米軍基地のことも忘れてはならない、「福島」と「沖縄」の連帯が必要だということを先日、書きました。その時に、住民に配布される飴の話をしましたが、一度飴をしゃぶられせたら、今度は飴を止めるよっていう鞭を入れることはとても簡単だ。その典型例が、米軍基地再編の際の防衛省の態度だった。再編でさらに米軍を受け入れてくれるところには、助成金を出し、拒否したところには、それまでに予定されていた助成金を止めてしまった。
たとえば、岩国市に対し、国は、空中給油部隊の受け入れを条件に決まっていた市庁舎の建設補助金を、空母艦載機受け入れに反対したことから、急きょ、ストップした。ストップした額は35億円。飴と鞭政策でしょ。なぜ、新たな要求を拒んだという理由で、以前の負担受け入れの結果決められていた補助金を止められなければならないのか、防衛省は「省」に格上げされるまではこんなことはしていなかったのだが、庁から省に格上げされたとたんに、このような暴挙に出てきた。この件について、当時、防衛省地方協力局は「自治体から再編計画の受け入れ表明があれば今後も追加で指定する」と堂々と述べていた。
当時、このような目にあったのは、岩国だけではなかった。米原子力空母を母港として受け入れることを認めた神奈川県横須賀市などが交付金の対象として指定される一方、普天間飛行場の代替施設移設案に反対する沖縄県名護市などは対象から外された。
私は、市庁舎を建てるための寄付を募った。多くの支援が寄せられた。ところが、自民党は、岩国市長選挙で、当時衆議院議員であった福田良彦現市長を新たな負担受け入れ派の候補者として立候補させるという強引な手段に出て、受け入れ反対派の当時の市長井原勝介氏を打ち破った(※1、※2)。
今日、再び、戦いの火蓋が切られた(※3)。負担受け入れが既成事実化している中で、井原氏の戦いは険しいだろう。
しかし、井原氏は、
●現在の米軍基地の存在は認めますが、空母艦載機の移駐には反対
●愛宕山の防衛省への売却を阻止し、太陽光発電などの企業を誘致。公共事業を公平に発注し、地元業者を優先する。
●上関原発は見直す
などの政策を掲げて頑張っている(※4)。
この選挙の行方もきちんとフォローしなければならない。
※1:「防衛省闘う岩国に1000万人が350円ずつ寄付しよう!~防衛省のアメとムチ政策にノーを!」(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/922eb33512f2b19ee9bbf45a1ee411bb)
★寄付は終了しています。
※2「札びらで頬を張って米軍再編を自治体に認めさせた日米両政府の所行は、憲法に反する!」(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/a65f0d60f50ae0dae470b3c4c93de801)
※3 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201201220083.html
※4 http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-6e97.html
●新刊で~す。購入していただける場合意、印刷して近くの書店にお持ちください●
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●アマゾンはこちら→ http://ow.ly/8fo8o
●日本、特に東北・関東の保護者必読の書●
「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)
「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)=109」
(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15290,76,1,html)
アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf
◆東電本社の記者会見は、午前11時~正午から始まる単独会見、午後5時ごろからの統合本部会見の2回となっている。インターネットで生中継と録画配信されている◆
→ ニコ生 http://live.nicovideo.jp/
岩上さんのサイト http://ow.ly/4wCEr
◆東電会見に出席し続けている木野龍逸さんへの支援金の振込先口座は下記のとおりです。
郵便局の振替口座
口座番号は、00100-5-362362
口座名称は、木野龍逸支援の会(キノリュウイチシエンノカイ)
なお、銀行からの場合、
ゆうちょ銀行
〇一九店
当座預金
0362362
にお願いします(できれば郵便局の振替でお願いします)。
◆以下参考◆
原子炉建屋とタービン建屋の図。クリックで拡大できます。
↓
【日弁連の東日本大震災・原発事故災害復興支援活動】
→ http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/higashinihon_daishinsai.html
◆参加してみました。クリックお願いします。
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◆持ち込み可視化についてアンケート実施しました。ご協力ありがとうございました。
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【ツイッターアカウント】yamebun
●沖縄への連帯ツイッターキャンぺーン●
【ツイッターアカウント】@BarackObama
【メール】→http://www.whitehouse.gov/contactから
【ツイッター例文】
JAPAN IS NOT US'S COLONY! We won't support US BASE. All US BASE OUT! from our country.
Please HELP Okinawa. 75% of the American bases in JP is in the islands, only 0.6% of JP land. Relocate #Futenma base outside.
Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.
Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko
At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8
●今回の原発事故から、原子力村の実態、大手マスメディア経営陣がそれに取り込まれている実態が明らかとなりました。この実態を打破するための仕組みを紹介した拙著を紹介させていただきます。もし、このブログをお読みの方でまだ、これらの本に目を通されていない方は、最寄りの図書館にリクエストしてお読みください。外国でどのような対策が実行されているかがお分かりいただけると思います。今後、3・11の再来を防ぐための具体的な方法のいくつかだと確信しています。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて:Gilbert's Nuremberg Diary)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
たとえば、岩国市に対し、国は、空中給油部隊の受け入れを条件に決まっていた市庁舎の建設補助金を、空母艦載機受け入れに反対したことから、急きょ、ストップした。ストップした額は35億円。飴と鞭政策でしょ。なぜ、新たな要求を拒んだという理由で、以前の負担受け入れの結果決められていた補助金を止められなければならないのか、防衛省は「省」に格上げされるまではこんなことはしていなかったのだが、庁から省に格上げされたとたんに、このような暴挙に出てきた。この件について、当時、防衛省地方協力局は「自治体から再編計画の受け入れ表明があれば今後も追加で指定する」と堂々と述べていた。
当時、このような目にあったのは、岩国だけではなかった。米原子力空母を母港として受け入れることを認めた神奈川県横須賀市などが交付金の対象として指定される一方、普天間飛行場の代替施設移設案に反対する沖縄県名護市などは対象から外された。
私は、市庁舎を建てるための寄付を募った。多くの支援が寄せられた。ところが、自民党は、岩国市長選挙で、当時衆議院議員であった福田良彦現市長を新たな負担受け入れ派の候補者として立候補させるという強引な手段に出て、受け入れ反対派の当時の市長井原勝介氏を打ち破った(※1、※2)。
今日、再び、戦いの火蓋が切られた(※3)。負担受け入れが既成事実化している中で、井原氏の戦いは険しいだろう。
しかし、井原氏は、
●現在の米軍基地の存在は認めますが、空母艦載機の移駐には反対
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※3 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201201220083.html
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「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)
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アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて:Gilbert's Nuremberg Diary)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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