期末試験が終了後、中学校の担任から電話があった。
『校長が源次郎君と親御さんを交えて話がしたいと言っております』
ボク
『家族で検討してみます』と返答をした。
源次郎に聞いてみると
『嫌だ、行きたくない。親だけでいいでしょ』
妻に聞くと
『生徒不在で親だけが行っても意味がない』
ボクは源次郎に
『源次郎の意思を尊重するから、今度先生から電話があったら気持ちを伝えてみて』
と言っておいた。
三浦海岸桜まつり2023.2.5-3.5 河津桜のお祭りです。
2月下旬に撮影。満開からはまだ遠く、寒い日でした。
数日後、ボクが不在時に担任から電話がかかってきたようだ。
源次郎は《話し合いには参加したくない》という意思を自分で伝えた。
担任は『親御さんの話も聞いてみます』と源次郎に伝えたという。
校長からの指示だっただけに
担任としては飲み込みずらかったと思う。
親の言葉だと(親目線の願望を言ってしまいがち...)
ニュアンスが変わってしまう可能性もあるので
源次郎が直接、担任に気持ちを伝えたことは良かった。
ここはソメイヨシノの桜並木。開花はまだ先。
こちらがメインの河津桜の並木道(三浦海岸駅から徒歩10分少々)
淡いピンク色が優しい空気感を漂わせます。
進学するのならば...
結局は中学校の世話になるのだから
ボクとしては中二のうちに話し合いをしておかねばならない...
そのような気がしていたのだが
中三になってからでもいいのか?
この前の金曜日に担任から連絡が来た。
『今日、親御さんと話したいのでお家に伺います』と。
我が家の約束事として
中学校からの電話は
源次郎が受けることになっている。
ここ2週間ほど源次郎は担任との会話が多い。
この日は、名古屋に住む山仲間が東京に出張でやってくる。
一緒に飲む約束を2ヶ月前からしていたので
担任に会うことが出来ない。
源次郎は18時に母親が帰宅することを担任に伝えた。
ボクがいない間に、マンションの玄関で
担任、生徒、母親による《三者面談》が行われた。
並木道から外れて『小松ケ池』に降りる。ここも桜まつりの会場になっている。
実際のところ、この日は池周辺では河津桜がほとんど咲いていなかった。
池の魚を狙う白鷺がいました。茂みの向こう側で見にくいです。
源次郎は
《今後も中学校へは登校が出来ないかもしれない》
《高校へは進学したい》
《通信制の高校に入学したい》
ということを担任に伝えたという。
担任は
『中学3年生に進級してもいいですか?』と聞いてきた。
源次郎は『友達と一緒に進級したいです』と答えた。
オカー(妻)は担任に
『お母様も源次郎君と同意見でしょうか?』と聞かれて
『同意見です』と答えた。
このような内容で三者面談は終わったようだ。
三浦半島は大根栽培が盛んな地域。
神奈川県内では《三浦大根》の名でスーパーなどで売られています。
大根畑の向こう側に京浜急行線が走っています。
この辺りの京浜急行線は単線区間。左奥に海が見えます。
息子が小さい頃、この海岸へ海水浴に何度も来ました。
ボクは源次郎に
『5歳から10歳までの5年間、
オトーやじいちゃんの言うことに従わせようとしてきたから、
10歳から15歳までの5年間は全て源次郎の選択で自由にしていい。
そう思って毎日過ごさせている。
行きたい進路は源次郎に任せる。
あと1年で5年経つけど、それ以降も源次郎の好きな道を選んで欲しい』
そう言っておいた。
冷たい強風が吹き荒れたこの日は
海に立ち寄ることが出来ずに帰ることにした。
とにかく寒かったぁ~。
自撮りをすることなく帰宅し
家で源次郎と温かいうどんを食べました。
あと一か月後には中学生最後の一年間が始まります。
※写真は全て三浦海岸駅とその周辺で撮影しました。