・乃南 アサ
「花散る頃の殺人」
久しぶりの音道貴子刑事
今回は短編集
クールビューティーの彼女の意外な
一面も見れます
じゃなかった読めます(笑)
・柴田 よしき
「窓際の死神(アンクー)」
会社の窓際の影の薄い中年のオジサン
いつから居たのか思い出せない・・・
主人公が気が付いた人は、死神だった
彼が現れると死者が出る
何だか憎めない死神の短編集
・宮木 あや子
「花宵道中」
江戸末期の吉原の遊女達の、悲しい
生き様・・・
切ない遊女達の優しすぎる心に、涙が
止まらなかった
吉原で生きる道しか与えられなかった彼女達
なんの為に生きているのか・・・
蜻蛉の様な人生が悲しすぎる
・瀬尾 まいこ
「卵の緒」
新潮100冊
血の繋がらない親子の愛情の話と、少し血の
繋がった姉弟の話
最初の話は、微妙だった
血は繋がってないけど昔愛した人の息子
そして今愛した男性と結婚して子供が
生まれる・・・
変わらない愛情を息子は感じられるかな・・・
あたしはあなたを愛してるわ、他に何か
問題ある?的なこの女性が自己満足で
自己中だと思ってしまうのは・・・
あたしだけ?
少し血の繋がった姉弟は姉の父親
弟の母親の勝手で振り回され傷つく子供達が
切ない
子供は親を選べない
親は自分の意思で子供を生むので選べないのは
当然
つまり可哀相なのは子供だと思う
・小手鞠 るい
「エンキョリレンアイ」
新潮100冊
運命の赤い糸を感じられるお話
でも・・・個人的には・・・
あまり面白いと感じない(苦笑)
女性女性した主人公が、苦手なもんで(笑)
・米澤 穂信
「儚い羊たちの祝宴」
新潮100冊
初めて読んだ「ボトルネック」は
面白かったので期待大が、全然違う感じだった
読書サークル「バベルの会」が中心の短編集
何とも不思議な世界だった・・・
・森見 登美彦
「太陽の塔」
新潮100冊
オタクな大学生の愛すべきバカっぷりが
面白いが、チョット長いかな・・・
飽きてきた(笑)
初めて読んだ「きつねのはなし」の方が好き
・谷崎 潤一郎
「痴人の愛」
新潮100冊
いやぁ~ 進まなかった~(笑)
中年の男がカフェで目を付けた少女を
自分の好みの女性に育てる・・・
つもりがとんでもない悪女になった少女に
骨抜きにされ、人生を少女に捧げる
読み終わったら嫌~な気分になった
・上橋 菜穂子
「狐笛のかなた」
命を助けてもらった少女に恋をした霊狐の
野火の、無償の愛が切な過ぎて号泣
泣き過ぎて目が腫れた(笑)
相手を呪うために、呪術で生き物を操る人とは
なんと醜い生き物なのか
生きるための殺生は仕方が無いが、ただ命を
奪うためだけの殺生に嫌な気持ちになる
野火・・・
そして、人でいるより野火と共に生きることを
選んだ小夜
最後まで涙が止まらなかった