朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

モンシロチョウの卵

2012-10-28 22:22:47 | 日記
この前のかまどうま事件を書いていて思い出したんですが、家の学校は田舎でしてキャベツ畑がありましてそこからモンシロチョウの卵をとってきて飼育するというお題が出されました。

青虫が苦手でも、育てているうちに平気になって愛情さえ感じてしまうんです。脱皮の度に大喜び、早く大きくならないか毎日ドキドキ。こういう授業って大事ですね。生き物が本当に生きていて命があって素晴らしいことが実感できる。今でもモンシロチョウを見かけると、とても嬉しくいとおしく思います。

しかし生き物ゆえに上手くいかないケースも出てきまして・・・。寄生虫が発生!!

青虫から湧き出でる寄生虫たち。もう教室中おおさわぎ!

でもね。その青虫の飼い主は悲しんで泣いていました。ちょうちょにしてあげたかったと。残念な結果だったけれど、その子は他の子にはできない体験をしました。

やがてさなぎになりました。もう夏休みに入ってしまったのでうちの台所がさなぎの居場所。そしてある朝、真っ白な美しいモンシロチョウが飛んでいました。

しばし眺め、あの卵がここまで大きくなった事を思い返すと信じられない。やがて外に出してあげなさいと親に促され、別れを惜しみながらの旅立ち。

あの子は、子孫を残すことが出来たんでしょうか。いつか見たあのチョウがあの子の子孫だったら素晴らしい。

もし、近くにキャベツ畑があれば、ぜひ小さな黄色い命のカプセルを見つけてください。そして育ててみてください。そして美しいチョウになるという素晴らしい経験をしてみてください。

もはやポイ捨てなどできないはずです。飛んでいる小さな虫さえいとおしく、大切に思えるはずです。

今、食育の一環として生きた鶏を捌いてみんなで食べるというのをチラホラ聞きますが、そんなことより先に卵を育てる体験をして欲しい。最後が死ではなく、美しい旅立ちの経験をして欲しい。私はそう思います。

鳥を捌いて・・・というのはもっと年が上で無いと理解し、消化できないと思います。でもちょうちょを育てるのは小学校低学年から中学年にとっては分かりやすく、素晴らしい体験となります。

今は都会では難しいかもしれませんがアブラナ科の植物に産卵するので丹念に探すとけっこう卵が付いています。とってもオススメの体験です。