徳島になじみのあるポルトガルの文人モラエス(7月1日)の命日にちなみ、第19回モラエス忌俳句会が徳島市の阿波おどり会館で開かれました。そのなかで徳島電友会会員の加治道子さん(徳島)、四宮恭治さん(鴨島)がそれぞれ特選句に選出されました。(徳島新聞 7月16日付)
二人とも、日頃より俳句を労を惜しまずにたしなめられています。加治さんは当会のサークル眉秋俳句会でも活躍され、会報・ブログへの掲載が何度も見られ感心しております。また、四宮さんは吉野川市の文化活動関連の役員で活動され鴨島町の文化振興に多大な貢献をされております。
☆二人の入選作品
加治 道子さん
供花絶えぬ モラエスの墓 炎天に
感想
モラエス弔俳句会には、毎年参加しています。眉山の麗、阿波踊り会館北側の潮音寺にあるモラエスの墓を機会があるごとにお参りをしています。また、ゆかりのモラエス通り等を散策し、一年間の想いを俳句にしてみました。
特選句に選ばれたことを非常に嬉しく思います。これからも、モラエスへの想い詠んでいきたいと思います。
四宮 恭治さん
紅羊羹 墓前に供へ モラエス忌
感想
モラエスさんを偲ぶ俳句会に初めて参加し、選者の鈴木和恵さん(航標編集長)の特選1席を頂きうれしい一日でした。特に、主催者の徳島ポルトガル協会代表の桑原さんには、松山時代に声を掛けて頂いた思い出があり、当日お会いすることができ、懐かしい一時でした。
この俳句は、モラエス忌を前に、老舗の和菓子店が発売したモラエスが好んだワイン入りの羊羹を上5に詠んだもので、「紅羊羹」のフレーズが気に入って頂けたかなと思っております。来年は20回目となり、会友の皆さんも是非ご参加下さい。
お二人ともに、この度の入選おめでとうございます。今後益々のご活躍をお祈りいたします。
加治さん、四宮さんご協力ありがとうございました。
モラエスについて
モラエス[Wenceslao de Moraes] (1854~1929) ポルトガルの海軍軍人・著述家。1898年(明治31)神戸のポルトガル副領事、神戸・大阪総領事。日本婦人と結婚し、多くの著書によってわが国の生活・風俗を紹介。17年間を徳島で過ごし、徳島の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と称され、1929年に徳島の地で没した。モラエスを顕彰するため伊賀町の旧居付近にモラエス通りと名付けている。
伊賀町1丁目~三丁目にモラエス通りがあります。是非行ってみてください。
徳島ポルトガル協会のホームページに詳しく乗っています。
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