池ちゃんのページ


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きょうの潮流 水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る

2024年10月06日 20時29分45秒 | 一言
 懐かしい人に会いたくて、山梨県立文学館で開催中の金子兜太(とうた)展に出かけました。訃報に接したのがつい先日のようで、もう6年以上がたっているとは驚きでした。2018年2月逝去、享年98。
 浮かぶのは、金子さんの墨痕鮮やかな「アベ政治を許さない」のプラカードです。2015年、安倍政権が強行した戦争法(安保法制)反対の旗印として運動を励ましました。その年の元日付本紙文化面には新年詠「年明ける」を寄せています。〈困民史につづく被曝(ひばく)史年明ける〉〈山茶花(さざんか)も水仙も咲く人よ生きよ〉。
 原点はトラック島での戦場体験でした。空爆で黒焦げになった小島で機銃掃射を浴び散り散りに吹き飛ぶ仲間。飢えにさいなまれ草をはみ下痢に苦しみながら餓死していったあの顔、この顔。敗戦後、米軍の捕虜となり、1946年11月、最終の復員船で帰国しました。
 その時の光景を詠んだ句が〈水脈(みお)の果て炎天の墓碑を置きて去る〉。甲板に立ち遠ざかる島を見つめていると、死んだ仲間たちが見送っている気がしたと語っています。
 反戦の思いは体から体へと伝えるのが大事で、そのために俳句は力を発揮すると信じていました。長崎での句〈彎曲(わんきょく)し火傷(かしょう)し爆心地のマラソン〉からは、炎天下の走者の向こうに焼けただれ骨も溶けた被爆者の姿が見えてきて戦慄(せんりつ)が走ります。
 好きな一句を挙げるとすれば〈梅咲いて庭中に青鮫(あおざめ)が来ている〉。梅香る平和な庭に集うのは、南の海に漂う死者の魂でしょうか。戦争を伝え続けた人でした。


石破派の「裏金」

2024年10月06日 20時24分04秒 | 一言
首相に真相解明の責任がある
 「石破派も『裏金』」と新事実を暴いた「しんぶん赤旗」日曜版10月6日号のスクープが、就任早々の石破茂首相を直撃しています。

 自身が代表だった石破派(水月会、9月に解散)が政治資金パーティー「水月会セミナー」の収入を2021年までの6年間で計140万円分不記載にしていたもので、「裏金」処理していた疑いもあります。

 石破氏は昨年12月12日のテレビ番組(BS日テレ)で、石破派にもキックバックがあったことを認めたうえで、「出も入りもきちんと載せているので確認すればわかる」とのべ、政治資金収支報告書の記載に問題はないと強調していました。この発言が事実に反することが明るみに出たのです。

■新事実受け調査を
 石破首相は就任記者会見で「裏金事件をめぐる新たな事実が判明すれば自民党としての調査が必要だが、現在そういう状況にあるとは承知していない」と再調査を拒否しました。

 しかし、「新たな事実」として石破派にも自民党主要5派閥と同じ裏金疑惑が判明し、自民党としての調査が必要な状況になったのです。しかも、それは石破派の疑惑で、真相解明の責任は首相自身にあります。首相は4日の所信表明演説で裏金問題について「ルールを守る」「私自身も説明責任を果たす」とのべた言明をただちに実行すべきです。

 今年度のJCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞に「赤旗」日曜版の裏金スクープが選ばれた際、その受賞理由で裏金事件を「大政治犯罪」と断罪しました。日本共産党の志位和夫議長は、この認識が石破首相に厳しく問われていると強調し、「徹底的な再調査を行い、国民に真実を語るべきです」と求めました。

 自民党の裏金議員への聞き取り調査後、裏金事件で東京地裁は9月、二階派(志帥会)と安倍派(清和政策研究会)の会計責任者に、相次いで有罪判決を言い渡しました。判決は「政治活動の公明・公正を確保し、民主政治の健全な発達に寄与するという政治資金規正法の目的をないがしろにする犯行」(安倍派の裏金事件判決)と、その違法性を断罪しています。

