やまだです。
2月になって冬らしい寒さが続いていますね。
例年だと成人式や共通テストの日程あたりに東京でも積雪が観測されていますが、今年は1月の半ばごろに少し降って、先日は大雪になりました。
と言いつつも、そろそろ春服を揃えていこうかと思いユニクロに立ち寄ったら、春物がたくさん並んでいて、明るいカラーや軽やかな素材感のアイテムにますます春が待ち遠しくなりました。
もう少し暖かくなったらジャケットスタイルをしたいなと考えています。
ジャケットスタイルは春らしくて清潔感があるし、きちんとしたイメージだからです。
また、女性のジャケットスタイルは、クラシックでエレガントさがあるので、そういう雰囲気を醸し出したいというのもあります。
2023年冬のトレンドで【クワイエットラグジュアリー】というスタイルが注目されました。
クワイエットラグジュアリーとは、派手なデザインを避け、控えめのカラーやデザインで素材の上質さを引き出すスタイルです。
気品を纏い、控えめでありつつもクラス感(=高級感があり洗練されていること)のあるファッションのことです。
まさに今、求めているスタイルだなと思ったので、意識しています。
普段はそこまでスタイルを意識することはなく、着たいものや好きなものを年相応に見えるように気をつけるくらいでした。
先日、日ごろから親しくさせていただいている経営者の渡邊芳樹さんから、経営者になったからこそ、いっそうファッションには気をつけるようになったというお話を聞きました。
第一印象の良し悪しは、その人の見た目の部分が大きく関わってきます。
日々たくさんの人と出会う中で、会話をする前に見られる部分が服装や外見だということに気づいてからは、清潔感を意識するようになったとお伺いしました。
会社員のときは、基本スーツだし会社のネームバリューもあり、むしろファッションと仕事が繋がっているという実感はなかったそうです。
たしかに、身につけているものは、その人に対するイメージやこだわりを感じる要素にもなります。
また、社長ともなれば、その企業の文化や価値観を示すシンボルになることもあります。
例えば、Appleの創設者であるスティーブ・ジョブズ氏のファッションは、シンプルでミニマルなスタイルで有名です。
黒いタートルネックのニットに、デニムを組み合わせたシンプルな服装が定番でした。
その一貫したスタイルが氏のトレードマークとなりました。
ジョブズ氏は、仕事に集中するために服装にあまり時間をかけないのは、その分のエネルギーをクリエイティブなことに焦点を当てるためだと、インタビューで読んだことがあります。
全てのリソースをビジネスにフォーカスした結果、デジタル文化の象徴とも言えるiPodやiPhoneなどの商品が生み出されました。
ジョブズ氏は極端な例ではありますが、重要なイベントや会議に出席する際の服装や外見は、信頼性や威厳を示すツールにもなります。
そのため、渡邊さんは自身のファッションセンスを慎重にとらえて、ビジネス上の目標や価値観とリンクさせるようになったとおっしゃっていました。
わたし自身、人にどう思われるかという観点からファッションを機能させてこなかったし、よっぽどでなければ、相手がどんな服装をしていても気にしたことがありませんでした。
渡邊さんのような会社の代表者としての立場を考えると、影響力や注目されることも多くなるため、オフィシャルなシーンはもちろん、普段の外出時からも見た目に気づかうことが、一流の仕事の基準なのだなと感じました。
自分のしたいようにするのもいいですが、人となりを表現するファッションを、今後は考えながら身につけるものを選んでいこうと思いました。