ガイカの夜明け

FXトレーダー トーマスの日々の計画と気づき

1月11日からの計画  良い米雇用統計にも改善せず、週明けも円高リスク継続

2016年01月10日 21時29分05秒 | 日々の売買計画と結果

本年もエリオット波動論とサイクル論にヒントを得ながらシナリオを作成し、チャートポイントに引きつけた売買を心がけて行きたいと思います。

今年のドル円は、「6~8月に100.81-105.19のサイクルボトムを付け、その後は上昇に転ずる…」、
というのがエリオットとサイクル論による見解であり、実現するとバランスの取れた美しいチャートが完成される。
現在は、前年の5月31日サイクル高値125.85からの下落波動abcのc波にある。
年初からの下落は正に大きな下落の初期段階であると言える。
過去のチャートを調べると、1月又は12月に、その年の高値又は安値を付けている…、というケースが非常に多い。
本年は、「1月を高値とした下落の年」になる…、という確率が高いと考える。
5日~25日までは水星が逆行中であり、暫くは荒れ易く、上下に大きく振られることが予想される。
先週の米雇用統計は良好な結果に反応して上に跳ねたが、NYクローズに向けてジリジリと下げ、上髭を残す結果になった。
弱い指標には大きく下げ、強い指標であっても好転をしないことから市場心理は弱く、週明けも円高リスクが継続しそう。

USDJPY (週足)
チャート中のbを起点とした下落波動cの中にあり、上昇トレンドライン①を明確に割った。
かつ、過去に何度もサポートされていた118.05-35のゾーンも割り込んで安値引けしている。
先週の値動きを眺めてみると買いバワーが弱く、高く跳ねた所では一斉に売られているのが解る。
時間足では下降チャネルが形成され、隠れダイバージェンスも現れていている。
セリングクライマックスか底値パターンが現れ下降チャネルを逸脱するまではショートを継続。
下値の目処は、-とaを結ぶヘッド&ショルダーズのネックライン116.45-50、安値116.16で、これらを割ると大きく下げるリスクがある。
まだ先の事になるが、その下のチャートポイントは、安値115.55、a波の値幅がc波と等しくなる114.00-05、ギャップ下110.07、H&Sの倍返し106.47-107.15、38.2%押し106.67、安値105.19、安値100.81、50%押し100.70、等を今年の重要なチャートポイントとして備忘録に列挙しておく。
下落のパワーが強いとは言うものの、日足で6日間の連続陰線を示していることから中規模の調整がある事も想定する必要がある。
調整の目処は、①ライン119.50-60、b波半値戻し119.97、安値120.32、a波半値戻し121.00…、など。
下降チャネルを逸脱し、短時間足でのダウが上向きのスイングになった場合には調整入りを疑い、スイングショートの半量をポジション調整し、一方、デイトレードでは戻しを取りに行く事も一考したい。

EURJPY (週足)
129.65を割り込み、下降トレンドライン②に沿って126.77まで下落したが、前年安値126.08が意識されてリバウンドする動きを示している。
今後のユーロ円が、リスクオフ、又はドル安のどちらに引っ張られるのか明確ではない。
全面的なリスクオフになり、126.08を割るまでは様子見。

EURUSD (週足)
一旦はブルーゾーンCを下抜ける場面があったが、再びB-Cの間に戻された。
これはユーロポンドの急騰によりユーロが買われた為であり、他のドルストレート通貨とは異なる動きを示した。
ユーロポンドが落ち着くまでは手出しが出来ない。
各通貨の年初から1週間の強弱関係は、JPY>EUR>USD>GBP>CAD>NZD>AUDである。
資源国通貨のクロス円は下値余地がまだ充分にあり、ユーロドルよりはトレードがやり易いと思われる。



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