もうギリギリだ!
今すぐ残さなければ
もう後がない!
★昨日NHKニュースで「厚労省が原爆体験」の募集を全国的に始めたと報じた。
正直言って「もう遅いのではないの?」と感じた。
★当編集室では2021年に「思い出紙芝居」という企画を電子書籍で提案した。二度と起こしてはならない野蛮な戦いの結果、実態を文章など気にせずありまのま、つまり、会話のような形で紙芝居風に語って貰おうという企画だ。
★これを発表した途端、多くの方々からメールやお手紙を頂いた。だが、その殆どが「俺には真実は書けない」「戦友が母の名を叫びながら死んだ。俺だけ戻ってきたことに対する申し訳ない気持ちが脳裏から抜けない。あの過酷な阿鼻叫喚地獄は俺の胸の裡におさめて墓まで持って行く」と言う内容だった。
★私は、それらの言葉に、言い表せないショックを受けた。所謂PTSD症候群だ。そこで、希望者には、実際の地獄を吐露してもらい、世間に発表しない秘密のマイメモリーとして留め置くという選択していただいて、数冊の「思い出紙芝居」を密かに制作し、電子書籍ではなく、普通の紙の本としてお渡しした経緯がある。
★戦後80年経った。既に忌まわしい戦いの記憶は歴史の彼方にあるものと心得ていた。その矢先のことである。バック・トゥ・ザ・フューチャーの如く、あの狂気の世界が突然地球上に出現した。尻を振って機関銃を打ちまくる映画のような動画が世界中をかけめぐったのだ。
★人間の業! 人間には心からリスペクトすべき脳細胞の持ち主が多くいる。その反面、精神未熟な悪人、それはまるで悪魔のごとき輩も多いことは万人の知るところである。何と悲しいことか……。しかし、それが現実だ。
★このほど政府が打ち出した企画「原爆体験談募集」。これらが集まれば原爆資料館保管と言う。記録としては良いことだ。だが、全世界に膾炙することも核抑止の上で必要ではないかと考える。今は電子書籍が定着している。最低価格で販売できる。可能であれば、日本語から英語をはじめ主要国語に翻訳してネットの波に載せる方法もある。これからの核抑止は、全世界の若い世代に期待しなければならないからだ。
★体験談は、書式体裁を気にせず、その時の情景そのまま書き付ければ良い。正確な日本語文章でなくても良い。極端に言えば脳裏に焼き付いている地獄絵図や、焼けただれた日用品のスケッチでも良い。それらに単なる叫び声のみを添えたものでもよいと考えている。それが記録というものだから。
★苦しみや悩み、日々息詰まる生活を余儀なくされている方々が増えているようですね。苦境の時、誰かに一言でもいいから胸の裡を聞いて貰うことで心が楽になるもの。これと同じことが、一行でもいいから書いてみることで随分心安らかになると思う。キャッチフレーズは「一言話そう! 一行書いて他人に読んでもらおう!」
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