株式が堅調な中で、日本株は米国株から大きく乖離していて珍しい形をしている。
ドル建て日本株価は、長期間抜ける事ができなかった抵抗ラインを上抜けた事で、更なる上を目指しやすい環境。
一方、ドル円との連動性が無くなっていて大きく乖離しているが、この事は逆に、
その差を縮める大きな動きが出るというリスクにもつながり、ドル円の急騰や株の急落にも注意。
来週は米雇用統計の週であり注目の週である。
USDJPY (日足)
相変わらず方向感がはっきりしない展開が続いている。
久しぶりに 119円台後半へ上昇して越週したが、ここから更に上値抵抗を越えられるかに注目。
まだレンジの範疇にあり様子見。
EURJPY (日足)
レンジというよりは下降チャネルかフラグを形成しつつあり、
1日の値幅が大きい割にトレンドの傾きは小さいので振らされ易い。
まだ、方向性が明確ではなく様子見。
EURUSD (日足)
3週間に渡るレンジの下限を26日に急落して下抜けし、2月の月足は陰線引けとなり8ヶ月連続陰線を示している。
週末は下降チャネル下辺(赤点線)にしっかりとサポートされて越週。
本来の下降トレンドに本格的に復帰する為には、このチャネル下辺や更には1.1097を下抜ける必要がある。
今後の綺麗な形としては、今までのレンジの下限1.1260-95へのリターンムーブの後に下落再開という形。
但し、8カ月の連続の下げで売りポジションが膨らんでいると思われ、大きく反発するリスクも大きい。
1.1260-95を超える動きがあれば再度レンジ入りの可能性、又はダブルボトム形成の可能性もあることを想定してのトレードになる。
何れにしても1.1097を割るまでは本格的な下落に復帰したとは言えず、短期戻り売りのトレードに徹したい。