朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

野望と挫折・・・鳥さんと働く

2012-10-20 01:37:25 | 日記
実は真剣に考えていたことがありまして。

世の中不況です。雇用も不安定です。ならば起業して自力で生きて行こうじゃないか。

・・・そうだな。人間、いつかは必ず死ぬ。安定した需要が見込まれる。それに現在エコがはやっている。お墓も要らない、そんな人も増えている。

鳥葬はどうだろう。三羽くらいハゲワシを飼っておいて、山の中に住居を構え、希望者が来ればハゲワシたちに食わせる。餌代もいらないし、とにかく場所さえ確保すればらくらくじゃん。これは良い考えだ。あくせく働くよりずっといいじゃないか。

では、本業の人たちの鳥葬の様子をネットの動画で見てみるか。

まず、死体さまが切り分けられます。まあ、何とかできそうです。仕事と割り切れば・・・おうっと肉汁が飛び散った!これは厳しいな。そして・・・

数え切れないほどのハゲワシたち!すさまじい奪い合いです。スムーズに食えるよう切り分ける男たち。邪魔するハゲワシは容赦なくムチでバシバシ叩いて追い払いますがなんせ数が多いですから効果なし。土煙が立ちます。ワシがうなり、鳴きます。

・・・三羽なんて甘い話でした。あれだけハゲワシを集めたらどんなに金がかかることやら。

というわけで、私の野望は消え去ったのでした。

まあ、たしかにエコかもしれない。けれどあんなにむちゃくちゃにされるのもどうかと。自分は・・・ノーセンキューでございます。

最近は規制が厳しくなり、鳥葬を撮影するのは難しいみたいです。でも色々調べて回ると確かに合理的であると思いました。墓はスペースを取ります。でもきれいさっぱり食べてもらえば墓は要りません。大空を舞うワシの血肉となって広い世界を見て回るのはさぞや楽しいことでしょう。

ちなみに猛禽屋さんにもハゲワシが居ました。よくみると可愛いものです。専門書を見ると馴れも良いようです。

が!薬ばっかり飲んでる現代人の肉はおいしくないらしくお残ししてしまうこともあるようで、ステロイドを飲んでいる私の肉はステロイドさながらに苦くて食えたもんじゃないでしょう。

お残しされたら悲しいのでやっぱり私はノーセンキュー。