「ちまちま」のゲーム日記。

現在は、シャープX1と、レトロPC&ゲームの記事が中心です。

レトロゲーマーへの道~LEDライトの製作

2016年12月07日 23時47分35秒 | レトロゲーム

ここで少し息抜き。
X1とは直接的には関係ないのでカテゴリーに入れて良いか迷いましたが
用途がホボ今回の企画の為に使っているので、まぁ過程と言う事で。
完結したら仕訳される可能性があります(完結するのかな?w)

X1Cのカセットデッキ修理など、部屋の蛍光灯だけでは手元が暗く感じる事が多かったので
LEDライトでも買おうかなぁと探してたのですが、安い物は一長一短の評価が多く
光度が書いていない物やLEDを一列に多数配置して影の残像が出来てしまったり
LED部分が大きく取り回しが面倒だったり
クリップタイプで何処にでも置けなかったり、と色々問題点が目につきます。

「こうなったら自分で欲しい物を作るしかねぇ!」

今回の場合は、自作と言うより既製品の改良ですね。
自分はコスパ重視なので、見た目には期待しないで下さい。



●USB電源のLEDライト製作

ジョーシンで買い物した時、USB直刺しのLEDライトがあったので試しに買ってみました。
あとは、100均で追加の材料を調達。
基本部分は、これだけで十分。


LEDライトですが、たまたま店頭で見つけたので保証付きのパッケージを買いましたが
外見は全く同じで、amazon販売のノーブランド品が¥240で売ってます。
タッチスイッチが少し癖があるので、万人にはおススメしません。
100均と合わせて、合計368円ぐらいですね。

取りえずUSBに直接刺してみると、光量は十分。
タッチスイッチでオン、もう一度押すとゆっくりと消えて行きます。
点灯している状態で長押しすると、光量の調整が出来ます。
電源をつないだままであれば、光量の調整位置は記憶していますが
USB電源は落としてしまう事が多いので、あまり意味はないかな?

USB製品にUSB製品をくっつけるだけなので
電圧だとかインピーダンスがどうとか考える必要もなく素人にも安心な設計です。

まずは分解。

ボケまくりの写真しか残ってなくて失礼。
・100均ライトの透明カバーはハメ込み式なので、カッターナイフ等で外します。
・このLEDと抵抗と反射板は使わないので取り外します。
・100均ライトのケースより購入したLEDライトの方が長いので、
 100均ライトの頭の部分を丁度良い高さまで切ります。

この高さというのは、LEDライト入れて透明のカバーが元の高さまで収まるぐらいです。

・透明カバーは足の部分はそのまま残してLEDライトの押さえに使います。
なので、LEDやチップを避けるとこんな感じに。

丁度良い具合。

・電源を裏面でハンダ付けして


・適当にグルーガンで土台を作って、透明カバーも接着剤とグルーガンで止めて完成♪
 
飛び出した部分の背面がタッチスイッチになっています。
表の見た目はアレですが、普段は下向きなので気になりません。

このままでも使えますが、有線だと範囲が限られたり配線が邪魔だったりするので
バッテリー駆動タイプにします。



●電源の選択

据え置き型と持ち運び型の2種類作ってみます。

〇据え置き型
モバイルバッテリーは「enep5.0V/2200mAh」
PC1’sで1,500円ぐらいで購入。
これを選んだ理由は、
・充電制御が無い
・容量と価格のバランスが良い
・本機を充電しながら供給も可能
・四角で安定感がある
と言ったところでしょうか。

卓上にそのまま置いて使うと、フレキシブル部分が横の捻じれに弱く、倒れてきてしまいます。
なので、縦置きスタンドを作る事に。

磁石を両面テープで付けて、ミニブックスタンドに引っ付けるだけ。+216円
  
完成。


〇持ち運び型


もう1個のモバイルバッテリーは円柱型
スマートフォン用モバイルバッテリー 2600mAh(ブラック)
バッファロー「BSMPB03BK」です。ジョーシンWebで1,240円でした。

こちらは移動用なので、USBコネクタのグラつきを完全に止めたい。
そこで、100均USB延長コードをグルグル巻きにして
マジックテープバンドでコネクタ部分とフレキシブル部分を固定。
ネオジウム磁石を両面テープで止めると、金属部分に据え付け可能な
モバイルライトの完成♪ +324円
  