 民主政治を壊す「大政治犯罪」であるにもかかわらず、石破首相は総裁選で慎重姿勢を示した早期解散を党利党略で強行し、国会での追及を逃れ、疑惑にフタをしようとしています。

■裏金議員の公認へ
 しかも、石破首相は裏金議員について、都道府県連の申請を受けて総選挙で原則公認する方針を固めたと報じられています。「公認にふさわしいかの議論は徹底的に行われるべきだ」と非公認も示唆していた総裁選での発言を覆すものです。

 このような言行不一致を繰り返す首相が「勇気と真心をもって真実を語り、国民の納得と共感を得られる政治を実践する」と国会で演説しても、だれが納得し共感するでしょうか。

 世論調査では、裏金問題の実態解明を「進めるべきだ」が75%(「朝日」)、裏金議員の公認は「理解できない」が75・6%(共同)で、国民多数の声は明瞭です。

 日本共産党は、国会論戦でも総選挙でも逃げ切りをはかる石破政権・自民党を徹底的に追及し、真相解明に全力をあげます。


比例予定候補駆ける 近畿(定数28) こむら潤さん(49)=新=

2024年10月06日 20時18分17秒 | 一言
“はて?”言える社会に

 「これまでの人生で“はて?”と言えず、たくさん“ジェンダーの壁”に阻まれてきたんやなって。日本共産党がジェンダー平等社会の実現を政策に掲げ、学びを深める中で自覚したんです」

 3人の子育てをしながら夫の扶養の範囲内で働き、結婚や出産のたびに仕事を辞めてきた自身の経験を語り、共感を広げています。

 DV被害女性と子どもを支援する一般社団法人「星の樹」の松下とわ代表との対談が印象に残ります。家事育児を男女ともに担い、女性がキャリアを失わずに子育てできる環境をつくる必要性を語り合うなか、松下さんは「ジェンダー平等をはっきり政策に掲げるのは共産党だけ希望の光です」と語ってくれました。

 党兵庫県委員会の「学費ゼロプロジェクト」にも力を入れ、9月に高等教育の無償化を求めて青年らと政府に要請。「国際人権規約で漸進的な学費無償化が求められているが、値上げする大学があり、逆行している」と追及しました。

 「性別や世代に関係なく、誰もが“はて?”という言葉を堂々と言い、問題を解決していく。これがジェンダー平等社会ではないでしょうか」と訴え。男女の賃金格差、年金、学費の問題を解決する大きな“翼”が共産党の「経済再生プラン」だと、力が入ります。

 入党の原点は戦争法反対の運動。「平和な日本を子どもたちに」を胸に、女性の政治参加が認められなかった戦前から奮闘してきた女性党員の思いを引き継ぎます。

 小村・じゅん 1975年兵庫県生まれ。京都市立芸大卒。非正規雇用の高校教師や美術塾講師をへて、尼崎市議を1期。兵庫8区重複。


比例予定候補駆ける 近畿(定数28) 清水ただしさん(56)=前=

2024年10月06日 20時15分04秒 | 一言
党勢拡大で政治変える

 演説や集いで日本共産党の魅力を語り、第29回党大会以降9月末まで党員51人、「赤旗」読者61人を増やし、「党勢拡大をして選挙に勝ちたい」と意気込みます。

 党勢拡大にこだわるのは、党員と有権者の結びつきが大切だから。「投票する人の6割が周囲の働きかけで投票するという今、党の値打ちを自信持って生き生きと自分の言葉で語れるのは党員しかいない。だから党員を増やしたい」

 呼びかけで心掛けているのは、「入党することでいかに人生が豊かになるか」。戦争反対も社会保障の拡充も学費無償化も、仲間と声を上げることで実現できる。苦しい原因が社会や政治にあると気づき、大本から変えていける。一度きりの人生を社会進歩と重ねて生きていくことができると話します。

