六道輪廻の間には ともなふ人もなかりけり
独むまれて独死す 生死の道こそかなしけれ
日本古典文学大系『仮名法語集』岩波書店、87頁
これは、一遍上人の『百利口語』という、利口なる言葉を集めたものである。我々自身は生死の中にあるからこそ、初めて仏道を求め、仏道に遇うことが出来るのだが、そうであっても、なんともはかなく、かなしいものである。死ぬのが恐いから仏道を求め、世は無常であると教えられる。あぁ無常・・・いや、無情だったか?
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tenjin95
龍谷山人
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