雇用統計に向けて

昨日は予想通り殆ど動かず、「休むも相場」の状況であった。
本日も恐らく雇用統計発表までは大きく動かないような気がする。

ビッグ・イベントの発表直前には、不思議と価格が重要なチャートポイントに到達し、
その価格帯で発表を迎える……
ということが多いと感覚的ではあるが思っている。
例えば、広いレンジの中間地点などで発表を迎える…というケースは少なく、
上か下のポイント近傍で発表を迎える…というケースが多い。

今回で云えば、強弱分岐点になっている重要ポイント84.60-70レベル。
21時30分に向けてその価格帯にまで上昇して発表を迎える…、を想定した場合、
ラウンドボトム(鍋底)のフォーメーション形成の直前の状態になる。

ラウンドボトム完成の条件は、84.66の上抜けである。
(実際のエントリーは84.83基準)
そして、上抜けした場合の目標計算値は、85.65。

その後時間をかけながら更に上昇して8月30日高値85.90④を上抜けすると、
8/24安値83.59と、9/1安値83.67とのダブル・ボトム①②の完成となる。
そして、底打ちの「美形チヤート」になる。

この場合は、コツンとかドカンといった派手さは無く、
いつの間にかひっそりと…と云う、おしとやかな底打ちパターンになるが、
サイクル・ボトムをいつ付けてもおかしくない日柄にある現在、
この、パターンも想定の一つに加えておきたい。

もう一つの想定パターンは、昨日アップしたウェッジ下抜け後の反騰⑤である。
こちらは、じゃじゃ馬のような扱いが必要である。
それら以外にも、上下に振れるケースとか、更なる揉合い入り…、
なども考えられるが、今回の雇用統計で決着が付くと、
来週からやりやすい。

雇用統計の傾向として、下落途中、又は、安値圏で迎えた場合は、
発表日、又は、翌週の月曜日に底を付けて、反転上昇する……、
というケースが過去に多いという傾向が強い……
という事も後押しして、ボトムを付けてほしい。

本日の雇用統計は、ワクワク・ドキドキである。