梅雨の晴間。まだ6月だというのに30度近い気温。
昨日は夏至。一年の折り返し地点。昼間の長さが短くなっていくのは寂しいが、これからは短日植物の出番。
夏の花の代表格のような朝顔もブーゲンビリアもひまわりも短日植物。
夜の長さが必要な短日植物。昼の長さが必要な長日植物。人間もそんな風に分けられるんじゃないかな?
一か月後に控えたサマーコンサート。本番に向けて先生の指導にも団員の練習にも熱が入る。
本日の練習メニュー
1.音階練習 どの楽器も音階練習は必要。
今日はト長調&ホ短調、ト長調は英語ではG major, ドイツ語ではG dur ホ短調は英語でE minor, ドイツ語ではE moll 音階について前に先生が触れられていたが、詳しくはこちらのサイトにもありました → https://www.senzoku-online.jp/theory/classic/06/onkai-01.html 中学の音楽の授業以来の人も多いと思うので(私もそう)勉強したい方は参考になさってください。
2.浜辺の歌~夏の思い出 曲の出だしに注意。この曲は八分の六拍子。出だし、アウフタクトの8分音符は先生が三角形に振る指揮が最後の辺に来たのと同時に。浜辺の歌と夏の思い出はリズムが異なるので、イメージを切り替えて。夏の思い出の出だしは活力みなぎる夏の空。コンサートでは見に来てくださるお客さんたちに歌ってもらう演出。だからもっと開放的に。Let's try to open our heart !
3.メモリー こちらも八分の十二拍子。ゆったりとした曲の流れのベースにある八分音符のリズムを正確に。グリザベラの悲哀が出せているだろうか?”キャッツ”は大の猫好きだったT.S.エリオットが子供たちの為に書いた詩集が原作。グリザベラの悲しい話は子供には合わないとエリオットが削除したのだが、後にロイド・ウェーバーがミュージカルのストーリーに加えたもの。グリザベラの話が加わったことで「祈りと救済」がミュージカルのテーマになったのだそうだ。救済はいつの時も必要。だから心の扉を開こう。
4.ラ・クンパルシータ 緩急、強弱、メリハリ。以心伝心を重んじる我々日本人には難しい。でも伝えないとわからない。表現しないと存在しないと思われる。だから上手くなくても表現したい。失敗は個性なのだ。
5.コンドルは飛んで行く よく知られた曲は誤魔化しがきかないから難しい。これもリズム注意報。コンドルの耳をつんざく鳴き声はいくつもの悲しい歴史を経てきた南米先住民たちを象徴している気がする。だがこの曲は短調ではあるが、悲しい曲ではない。日々の生活を楽しむ彼らをイメージして演奏しよう。
6.川の流れのように 美空ひばりをリアルタイムで見てきた我々世代は歌声がすぐに思い浮かべられる。壮大な歌声をイメージしよう。
団のニックネームを只今募集中。団員のアイデアに期待!
コンサートでは全体のアンサンブルの他にパート別アンサンブル、ソロ演奏も。それぞれのスキルを磨いて披露するのは緊張を伴う。緊張は成長の過程でもあると芦田愛菜さんが以前藤井聡太との対談で語っていた。芦田愛菜さんって若いのに大したもんだ。
次回の練習は
7月9日 日曜日 9時~ 森の図書館