完動とは程遠いですが、X1Cの基本動作が可能になったと言う事で
次の段階に入りたいと思います。
まず、最優先課題は
「ソフトのバックアップ作成。」
カセットテープの劣化が心配で、いつ読めなくなってしまうか分かりません。
理想は「カセットテープメディアをWindowsに取り込んで、エミュレーターでも使えるファイルにして保存する」事ですが
ググる度にその妄想は打ち砕かれる事になる。
どうも、WAVファイルで取り込んで変換する様ですが、それがなかなか上手く行かないらしい。
Windowsで解析できないWAVを、X1が読めると言う素人にとっては不思議な状態。
で、今主流となっているのが「シャープ純正データレコーダー(CZ-8RL1)」を使った方法で
これをWindows機で制御して、エミュレータで使えるイメージに変換して保存
さらにそのイメージをテープに戻す事も可能と言うパーフェクトな物だそうです。
主流とは言え、このデータレコーダーがレア物で
たまにヤフオクに出てもジャンク扱いで1万円弱、完動品だと3万円するものもあったようです。
確かに、これがあれば色々な事が一気に解決しそうですが
最初のルールを忘れない様にもう一度。
「極力お金を掛けずに遊ぶ方法を模索して行く」
いきなり3万円とか使うと、後が怖いのと
エミュレータで少しだけゲームを遊んで終わりってのを危惧しています。
●シャープ純正データレコーダー(CZ-8RL1)以外でのバックアップ方法の模索
X1Cのテープドライブを利用してWindowsに取り込めないかと色々探してみましたが
そう言った都合の良い物は無い様で...
一応、X1C本体には拡張I/Oバスなるものがあり
拡張ボードBOXの取付で色々なボードが使える様になるみたいですが
こちらもレア物ばかりで現実的ではありません。
別メディアへのバックアップが難しいとなると
次に考えるのは、カセットテープからカセットテープへのバックアップ。
こちらも色々検索していたのですが、一筋縄では行かない様です。
それ以前に情報量が極めて少ない....
主な情報源は「X1センター」さんと2ch等、掲示板ログの断片的な情報。
それらで得た情報を少しまとめてみると
・音楽カセットデッキで再生してWindowsにWAVで保存
これでイメージ化を目指す人が多い様ですが
成功率は、かなり低い様です。
・カセットは音楽Wラジカセのダビングでコピー出来る
これは出来る派と、出来ない派が半々。
リードエラーになって読まない事も多々あるらしい。
・JODAN-DOSならバックアップが簡単
どうやらX1にもDOSがあるらしい?
JODAN(ジョーダン=冗談)と言う名前からパチモンっぽいのですが...
・カセットテープにもプロテクトがある。
特にX1はカセット制御が可能なだけに、様々なカセットプロテクトがあったようだ。
みたいな感じで、なかなか厳しい状況。
●次なる目標
これでもかと言うぐらい、ソフトのバックアップ方法の検索をしていると
度々登場する「JODAN-DOS」と言う ” ワード ”
当時子供だった自分には、そもそもファイルと言う概念すらなく
JODAN-DOSと言うのは、見た事も聞いた事も触った事もありません。
しかし、各方面で名前が挙がると言う事はHuBASICに並ぶOSだったに違いない。
(BASICをOSと呼んで良いのか分かりませんが、IPLはOSじゃないみたいだし...)
なんとか、この「JODAN-DOS」が手に入らないだろうか?
結果、次の段階の目標が定まりました。
当面の目標は
・ファイル変換やエミュレータを動かすWindows機の確保
・JODAN-DOSを、どうにかして手に入れる。
・JODAN-DOSのカセットテープを作成。
・HuBASICのカセットテープのバックアップを作成。
X1の2大「OS」を手に入れるのが目標です。
●JODAN-DOSとは何どすか?
すいません。昔持ってた「DOSってなんどすか?」って本のパクリですorz
HuBASICは本体に付いていた物があるので問題ありませんが
まずは正体不明の「JODAN-DOS」とやらについて
もっと詳しく調べてみよう。
と思って検索してみたものの、基本的に日本語サイトしか分からないので
どんなに検索しても以下の3か所にホボ集束しています。
・「パピコニアンの倉庫~整頓中」さん
・「85DATA-blog」さん
・「X1センター」さん
どうもこの「JODAN-DOS」は、雑誌に掲載されたホボ無料(雑誌代のみ)のOSの様です。
しかし、無料とは言え著作権が完全フリーと言う訳では無いようで、ソフト自体が、なかなかネット上にも転がっていない様子。
「ネット上で手に入れる」以外の方法は
上記の「パピコニアン倉庫」さんの「X1 JODAN-DOS」より
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■ 掲載誌
Oh!MZ 1985年8月号 P72~P80に使い方とダンプリストが掲載されていますので、
国会図書館でコピー(遠隔サービス)するのが良いと思います。
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と、あります。そんなサービス利用した事ないので、ひとまずはそこからお勉強。
○国会図書館(遠隔サービス)利用手順
・国会図書館(遠隔複写サービス)
ホームページによると、遠隔複写サービス自体はインターネットで申請できる様ですが
最初の利用登録は、来館か郵送でしか受け付けて居ないとの事...
関西には京都にあるようですが、それでもちょっと遠いよぉ~。
・郵送で登録
そんな場合は郵送登録。登録無料なので切手代のみ。
・遠隔複写サービスの料金はこちら
ざっと今回の概算見積りを出してみると
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※遠隔複写サービスの製品発送時は下記の金額が加算されます。
発送事務手数料(162円(税抜 150円))、送料(実費)
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なので、ざっと概算見積りをするならば
25.92円×12Pなら、311円+162円+送料か
21.6 円×12Pの場合、259円+162円+送料の計算で合っていますか?
