情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

【胆のう末期癌宣告後245日目】ペインコントロール初期の状況その13+置かれた状況で楽しもう

2012-01-24 06:56:25 | 胆嚢癌(腹膜播種あり)手術不適応患者の記
04 Desert Safari Bus, Tangalooma in Morton Island, North East of Brisbane, AustraliaThis travel blog photo's source is TravelPod page: Oct 12, 05 (Wednesday)


【ペインコントロール】
 まるで人生を表しているかのようなうっかりぶりが続く日々(笑)、自覚が足りんな~。今日はレギュラーの麻薬性鎮痛剤オキシコンチンを朝飲み忘れちまったんです。今日は何か、昼間も痛みが比較的強いな~と思って、午後4時ごろ、「今日の薬袋」を確認したら、じゃ~ん、オキシコンチンさまが3錠鎮座しておられた。げ、げ~。1錠は朝飲んでいなきゃいけないのに~。昼間に通常の痛み止めロキソニンを飲む際にも気付かなかった…。しかも、丸山ワクチンの接種日だったのに、それも忘れちまった。
 というわけですが、夜になっても、なんだか、ジェラートの効きが悪いような感じがしていました。午後10時、オキシコンチン2錠を服用した上、ジェラートを食べたが痛みがとれない。そこで、浴槽で半身浴をして体を温めてみたところ(室温そのものも25~26度設定で暖かいですが…)、痛みが楽になったが、そのまま午後11時頃さらにジェラート投入したところ、痛みがとれ入眠。午前1時ごろ、痛みで目が覚め、ジェラートを追加し痛みがとれる。次の痛みは午前2時半ごろ。今回はその前に、ジェラートと同じ効果を持つ漢方薬をとってから入眠することにした。午前2時10分、漢方薬を飲むが少し作業をすることにして、あれこれ読んだりしていたら、気づいたら、午前5時過ぎ…。え、痛くない。どういうこと…?

 思い当たるのはただ一つ。実は、午前2時過ぎ、癌に効くという漢方薬(液体)におまけでついていた漢方湿布薬を、ヘソの右側に貼っておいたんです。なぜかっていうと、液体の漢方薬がきついため飲むと腹痛が激しくなるから、その代わりに貼っておいただけなんです。なので、痛み止め効果ははまったく期待していなかった。

 ところが、いま、午前6時45分ですが、痛みがない。ひりひりしてきたので、午前6時、湿布薬をはがしましたが、効果は持続しているようです。主成分は、蟾蜍、冰片のようだ。

 なんだか、騙されているような気がするほど、幸せだ~。

 でも、なぜ?

 とても眠くなった。とりあえず、お休みなさ~い。

 (続報)
  午前7時半、目覚めた。痛みの余兆のような違和感が腹部に…。シップをはがしてからしばらく経ったせいだろううか。大きな光明が見えたきがする。

 


【浮腫み】
 22日は鍼灸を受け、少し引いたような感じ。23日は全身温熱をキャンセルし、主治医に相談する予定。

【置かれた状況で楽しむこと~豪州エアーズロック(ウルル)へのサファリバスツアーで学んだこと】
 一般論ですが、日本の市民は、少々のことには苦情を言う割には大きな不正やそれにつながるような仕組みには寛容なような気がする。これって、人生をかなり損しているような気がする。
 短い人生、少々のことには苦情をいわず楽しむことにしようと思ったのは、オーストラリアで東海岸からエアーズロック(ウルル)に向かうサファリバスツアーでのこと(冒頭の写真のような感じでした)。このツアーは、オンボロ4WDミニバスでバス泊、キャンプなどしながら、エアーズロックまで行くというもので、確か、3、4泊くらいだったと思う。確か、総勢15人くらいだったかな~。ドライバー兼ガイドに全員あだ名をつけられて、遅れたきたボーイスカウト状態だった。野生のワニを見たり、巨大な蟻塚に触ったり、カンガルーをハンティングしたりと、それなりに受実したツアーだったが、私の不満は、彼が自らをアボリジニと血縁があり、アボリジニの言葉を教えたり、アボリジニと交流させたりしてやる、とホラを吹いたことだった。最初のガイダンスで彼ははっきりそう言った。しかし、それが嘘であることはすぐに分かった。そこで、同じツアー客のイギリス人に、彼の説明は嘘だったよね、と振ったあと、みんな何故その点の苦情を言わないのか、と尋ねた、彼は臨時ボースカウトの中でもリーダー的な存在だった。彼は、嘘だということには同意したうえ、「嘘だって指摘しても仕方ないから、彼を盛り上げて、みんなで楽しもうよ」と答えた。
 この一言が私のその後の人生観に大きな影響を与えた。苦情を述べても改善されないのならば、それはぐっと堪えて、むしろ、どうすれば楽しめるかを考える、そのためには苦情を述べるべき相手を助けることをも厭わない…。同じシチュエーションで、苦情を述べて協力もせず、全体が暗い雰囲気になってしまうよりもはるかにいい解決方法だ。

