う紅葉は見事な色合いである。
ところで、山の中腹から下は一面の笹原であるが、普通は、山の下の方が樹林帯で、その上の風が強く気温も低い高いところに笹原が広がるはず(「真昼岳」は稜線付近一帯が笹原である)で、ここは上下が逆になっている。
展望台から少し離れた場所で、元湯を望む。
(「網張元湯」を望む)
谷底にある白っぽい一帯が元湯である。
この写真を見ると、元湯の周辺に笹原が広がっており、その外側が樹林帯になっている。つまり、この辺りは、写真奥の山のように通常であれば全山樹木に覆われてしまうが、元湯周辺は噴煙による強い酸性などの影響で木が茂ることができず、厳しい環境への適応力が強い笹が広がっていると思われる。
また、写真をよく見ると、噴煙の上がっている場所から右下の方へパイプが引かれ、その先に四角い施設のようなものが写る。「網張温泉」はここから湯を引いているらしい。
(その3に続く)
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