※注意:これらは所持しているソフトが劣化で損傷する恐れがある為にバックアップを取る行為であり、
原盤無きバックアップの不正使用は犯罪になりますので、ご注意下さいませ。
相変わらずJODAN-DOSでバックアップが取れないものは、そのままです。
前回、JODAN-DOSのみでバックアップの取れなかった仕様はこんな感じ。
〇BASIC系? : JODAN-DOSがHuBASIC形式での保存が出来ない為、バックアップが取れなかった。
〇特殊ローダー系? : 共通点は、途中でIPLのLOAD画面から専用LOAD画面に変わります。
〇ハドソンプロテクト系? : 共通点は、JODAN-DOSだとインフォメーションブロックの読込のみで止まる。
自分が確認出来たソフトで単純にバックアップが取れなかったのは大まかに分けてこの3通り。複合タイプも当然あります。
これらのソフトを何とかバックアップ出来ないかと色々試してみました。
●HuBASIC + JODAN-DOSでバックアップ
まずはHuBASIC系ソフトのバックアップを試みます。
JODAN-DOSのみでバックアップが取れなくてHuBASICを使うと何とかなりそうだったソフトが
「ゼノン」「ピンボール」「トロップウェイ」の3本
「ゼノン」は他機種などでもネット上で見かけるのですが、残りの2つは画像も少なくレアっぽい為、是非バックアップを取って紹介したい所。
「ゼノン」と「ピンボール」はHuBASICをロードした後に、HuBASICのコマンドで ” LOAD ”してから ” RUN ”するソフトですが
「トロップウェイ」はHuBASICの基本部分が内蔵されている様で、IPLから一気にロードするタイプ。
JODAN-DOSのみでバックアップしたテープで起動すると途中でラインエラーを吐きます。
HuBASICのFILESコマンドで見ると分かりやすいですが、bas形式(HuBASICファイル)とbin形式(バイナリファイル)が混成で
JODAN-DOSがbas形式でSAVE出来ない為にバックアップ取る事が出来なかった様です。
そこで、bas形式部分はHuBASICで、bin形式部分はJODAN-DOSでバックアップすれば問題無さそう?
・ゼノン
"ZENON . ",0000,03B2,0000 bas
"ZCM . ",2000,7CFF,0000 bin
"ZENON . ",8D00,C4FF,0000 bin
・トロップウェイ
"TROP-WAY . ",0000,CD1F,0000 bin
"#TROP-WAY/BT1. ",0000,0062,0000 bas
"#TROP-WAY/MS1. ",AFC0,EE7F,AFC0 bin
"#TROP-WAY/MS2. ",B000,EE7F,B000 bin
"#TROP-WAY/MS3. ",B000,EE7F,B000 bin
"#TROP-WAY/MA1. ",C000,E3FF,C000 bin
"#TROP-WAY/BA1. ",0000,0062,0000 bas
残念ながら、ピンボールのファイルが実機でも読めませんでした。
インフォメーションブロックすらスルーされるので、劣化でダメになっているのでしょうか?
HuBASICでbin形式のファイルもバックアップが取れるかもしれませんが、自分には方法が分かりません。
HuBASICとJODAN-DOSの起動にも時間がかかるので面倒ですが
テープカウンターの数値をメモしておけば、一気に書き込むこともできそうです。
・ゼノン
HuBASIC起動
>原盤ロード>新規セーブ
>JODAN-DOS起動
>原盤ロード>新規セーブ>原盤ロード>新規セーブ
・トロップウェイ
JODAN-DOS起動
>原盤ロード>新規セーブ
>HuBASIC起動
>原盤ロード>新規セーブ
>JODAN-DOS起動
>原盤ロード>新規セーブ>原盤ロード>新規セーブ>原盤ロード>新規セーブ>原盤ロード>新規セーブ
>HuBASIC起動
>原盤ロード>新規セーブ
「めんどくせぇ~orz」
取り合えず片面のバックアップが終了した時点で起動してみる。
(ゼノンのSSは取ってなかった模様。)
うん、バックアップに問題はなさそうです。2本とも無事に起動。
そしてB面のバックアップを作る為、再び上記の作業を繰り返すのであった...
●ダブルカセットでのバックアップを試みる
過去記事「~X1ソフトのバックアップ方法を考える」で、
成功率は分からないもののダブルラジカセでバックアップが取れると言う情報を見つけていましたね。
その為に、前回ミニコンポを整備した訳です。
特殊ローダー系や、ハドソンプロテクトと思われるインフォメーションブロックのみで止まってしまうソフトを素人がバックアップするには、
バックアップ専用のプログラムが無いと厳しそうなので、昔からあると思われる手法「Wラジカセのダビングモード」でのバックアップを試みます。
前回修理したミニコンポには「シンクロダビング」と言うワンボタンダビング機能があり
「何となくバックアップに適してそう」ですよね~。
同じぐらいの長さのカセットテープを用意して、磁性体が無い最初の部分の長さだけ調整してシンクロダビングボタンを押すだけ。
まずは最も短い「JODAN-DOS」で試してみると、全く問題なくバックアップが取れました。
「こりゃ行けるかも!?」
って事で、最初はバックアップの取れないゲームの内、比較的ロード時間が短そうな「EGGY」でテストです。
これ、現役時代のX1カセットテープ販売末期に購入出来た物で、新品が何とこのお値段!!(当時のワゴン価格)
早速シンクロダビングが終わったので、X1Cでロードしてみます。
エラーは出ていないのですが、明らかにダビングかロードをミスっている様な描画...
