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将棋新人王戦 服部六段が先勝

2024年10月05日 11時25分21秒 | 一言
立会人「見応えある攻防」

(写真)対局後に検討する服部六段(右)と高田五段。奥右から2人目は立会人の桐山清澄九段=4日、大阪市の関西将棋会館(峯松進撮影)

 服部慎一郎六段(25)と高田明浩五段(22)の対決となった、将棋の第55期新人王戦(しんぶん赤旗主催)決勝三番勝負の第1局が4日、大阪市の関西将棋会館で行われました。終局は午後4時37分、131手で服部六段が勝ち、シリーズ先勝としました。

 第2局は21日に、同所で行われます。

 振り駒の結果、服部六段の先手番となりました。

 序盤から中盤にかけては高田五段が巧妙な指し回しを見せ、追い込まれる形となった服部六段としては、辛抱強くチャンスを待つ展開に。流れは高田五段に傾いたものの、高田五段としても歩切れのために優勢を拡大するのには苦労しました。


 服部六段は、63手目の☗7三角以下☗8四角成~☗8五馬と容易には負けない粘りのある手を見せ、73手目の☗3七桂打が駒損ながら4五の急所を確保するうまい手でした。しかしこの勝負手もなかなか決まりませんでした。

 高田五段の86手目☖5四馬が攻防に利いた手で、その後☖5六桂、☖7六桂と「総攻撃」を仕掛けます。服部六段も☗5七銀右、☗7七銀と全力の守りを見せ、「見応えのある攻防」と立会人の桐山清澄九段。どちらが勝ってもおかしくない形勢となりました。

 高田五段の112手目☖2四歩が痛恨の詰み逃しで、最後は服部六段がきっちりと勝ち切りました。

 桐山九段は「高田五段が押し込み、服部六段が粘り強く我慢して押し返しました。両者とも持ち味を発揮した大熱戦でした」と本局をまとめました。

 勝った服部六段は本局について、「二転三転の将棋だったと思うので、最後は運があったのかなという感じがします」と述べ、前々期新人王であることは「あまり深くは意識せず、目の前の将棋を一局一局と思いながら」とシリーズのここまでを振り返ります。2局目に向けて「1局目よりももっと精度を上げて、いい内容の将棋を指せるようにと思っています」と抱負を語りました。

 敗れた高田五段は「初めての番勝負なのでいろいろ準備はして臨んできた」と言い、これまでに4度対戦して一度も勝てていない服部六段を相手に「一勝でもできたらいいかなという風には思っていました」と語りました。次戦に向けては「思ったよりも善戦できたので、次回は詰み逃しだけはしないように気を付けたいなと思います」と意気込みを述べました。


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