金額自体はリーズナブルですが、かなり手間がかかりますね。
だがこの手順でソースは手に入る訳で個人利用なら問題ないとの事。
配布は微妙な所ですが、以前勉強したように基本的に親告罪なので
著作権を所持している個人または団体が告訴する事が可能で、
現在販売もされておらず、著作者に利益や損害が発生していなであろう状況なら
商業利用しなければ訴えられる可能性は極めて低いでしょう。(白ではない)
アフィリエイトやアドセンス、動画再生による収益に少しでも関わるとアレなんで
当ブログは常に無報酬の「ファンサイト」の姿勢を崩しません。
どの道、この遠隔複写サービスを利用してソースを手に入れておけば良いと思いますが
手入力するのもアレなんで、もう少し頑張ってネット上を探してみようと思います。
●旧Windows実機を手に入れる
バックアップ方法の模索と並行して、旧Windows95 or 98機を探していました。
倉庫の奥の方から1台、使えそうなPCを発見。
CPUが「Celeron 466MHz」ですが、今回このPCを選んだ理由はいくつかあって
一番大きなポイントは「リカバリーCDが残っていて、それがWindows98SEっぽい」事
次に、USBポートがマザーボードに付いてるのでUSBマウスが動き
ドライバを入れればUSBメモリも使えそうな事。
リカバリーして設定が必要そうなのはUSBメモリのドライバぐらい、USBドライバはサックリCDに焼いて移しました。
一応、スリム化と高速化を施して、PCとOSの整備は完了!
時々、HDDが長考に入りますけどw
エミュレータメインで考えていないのと、お金がかかりそうなので、ドライブのSSD化やSDメモリー化は今の所は考えていません。
○X1関連のソフトウェアの確保
基本的にエミュレータメインで事を進めるつもりは有りませんが
色々な実験に役立ちそうなので、エミュレータ自体は確保しておきたい所です。
しかし、全く触った事もないので、まずは検索そして検索。
で、調べた結果X1エミュレータと言えば、「X Millennium」ってのが一番主流?なんでしょうか
これの改良版で「T-tune」だとか「+ikaTun」だとか?があるようです。
これ以外だと、DOSで動く「X1EMU」と言うのもあるらしい
折角だし、全部乗せっぽい
「X Millennium T-tune +ikaTun」
ってのを、探してみよう。
しかし、製作者サイトが閉鎖になってたりで、探すのにちょっと苦労しました。
何とか見つけてダウンロードしたものの、色々探し過ぎて何処から拾ってきたのかすら、もう覚えてません、
ファイル交換とかはやってないので、何処かのWebページなのは間違いないので
必要な方は頑張って探してみてください。
合わせて、エミュレータに使えそうなファイル操作だとか変換だとか、それっぽいソフトは片っ端からダウンロードしたので
どれが使えて、どれが使えないのか全く分からないまま、取りあえずUSB経由で全てWin98機へ移動しました。
しかし、エミュレータを見つけたものの
イメージファイルが無いので何も出来ない!
●MS-DOSの「お勉強」
JODAN-DOSを手に入れた時の妄想として、各方面から拾ってきた色々なソフトを使ってみるためにDOS窓の勉強を少々。
エミュレーター関係の多くのソフトがDOSプロンプトを使うのですが、起動する度にディレクトリ移動したりが面倒だなぁって思いました。
あと矢印キーで戻って編集出来ないのも不便ですよね。
調べてみるとWinXP辺りから?は組み込まれているらしい ” DOSKEY ” なるものがあるらしいです。
今使ってるのがWin98SEですが、試しに「DOSKEY」と入れてみると...「普通に使えるやん!」
「/insertの」オプションも付けておいた方が良いみたいです。
当然、毎回打つのも面倒だしバッチファイルを作って自動化出来ないでしょうか?
さて、バッチファイルの勉強です。
もともとDOSゲーム時代のソフトの起動以外に使った事が無い上、もう全く覚えていません。
最初に作ったバッチファイル
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c:\command.com
cd \
doskey /insert
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どうも1行目しか実行されていないようです。
検索した結果、続けて入力できるオプションを知り修正。
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c:\command.com /k
cd \
doskey /insert
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やはり1行目だけです。
ここで気が付きました。「batファイルだからcommandって入れなくても実行してくれんじゃない?」
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rem @echo
cd \
doskey /insert
cd x1
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実行してみると予想通り。だがしかし...ウィンドウを閉じろと言うてはりますorz
ここでさらに調べて、バッチファイルを2つ作れば良いとかありましたが
最後の行に”command.com /k”を入れれば良いだけと言う書き込みを見ました。
さらにパスを通すとか思い出したので
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@echo off
PATH=%PATH%;c:\x1
cd c:\x1
doskey /insert
cls
\command.com /k
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「これでX1関連に、簡単にアクセス出来るバッチファイルの完成だっ!」
Q:なんでやらないの? A:存在自体を知らないからです!!
「勉強しろ!」と言われても、何を勉強したら良いかすら分らないのです。
そんなレベルでも、楽しいんですよコレが。たかだかバッチファイル1つ動いただけでも楽しいのです。
そうか、これからはこのバッチファイルを複製して編集すれば
いちいちDOS窓で打ち込まなくても良いんだ...DOSKEYとは何だったのか(笑
しかし実際にはワザワザbatを書き換えるよりコピペの方が早かった...
ただし、色々なコマンドを試したい場合や、WAV化などの失敗の可能性が高いコマンドは
リストにして失敗と成功に分けた方が、素人的には後々困らないと思います。
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だがしかし、「JODAN-DOS」は見つからない!!
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