朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

餌不足…悲しいペットショップの現実

2013-05-21 01:48:22 | ペット

まふまふ。ちょいとやです。でも美しいですねぇ(^.^)さえずりも心地よい。

以前、ペットショップのスタッフになりたての人がやらかすおバカの1つに餌のやり過ぎをあげましたが逆に餌の不足もやらかすのです。

私はすごく厳しく教えていましたけど、他のショップはどうでしょうねぇ。

あるお店に、コイがいます。模様も可愛い子です。ただお迎えするスペースがなくて、ちょいちょい見に行っていました。最初は状態最高。ただ気になってはいました。まず水槽になにも入っていません。小石1つ入っていません。そしてその子は他の子よりも小さかったのです。これがリスク高いことを、私はすぐに悟りました。みなさま、どうしてリスク高いかお分かりですか?

まず水槽になにも入っていません。これは餌が不足したときに、なにも食べるものがないということです。野外の水槽ならプランクトンがわきますので、それでしのげます。しかしお店の水槽は室内です。なにも食べるものがありません。

体格差も餌の取り合いになった場合、圧倒的に不利になります。このような環境で心配でしたが売れてしまうだろうと思って、忙しい事や体調不良もあり、暫く行っていませんでした。

暫くぶりに行ってあの子は売れてしまっただろうとあの水槽を覗いて見ました。

絶望しました。もうガリガリで骨も曲がっていました。恐らくあと数日の命と思われました。お迎えしようと考えましたが移動のストレスで死んでしまうと判断し、諦めました。

もし水草の1本でも入っていれば、なんとかかんとかしのげたかもしれないです。餌の与え方もいくらでも工夫できるはずです。

たとえば大きな粒の餌とフレーク状の餌を混ぜて与えれば、大きな粒の餌を大がらな子がパクパクしている間に小さな子がフレークにありつけます。わざと大きな子が食べにくいかなり小粒の餌を与えれば、大きな子が苦労している隙に小さな子が食べられます。

こういうのをテクニックというのです。そして身に付けるには、スキルを積まねばなりません。もしかしてあの子は内臓疾患などで痩せてしまったのかも知れないです。それだって飲み薬もあるんです。あるいは良質の餌で持ちなおしたかも知れないです。

でもそういう治療もスキルとテクニックがなければできません。それって私は学校では身につける事は不可能だと思います。実際に飼育してたくさんスキル積まないと身に付く訳がありません。魚を愛して愛して育て上げなければダメなんです。

お店で人を採用するなら、学歴などよりどれだけたくさんスキル積んだか、その方が大切だと思います。犬猫は違うかも知れないですが、魚や鳥さん、爬虫類は違うんですよ。スキルとテクニックなんです。そして愛する気持ちです。

魚や鳥さんや爬虫類は動物園や水族館よりもアマチュアの努力家の方がテクニック上だったリします。そういうことを知って欲しいです。