きのこ狩り

稲ワラの手配をするために峠を越え隣村へ出かけました。
当園のリンゴの木の根もとには50年以上も稲ワラが敷き込まれています。
来園されたお客様は良く分かるかと思いますが写真をご覧ください。

梅雨明けの時期に敷き込みます。土壌の栄養補給と一番は真夏の乾燥からりんごの根を守るためです。
当園のリンゴの食感がみずみずしいのは50年以上掛けた土作りによるものです。
この稲ワラの入手が大変です。
ハゼ掛けをした自然乾燥の稲ワラを手配したいのですが、現在の田んぼではコンバインで稲刈りをし、お米は乾燥機で強制乾燥します。ワラは刈り取りと同時に細かくカットして田んぼに捨てられます。
自然乾燥のお米のほうが圧倒的に美味しいです。
でも稲刈りやハゼ掛けの手間が無いので仕方ありません。田んぼも畑もどんどん荒れ地に帰って行きます。
ハゼ掛けの稲ワラを探して売ってもらえるよう手配します。
その中の一軒にお願いに出かけました。何年も前からの知り合いです。
いいから「きのこ狩りに行こう」とさそわれます。
おばさんについて山へ、初めは急な登りです。
10分ほどで開けた緩斜面に出ます。手入れされたきれいな森で、下草や藪はほとんど有りません。
おばさんに取るキノコを教わります。
いきなりきのこ狩りは無理で、ほとんどが食べてはいけないキノコなのです。
食べてよいキノコ「いっぽんシメジ」です。
気づいたらきれいな森の中で2時間過ぎていました。
取れました、取れました。大量で、重い、きのこは重いです。


楽しい時間でした。
福島のおばさんありがとうございました。