10月27日(日曜日)晴れのち曇り
朝9時前に練習会場に到着する。雲一つない青空。やはり好天の日は気持ちが前向きになる。移動するのも苦にならない。先週、先生は今年の春まで勤務されていた神奈川の小学校の運動会を見に行かれたとのこと。お子さんたちの喜ぶ姿が目に浮かぶ。人間関係の断捨離が取り沙汰される昨今だが、細かった繋がりが思わぬ実を結んだりすることもあるので、縁というのは不思議なものだなぁと感じる。先生の音楽の授業の思い出が後の人生に影響を与えることになるお子さんもきっといることだろう。余談だが日本語の”絆”は英語では”bond" ,接着剤のボンドは某会社が英語の”bond" の”つなぐ”と意味から名付けた商品名らしい。
【今日の練習】
1.音階練習 D-dur, h-moll
自分の楽器から出る音を予測、実際に出た音は回りの音とズレていないか。音の質にも気を使う。汚い音になっていないか。声楽では”イー”や”エー”の音を文字通りのシャープな発音では歌わない。丸い音。そういえば赤ちゃんに話しかける時は”イー”とは言わないし、多くの赤ちゃんの最初の言葉は”ママー”だったり。。。(不思議と世界中の言語でお母さんという単語には”m”がつくことが多い)丸い音は繊細で柔らかい。特に出だしの発音には十分な注意を払って。身体の硬直、管楽器は口の中の広さも音に影響する。音を出す前の準備は楽器を構えることだけではなく、身体のコンディションを整えることが重要。音階の下りにも注意を怠らないこと。ただの音出しと思わず、五感を十分に使ってのウォーミングアップを意識しましょう。
2.四声体和声 #17
柔らかい音を出すためにはテヌートで音を繋げることが大事。音と音が切れないためには細心の注意を払わなければいけないので、集中力、精神力が必要になってくる。赤ちゃんをベッドに寝かせる時、手から離した振動で起こさない様にそーっと寝かせるのをイメージすれば良いだろうか?
3.”ヘンリーマンシーニメドレー”
本日は”ピンクパンサー”にフォーカスを置いて練習したが、ピンクパンサーに限らず映画のイメージを描いて。アクセントをつける箇所、弱くする箇所、どうしたらディミニエンドを効果的に表現できるかなどメリハリのつけ方は自分で工夫しましょう。音の強い楽器、大きな音の出ない楽器、それぞれの出番を邪魔しないような演奏の仕方も考えて。年齢を重ねてもいつまでも若くはありたい私たちではあるが、学生の吹奏楽には表現できない人生経験を経てきた表現を目指しましょう。
4.”黒人霊歌メドレー”
メドレーの中の個々の曲でテンポを先導するパートはしっかり先導する。後に続くパートも雰囲気に流されるのではなく、しっかり意識を持って意欲的に。指導を受けた箇所はその場限りにせず、自身の中のデータを更新し次の練習日までにスタンバイしておく。メドレーは曲の雰囲気の切り替えが肝心。そして他の楽器とのタイミングを合わせること。それがアンサンブルの難しいところではあるが、私たちがここにいるのはそういうことを学ぶためでもある。指導してもらえることを有難く思い、少しずつレベルアップしていきましょう。
【独り言】
指導を受けるのも質問したりするのもコミュニケーション。会話は人間の特権と思いきや、会話するのは人間だけではない。植物は根を通して多種とも情報交換し、助け合ったりするし、アリも音を発して仲間と情報をやり取りしているという。(なんとハキリアリはキノコを育てたりもする)海の生物や陸の生物も嬉しさ、悲しさを声や音にして表現しているという。なんと彼らの中にはコミュ障の個体もいるらしいが、人間のように孤立はしないのだそうだ。繋がることは大変だったり面倒だったりといろいろあるが、やはり縁は大切にした方が良いのだと思った今日このごろでした。
【この後の練習予定】
11月3日(日曜日)15時~ 北部公民館
11月17日(日曜日)14時~北部公民館”サークル発表会”
11月23日(土曜日)9時~ 森の図書館
12月1日(日曜日)9時~森の図書館
12月8日(日曜日)9時~北部公民館
12月15日(日曜日)9時~北部公民館
12月22日(日曜日)森の図書館
2025年 1月5日(日曜日)スターツおおたかの森ホール
1月11日(土曜日)”ジョイントコンサート”
1月26日(日曜日) 9時~森の図書館
一夜だけ咲く月下美人の花。今年も咲いてくれました。