自分はグルーガンは使ってませんが、
コネクタ部分や配線などを固めてしまった方が良いかもしれません。

フレキシブル部分が長いので、光源を奥にまで滑り込ませる事が可能で
倉庫の奥まった所を照らしたり、物と物との間に滑り込ませたり出来て
見た目は良くないですが使い勝手は良くて重宝しています。


●光量テスト
電源がモバイルバッテリーになっただけで、5VのUSB電源には変わりないので
性能は元のUSBライトと同じだと思います。

蛍光灯下での点灯


暗闇での点灯

  
暗闇で純正RFビデオコンバータを照らす。

透明カバーな為にLEDの黄色が端の方にだけ乗るようですが
光量は十分で高さもあるため、本も余裕で読めるでしょう。



●使ってみてからの改良

コードレスの卓上ライトとしての使い勝手は悪くはなかったのですが
フレキシブルを触ると、やはりUSBコネクタ部分がグラグラするので
暗くなったり戻ったりでコネクタの接触不良でチカチカするので要改良。

さらに充電しながらの使用は、充電端子が真下にあるのでモバイルバッテリーを少し上に配置
重みで下がって充電用USB端子が折れ曲がってしまうので、
このまま使うならL型の充電端子を用意した方が良さそうです。

数か月使用して、グラつきが酷くなってきたので
「トランスフォーム!」
バッテリーを横に置いてUSB延長ケーブルで接続。
フレキシブルの根本のUSBコネクタ部分をマジックテープでグルグル巻きにしてみたの図
 
グルーガンで土台を作ろうかと思いましたが
コネクタのグラグラが結構ヒドイので、分離型に切り替えました。
わざわざマジックテープを使う必要もなく、
USBコネクタと一緒に結束バンドで適当に止めれば良いと思います。
この100均のフレキシブルが、とても使い勝手が良いですね。

写真を見ての通り頭部分が飛び出していて、配置によっては眩しいので側面をカバーしてみました。
 
それでもまだ透明カバーに反射してますが、横の眩しさが無くなって作業がし易くなりました。

USBコネクタが飛び出して見た目もアレですが、これまた安物を使ってるから仕方なし。
自分は機能とコスト重視なので、当面はこれで使ってみたいと思います。



●使用感と注意点

このLEDライトのスイッチがタッチセンサーなので、手袋などを使う場面には適しませんが、
つけっぱなしでも長い間使用する事が可能で、もちろん充電式なので便利です。
ただし、光量に比例して当然熱も発生するので注意が必要。
それと、自分さほど気になりませんが、このUEBライトはコイル鳴きの様な高周波ノイズが結構出ています。


モバイルバッテリーの選び方ですが、自分みたいにライトとして使う場合
卓上なら充電しながら使えるタイプがおススメ。
持ち運びするならスリムタイプの方が手にフィット感があり使いやすいと思います。
選んではいけないのが充電制御タイプ。
満充電になると勝手にバッテリー側で止めてしまうタイプはLEDライトとの相性が悪く
負荷が無さ過ぎて点かなかったり、点いても短時間で消えてしまうものがあるようです。
なので、それなりに売れている安物のモバイルバッテリーが良いかもしれません。
自分は100均のネオジウム磁石を多用していますが、色々なデータ破壊にもつながるので、取扱いにはご注意を。



●まとめ

LEDライトを自作する利点は沢山あります。
寿命が来ても各部分のみの交換が可能な点が良い。
LEDが暗くなったら上の部分だけ(約400円)
バッテリーの寿命がなくなったらバッテリーだけ(1500円前後)
バッテリーを使わない選択肢もある。

既製品の充電式LEDライトではどちらがダメになっても
丸ごと買い直しのタイプが多いですが、自作であれば作る時点からある程度好みの配置に出来るし
使ってみて気に入らない点は随時改善して行けるのが良い所。

今回の様に「組み合わせるだけ」なら、言わばブロックを組み立てる様な物で
誰にでも簡単にオリジナルのLEDライトに仕上げる事が可能です。
バッテリー式にしておけば、停電時などの非常灯としても使え、
当然、モバイルバッテリーなので携帯の充電にも使用可能で汎用性が増すと思います。


フレキシブル3本使って、キングギドラ風に仕立てるもよし
箱に組み込んで商品の簡易撮影所を作るもよし
USBタップ等を使って、棚に並べたコレクションをライトアップするもよし

この記事を見て 「自分だけの使い道」 をイメージ出来たのなら
世界に一つだけの ” LEDライト ” を組んでみては如何でしょうか?



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