 元漫才師で巧みな話術で聴衆の心をつかみます。原点は阪神・淡路大震災。被災者に冷たい政治と献身的な日本共産党員の姿です。現職時代、コロナ禍で近畿圏の過半数の民商を回って実情を聞き、家賃給付金や持続化給付金の円滑な給付を政府に求めました。ライフワークとして取り組む犯罪被害者支援は、今年の法改正で犯罪被害者給付金の最低額が大幅に引き上げられ法テラスの業務に被害者支援が盛り込まれました。

 「5割を超える無党派層に政治へ関心を持ってもらい共産党を選んでほしい。その思いから仲間を増やし、党を語り、悪政に対決する。それが清水ただしの原動力です」

 しみず・忠史 1968年生まれ。衆院議員2期。元松竹芸能漫才師。元大阪市議(1期)、党中央委員。大阪4区重複。


手のひら返し 首相の資格あるか

2024年10月06日 20時11分46秒 | 一言
山添政策委員長が各党と議論
BSフジ

 日本共産党の山添拓政策委員長は4日のBSフジ「プライムニュース」で、石破茂首相の所信表明演説や今後の国会論戦を巡り、各党の議員と議論しました。

 石破首相の所信表明演説について山添氏は、「納得と共感はまったくなかった」と強調。総裁選中に主張していた前言を翻し、「予算委員会をやった上で国民に信を問うと言っていたがやらずに解散するのは、議会制民主主義の根幹に関わる問題だ」と批判しました。さらに、「数日前に言っていたことを手のひら返しすることが当たり前になると、今後、国民の信頼を回復するどころか、信頼を損なう」と強調。「石破首相自身が総理としての資格があるのかたださなければならない」と述べ、予算委員会で一問一答形式の質疑が必要だと主張しました。

 司会の反町理氏から党首討論となった場合、日本共産党として短い質疑時間の中で「どう論戦を組むのか」と問われ、「『アジア版NATO』創設や核共有など、石破首相が言いたかったことが所信表明では封じられているとも評価されるが、危険な軍事突出は表れている」と発言。「日米軍事同盟絶対の姿勢はより強まった」と指摘し、岸田政権のもとで進められた軍事費倍増や、敵基地攻撃能力の保有、殺傷能力のある武器輸出の解禁なども含めた「戦争する国づくり」への踏み出しについて、「一層、危険なところに踏み込もうという意図がある」と強調しました。

 その上で、首相が総裁選などで主張していた日米地位協定改定について「沖縄で起こった少女暴行事件などに見られるような、日米のゆがんだ関係を正す方向での改定ではない」と指摘。米国内の基地で自衛隊が訓練をすることや、在日米軍基地を日米一体で管理するなどと述べていたことにもふれ、「むしろ日米の軍事同盟を強化する方向での改定だろう。一見リベラルのようなことも、実は中身は違うという問題もたださなければならない」と語りました。


「虚偽と幻滅内閣」と批判

2024年10月06日 20時00分21秒 | 一言
石破氏所信表明
小池書記局長が議論 BS番組

 日本共産党の小池晃書記局長は4日夜、BS―TBS「報道1930」で、石破政権の政治姿勢などについて、各党国会議員らと議論しました。

 小池氏は、石破茂首相の所信表明演説では、石破氏が自民党総裁選で訴えてきた金融所得課税の強化や選択的夫婦別姓導入、全国一律最低賃金の実現といった公約が一切なくなったと指摘。「総裁選での主張が消え去り、全く中身がなくなった。石破氏は『納得と共感内閣』と言うが、それどころか『虚偽と幻滅内閣』だ」と批判しました。

石破派の裏金は

 石破首相が演説で「政治は国民を信じているのでしょうか。どうせ分かってはもらえない、そのうち忘れてしまうだろうなどと思ってはいないでしょうか」と呼びかけたことについて、小池氏は、「これはまさに自民党のことだ」と指摘。「しんぶん赤旗」日曜版が、石破派での新たな裏金疑惑を報じたことを挙げ、裏金事件は自民党ぐるみの組織的犯罪であることがいよいよ浮き彫りになったと強調しました。

