心景色のままに

花、空、人・・・こころのあるがままに書き綴った詩、写真。

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山陰路へ

2004-09-20 22:02:19 | Weblog
                      2003/08/11(Mon)






飛行機から降りると
むーっとした蒸し暑い空気の所だった
私の想像の中では
もう少し爽やかなイメージだった

日差しは強く空気が澄んでいるのが感じられる
日焼けしそう・・・
と同時に「きっと綺麗な夕陽がみられる」
絵葉書のような茜色の綺麗な空が浮かんだ

山に囲まれ町中の川には魚が跳ねる
大きな鳶がおおきな魚を咥えて頭上を横切って行った
川縁の柳が風に揺れ向こう岸の古い家並みや街灯に
歴史を感じる

日本人の息使い、精神そのものが芸術・・・と言わせた
そんな・・町
そういう人を育てた町
松江には奈良や京都と違った精神文化があるのだろう

出雲、萩、津和野・・・山陰の町は何かを教えてくれそうな気がする

想い出見つけの旅と

2004-09-20 21:56:45 | Weblog
                         2003/08/24(Sun)






初めての北海道の第一歩は
晴海埠頭から一日半のフェリーの旅で
夜の暗い海が恐かった・・
大きなリュックを背負って
霧の釧路に上陸

雑誌で見た喫茶店「停車場」を捜し
「バターたっぷりのトーストとコーヒーを注文」からスタート
阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、美幌峠、知床、網走、旭川、札幌、登別、函館・・・。
あれは何年前になるのだろう・・

次の年は、上野から夜行列車で青函連絡船に
函館、大沼公園、小樽、積丹、札幌、利尻島、礼文島、稚内、岩見沢、
札幌、洞爺湖、支笏湖、函館、青森、十和田湖、三陸海岸、岩泉、盛岡、・・・。

あれから・・・何年経っただろう・・・

今年は、羽田からジェット機で千歳に
一緒に旅する人は友ではないけれど・・
昔の思い出と一緒に来た事ある町を旅しているよう

記憶をたどって歩く私の・・前を歩いているのは
あの頃のわたし

あのお店でおみやげ買って
この喫茶店でお茶を飲んだ・・
あの峠の景色に感動した

想い出見つけの旅のよう

今年の夏の新しい思い出は
わたしが行きたいと言っていった・・・
美瑛と富良野の美しい丘
ラベンダー畑

ひろーい広い青空と白い雲と
万年雪を抱いた大雪の山々
緑の大地に咲く色とりどりの花

今度来る時は・・・
あの美しい花の丘に
想い出見つけの旅をする

金木犀

2004-09-20 06:06:04 | Weblog
2003/10/07(Tue)





何処からともなく「キンモクセイ」の香り・・

幼い頃の記憶の中に・・・
公園の植え込みの木の下
星型のオレンジ色の小さな花を
手のひらいっぱい集めて
風で飛ばないようにと
そーっとにぎって・・・
走って帰ったっけ

お星様を拾ったような・・・
ワクワクした気持ち
ちいさい妹をビックリさせたくて
「いいにおーい」と喜ぶ横顔を見て

いつまでも、手のひらに残る
あの、キンモクセイの香り
目を閉じて・・嗅いでいたっけ