長男、二十歳の誕生日プレゼントは「スニーカー」が欲しいという。
10月上旬から考えに考えた末の答えが「スニーカー」?
いつまでも親のスネをかじってはいられない。
そういう思いを込めての答えなのだろうか。
(スネだけに、脚に関係した安価なモノというメッセージ)
それとも単純に親の財布を気にしてのことだろうか…。
人の価値観はそれぞれ。
たとえ誕生日プレゼントがスニーカーだとしても、それもまた良い。
親としては二十歳の成人祝として
物持ちいい、長く使えるものを選んでほしかったのだが。
快く承諾しつつ、
『いつまでも可愛い子供なんだな』と心の中で微笑んだ。
すぐに長男はスマホで注文手続きに入った。
NIKEのアプリのような、スニーカー専門のサイトがあるのだろう。
クレジットカード入力画面だけ、私が変わって電子決済をしたが
一体長男が欲しいというスニーカーが何なのかハッキリわからなかった。
なんとなくエアジョーダン1に見えた。
それから約1週間後、DHLから大きな箱が届いた。
海外通販だったのか。
中に伝票が入っていて、その額に驚いた。
全然可愛くない値段だった…。
お誕生日おめでとう。