 ジャーナリストの星浩氏は、「裏金問題は最初の真相解明自体が相当いいかげんだった」と批判。その後の説明もうそが多く、再発防止策も不十分だったと指摘しました。

 小池氏はさらに、石破首相が総裁選の討論会で「本当のやりとりは予算委員会だ」と語っていたにもかかわらず、短時間の党首討論で解散・総選挙に逃げ込もうとしていることを追及。「なぜ予算委をやらないのか。論戦から逃げるのか」と批判し、党首討論とともに、予算委の開催を強く求めました。

能登の復興先に
 番組は、地震や豪雨で大きな被害を受けている能登半島の被害状況を紹介。「対応が遅いと言うか、なかなか情報が入ってこない」「郵便局も土砂で埋まって金融機関もない」「(27日総選挙について)そんなもんめちゃくちゃ。石川の復興を先にしてもらわないと」など現地の声を伝えました。小池氏は、「1月、5月、9月に現地を訪れたが、復旧が進まず、光景が全く変わっていない」と指摘。政府・与党が予備費だけで対応し、補正予算審議を総選挙後に先送りしようとしていることを批判し、「補正予算を組むことは、政府として全力で被災地を支えるというメッセージにもなる」と強調しました。

 自民党の片山さつき政調会長代理が「十分な予備費がある」「12月には何とか補正予算を組める」などと述べたのに対し、小池氏は、「結局は新政権が予算委で追及を受けたくないだけではないか」と指摘。司会の松原耕二氏は「それが本当なら能登の被災者はどう思うのか」と応じました。

 小池氏は、次期総選挙での立憲民主党との共闘について、「安保法制(=戦争法)を廃止する点で一致してきたからこそ、この間の共闘が成り立った。そこが崩されたことで、共闘の基盤も損なわれた」と述べました。地域によっては、これまでの経緯などを踏まえて候補者を調整する選挙区はあるとしつつ、運動会の「棒倒し」に例えて、「各野党がそれぞれの立場で選挙戦の論戦に取り組んで、自民党を揺さぶり、倒していくことが大事ではないか」と説明。その中で、共産党の議席増をかちとるために全力を挙げる決意を述べました。


「パレスチナの解放を」

2024年10月06日 19時57分03秒 | 一言
ガザ侵攻1年 全国各地で抗議

(写真)イスラエルによるパレスチナでの占領と虐殺に抗議する人たち=5日、東京都港区

 イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への侵攻開始から1年になるのを前に5日、ジェノサイド(集団殺害)に対する抗議行動が全国各地で実施されました。東京都渋谷区では「ジェノサイドの1年、抵抗の1年」をテーマに呼びかけられた行動に、1200人(主催者発表)が参加。雨の中、「フリー・パレスチナ」「パレスチナの解放を」とコールしながらパレードしました。沿道では共感して飛び入り参加する人や、涙を流しながらピースサインを振る人もいました。

 参加したハニン・シアムさん(27)は、「ガザのジェノサイドから1年。その抗議のために参加しました。イスラエルによる抑圧は76年以上の年月があります。もっと政府に訴えていかないといけない」と話しました。

 2015年に来日したパレスチナ人のモハメド・バラジャンさんは、ガザに家族がいるといい、「メディアで取り上げている様子はわずか1%程度だけです」と指摘。「みんなテントで暮らしているし、食べ物もなく90%の人は生きられない」と訴えました。

 神奈川県から参加した女子大学生は、「学校で紛争地が多いことを習っていたが、実際に見てとてもショックを受けた。何かしたいと思いSNSを見てデモに参加した」と述べ、一緒に来ていた友人も「パレスチナ情勢を止めないといけない。自分ができることはデモで声を上げることだと思う」と話しました。