もう一度ロードしてみても同じだったので、再度バックアップを取ってロードしてみると
今度は成功した様で正常に表示されました。
ゲームの起動も問題なさそう?
これならば自分にもバックアップがとれそう!
次にマリオブラザーズ スペシャルを試してみます。
しかし、バックアップテープでロードしてみると、残念ながらロードエラー
一応何度かロードしてみたり、また読み取り位置がズレているのかと「斜めロード戦法」を試してみましたが読み込まず...
インフォメーションブロックは読んでいますが、本体部分で即ロードエラーになったりチェックサムで蹴られたり
プログラムの終端を判断出来ずに最後まで回りっぱなしになったりで、全く起動しません。
「やはり100%では無いのかなぁorz」
別のカセットソフトも試してみましょう。
お次はバルーンファイトです。
こちらもロードエラーが出たので、「斜めロード戦法」を試してみると...
「うぉ~!起動したっ!こりゃ行けるぜぃ!」
「シンクロダビング法」と命名(そのままですが...)
何となく一定の目途がついた気もするので、大量のカセットテープを購入!!
基本10分テープで収まるゲームが多いですね。
既にバックアップが取れているカセットテープがあるのと、10分で収まらないゲームもあるので
10分テープは、これぐらいで足りるだろうと言う計算。
と、大量のバックアップを作り始めたのですが
やはりロードエラーになるソフトが多数あります。「斜めロード戦法」でも読まず安定しません。
ダビングの時の書き込み位置に問題があるのでしょうか?
X1Cはモノラルですが、オーディオはステレオダビングなので細く書き込まれるからダメとか?
細い帯域に書き込むので、書き込み位置を調整してみてはどうだろうか?
などなど、素人的に思いつくこと並べた所で解決策が見つかるわけでもなく...
カセットのシンクロダビングで正常に読み込むものとIPLは読むがロードエラーになるものがあり
その違いを調べるために実際の音をミニコンポで再生して聞いてみた所、感覚で分かる違いは
「再生音量の微妙な差?」ぐらい?
何となくですが再生音量が小さいものはロードエラーになりやすい気がします。
ここで「X1センター」さんの「カセット吸出しテク」に読めない原因は「音声レベルの低下」とあったのを思い出し
音量の問題なのか読み取り位置の問題なのか分かりませんが、まずは音量を大きくして取込む方法を試してみよう。
しかしシンクロダビングでは音量を上げてのダビングが出来ません。
意外な所で弱点が...
なのでまずはマイクロコンポのカセットデッキでソフトを再生して
カセットアダプターを使ってX1Cにロードする作戦。
これならば音量は自由自在。当然、特殊ローダー物は使用できない。(手動で調整すれば可能?)
最初にカセットテープ版JODAN-DOSで試してみると1発成功。
しかし、他のソフトで試してみると再生速度の問題なのかロードエラーを連発します。
やっぱりこの方法もダメなのでしょうか?
お次は、オーディオ>別のオーディオへダビングで音量を上げてみる作戦。
これまたインフォメーションブロックは読むことが出来ても、その後すぐにロードエラー。何度ダビングし直しても同じです。
ポータブルのカセットプレイヤーで再生速度が調整できるものがあったので、調整してみるがダメ。
ポータブルは普通に再生しても音が歪んでいるのがわかるので流石に乾電池駆動は厳しいようです。
3Vの電源を手に入れたら、また試してみたいですね。
ここで一旦、音量UPダビングは諦めて、通常のシンクロダビングに戻ります。
テストに使うソフトは「エニックス テグザー」
シンクロダビングしたテープを読み込ませてみると、最初にIPLで少しプログラムを読んだ後、頭に巻き戻してから特殊ローダーに移行します。
シンクロダビングしたテープだと、その辺りが動いたり動かなかったり。
最初のIPLのインフォメーションブロックを読んだ直後、すぐにエラーになる時と
特殊ローダーに入ってからエラーになる時があり、両方を通過する事がありません。
また、何本もシンクロダビングを試してみた結果
A面がリードエラーになる場合でも、B面はアッサリ動いたりするので元の音声データの劣化が原因なのでしょうか?
そこで、原盤のB面をバックアップのA面にシンクロダビングしてみても、やっぱりロードエラー。
再生速度のズレはインフォメーションブロックでは発生し難く、その後もJODAN-DOSと同じぐらいはロード出来るはずです。
それでもロードエラーが出ると言う事は、微妙なデータ位置の誤差によって変わってしまっているのかもしれないのですが
この微妙な位置をどうやって調整するか...
うむむぅ、難しそうです。
つづく
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フランス人ですけど、シャープX1を
4台フランスに輸入しました!残念ながら全部ジャンクでした。
ゴムベルトを交換すると、再生が出来ませんでした。問題が色々あります、X1によります…
私のX1コンピュータの写真送っていいですか?
アドバイスが要りますから😅
よろしくおねがいしますー❤️
Je ne peux pas joindre de photo ici, alors je vous aiderai autant que possible sur twitter.