東北の「命綱」の議席 何としても

2024年10月06日 19時50分02秒 | 一言
石破首相の公約反故を批判
盛岡で小池書記局長が訴え
参院補選の勝利も訴え


(写真)声援に手をあげてこたえる(車上左から)小池、高橋、吉田の各氏=5日、盛岡市

 総選挙(15日公示、27日投開票)での日本共産党の躍進をめざし、小池晃書記局長を迎えての街頭演説会が5日、盛岡駅前で開かれました。小池氏と、衆院比例東北ブロックの高橋ちづ子(衆院議員)、吉田恭子(岩手1区重複)両予定候補もマイクを握りました。小池氏は、「命、くらし、平和を守る東北の命綱である高橋ちづ子予定候補をなんとしても勝ち抜かせてください」と多くの聴衆に訴えました。

 小池氏は、自民党議員が秘書給与を不正受給し辞任したことにともなう参院岩手補選(27日投票)に出馬する木戸口英司予定候補(立民)について、「前回の参院選では惜敗しましたが、今度こそ市民と野党の力で勝利させよう」とよびかけました。

 小池氏は、総裁選での公約を次々に反故(ほご)にしている石破茂首相の「手のひら返し」に言及。「国民に判断してもらえる材料を提供するのは政府の責任であり、新しい総理の責任」「本当のやりとりは予算委員会だ」と言っておきながら、戦後最短となる9日間で早期解散を決行したことを「そんなに論戦が怖いのか」と批判しました。

 裏金議員についても、石破氏が「公認するのにふさわしいかどうか、徹底的に議論すべきだ」と述べていたのに、全員を公認する方針を固めたとして、「とんでもないことだ。裏金議員は議員を続けることさえ許されない」と断じました。

 小池氏は、「しんぶん赤旗」日曜版10月6日号のスクープ「石破派も裏金」を紹介。「石破氏は自分を公認できなくなるから、態度を変えたのか」と述べると大きな拍手が起きました。

 健康保険証廃止について石破氏が、「納得しない人がいっぱいいれば、併用も選択肢として当然」と語っていたのに、12月廃止の方針を変えていないと批判。「(所信演説で)日本を守る、国民を守る、地方を守るというなら、まずは約束を守るべきだ」と語りました。

達増知事からメッセージも
 小池晃書記局長は、岩手県知事選に再選した達増拓也知事が、賃上げのために県独自の中小企業支援制度をつくったことを紹介。10月から国が示した目安に9円上積みの「952円を勝ち取り、オール岩手の力で全国最下位の最低賃金レベルを脱した」と評価するとともに、「まだまだ不十分」だとして、総選挙での日本共産党の躍進で全国一律の最賃1500円を実現させようと呼びかけました。

 街頭演説には達増知事からメッセージがよせられました。「地域に根差し全国に広がる組織の力を生かし、岩手の復興に対する深いご理解と力強いご支援をいただいていることに改めて感謝します」「日本共産党には『復興与党』『達増県政与党』としてオール岩手の力を合わせて復興を着実に進めてまいりました」と謝意を表明。「復興で培われたお互いに幸福を守り育てる姿勢を県政全般に広げ、野党共闘の源流であるこの岩手から、今後も力強く県政を推進してまいります」と抱負を語りました。

 高橋ちづ子比例予定候補は、旧優生保護法の被害者補償法が週明けの通常国会で成立される運びになったことを報告。実現にむけた自身のこれまでの取り組みについて話し、「優生思想を克服するため、二度と同じ過ちを繰り返さないためこれからも全力をあげる」と決意を語りました。

 吉田恭子比例予定候補は「定数1減となった大激戦の東北ブロック。日本共産党の議席を守るため大きな支援の輪を広げてください」と訴えました。


JCJ賞贈賞式 「赤旗」日曜版に大賞

2024年10月06日 19時41分30秒 | 一言
着眼点と調査力 本領発揮
 すぐれた報道を表彰する第67回日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞の贈賞式が5日、東京都内で開かれました。

 神戸学院大学の上脇博之教授が記念講演。「国民が報道を知ることで新たなアクションを起こしたり、問題を起こした政党・政治家の評価を変えることができる。ジャーナリズムの精神をもって報道機関が仕事を果たすことは、民主主義になくてはならない」と強調しました。

 「自民党派閥パーティー資金の『政治資金報告書不記載』報道と、引き続く政治資金、裏金問題に関する一連のキャンペーン」で2024年度の大賞を受賞した「しんぶん赤旗」日曜版編集部に賞状とトロフィーが贈られました。日曜版のJCJ大賞受賞は20年に続き2回目です。


 JCJは大賞の選考理由として「『しんぶん赤旗日曜版』の報道は、2023年から24年にかけての日本の政治を揺り動かした」と指摘「公開されている膨大な政治資金報告書から、一つ一つを地道に積み上げ、検察の捜査にまでつなげ、それが大政治犯罪であることを明らかにした」と評価しています。

 選考委員の上西充子さん(法政大学教授)は「政治資金パーティーに違和感を持ったその着眼点と、一つ一つのPDFファイルを丹念に調べ上げた地道な調査力はジャーナリズムの本領を発揮したものと評価できる」と表彰理由を紹介しました。

 そのうえで「裏金議員を公認するかが問題となるなかで“ルールを守る自民党”をウリにしようとしている。しかし、どういうふうにルールを守っていなかったかを思い出しながら自民党の言葉を聞いていかなきゃいけない。そういうタイミングでJCJ大賞を表彰できたのはいいことだし、『しんぶん赤旗』日曜版の報道に注目してほしいと話しました。

 日曜版の山本豊彦編集長は「裏金問題が自民党の組織的犯罪、『大政治犯罪』であることを、これからも粘り強く追及していきます」とスピーチしました。(スピーチ要旨)


総選挙中に最大規模日米演習

2024年10月06日 19時31分57秒 | 一言
23都道府県 問われる「戦争国家づくり」
南西諸島でミサイル訓練


 最大規模の日米共同統合実動演習「キーン・ソード」(KS25)の全容が、防衛省が日本共産党の山添拓参院議員に提出した資料から判明しました。衆院選(27日)を目前にした23日から11月1日まで、全国23都道府県で実施。「米中対立」の最前線となる南西諸島では、日米のミサイル部隊による訓練が行われます。石破茂首相が岸田前政権による大軍拡路線の継承を宣言する中、「戦争国家づくり」が問われています。(齋藤和紀)

 陸上自衛隊は長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾」の展開訓練を、沖縄県の石垣島や宮古島、那覇駐屯地、勝連分屯地で実施します。防衛省は、敵基地攻撃兵器として使うため同誘導弾の射程を約1000キロに伸ばし、来年度に配備する予定。石垣島では米軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」の輸送訓練を初めて実施します。米中軍事衝突の最前線となる「第1列島線」(九州沖から沖縄、フィリピン付近)に日米のミサイル部隊を並べる戦略を具体化し、沖縄を攻撃拠点とする動きです。

 石垣、宮古島など先島諸島の自衛隊基地の「日米共同基地化」への狙いも明らかです。

 昨年11月、鹿児島県屋久島沖での墜落など重大事故が相次いだオスプレイの訓練も激化。沖縄本島と与那国島に初めて陸自のV22オスプレイが飛来します。与那国島や石垣島で、負傷した兵士をV22で自衛隊那覇病院(那覇市)などに移送する訓練を実施します。

 鹿児島県屋久島沖で墜落した機体と同型の米空軍特殊作戦機CV22も参加。同県の徳之島で離着陸訓練を行います。事故後、CV22が訓練に参加するのは初めてですが、「30分以内に緊急着陸可能」な範囲に限るなど制限が課されたままです。

 本土では、敵基地攻撃とミサイル防衛を一体化させる「統合防空ミサイル防衛(IAMD)」を具体化する訓練を北海道・東北沖や青森沖、四国沖で実施。全国の自衛隊・米軍基地から戦闘機、輸送機、イージス艦などが参加します。

 これに伴って九州では、自衛隊基地が攻撃され使用できない事態を想定し、航空自衛隊機を民間空港に退避させる訓練も実施使用する空港は長崎、熊本、宮崎、奄美(鹿児島県)、徳之島と九州全体に及びます。