 もちろん、苦情を言うべきときには述べる必要がある。カンガルーハンティングの後、あるカップルはバスを降りた。菜食主義者の彼らにとって、そのようなことに関わることは許せなかったのだろう。彼らはツアー代を返すように交渉していた。そんな狩りをすることはパンフレットに事前に書いてなかったからだ。交渉の結果は知らないが、このとき、欧州人の人生の楽しみかたと権利侵害の際の対処の仕方に触れることができたように思う。

 それ以来、私は、苦情を言っても仕方がないときには苦情を言わずに盛り上げ、言うべきだと思ったらそのことを見逃さないように心がけた。

 たとえば、同じ旅(バックパッカー貧乏旅)の行程で、パリのルーブル美術館でクロークから日本人差別を受けたために苦情受付箱に経過を書いて残した。また、インドの車掌に日本人特別価格でチケットを販売されていたことが分かった際には(同じルートの欧州人と話していて気づいた)、カルカッタ駅の駅長室に苦情を述べたが相手にされなかったため、代書屋で経緯を英文タイプにしてもらい、カルカッタの新聞社を訪ねて記事にしてもらった。
 他方、小さなことは気にせず、楽しむように心がけた。

 まずは、置かれた状況を変えるために最大の努力を!そして、それが困難であれば、その中で最大の幸福を!
 
 社会でいうならば、まずは、自分が置かれている状況を知り、それを変えるために何ができるかを問うこと、つまり政治にもっと積極的に参加し、改善するよう努めること。他方で市民同士は手をつなぎ、置かれた状況の中で最大の幸福を得られるよう互いに笑顔で接すること、いまは、なんだか、それが逆になっているような気がする…。

 私自身のいまの状態にも通じる。治療・延命のためにできることはするが、調査・協議・決定に割く時間以外のときには、もう、癌のことは考えずに、いまいる状況をできるだけ楽しむ。痛みで寝られないときも、激痛の時以外は、「起きられていてお得!」くらいに考えるように心がける。もちろん、あくまでも心がけであって、気分的に落ち込むときもある。そんな時は、支援してくれている先輩や仲間のことを考え、涙の成分を辛さから感謝に変えてしまう…。皆さん、ありがとう!


【22日の食事】
朝:玄米餅 お茶漬け風
昼食:肉ゴボウかけうどん+揚げ卵(麺3分の1、スープは3分の2、具は食べず、スープの味をよくするためにのみ注文、卵は衣をとって、白身少し残して完食)
夕食:山芋うなぎ丼(うなぎ:皮をはいで完食、山芋完食、ご飯8分の1)
間食:三笠、モナカ各一口
ジェラートは痛み止め用に適宜。

【22日の活動】
午前、鍼灸、午後お見舞い、岩波ブックレット打ち合わせ、夕方Our Planet TV 理事会など

 

【基礎情報】
プロフィール:年齢48歳 男 ここ十数世代はおそらく日本土着系(広島県出身) 身長約170センチ(少し縮んでいます) 体重約47キロ(大学時代から罹患前までは53キロ±2キロで推移) 独身(結婚歴あり。子供なし) 大卒 専門職(新聞記者後弁護士) 主な病歴としては副鼻腔炎手術 喫煙歴大学在学期間のみ 趣味旅行 氏は、日隅(ひずみ)です。「日隈(ひぐま)」ではありません。一度、宅配の人に「しろくまさん」とドアの向こうで叫ばれて固まったことがあります。「日」の左側の棒が長かったので、「白」に見え、かつ、隅を隈と読み間違えたのでしょうね(笑)
告知:2011年5月25日
病名:胆のう癌ステージ4、腹膜播種、結腸など大腸の狭窄数か所、外科治療、X線治療は不適応。基本3治療のうち選択肢は化学療法のみ。(セカンドオピニオンでも確認済み)
進行状況:腹膜播種部分3箇所ほどが増大(最大のものは掌大?)、大腸狭窄進行、転移なし
治療状況
 抗がん剤:ジェムザール(点滴)+TS-1(一日2回服用)
 免疫:樹状細胞療法+リンパ球療法
 丸山ワクチン:A型週3度接種
 漢方薬:個人輸入
 サプリ:フコイダン、βグルカン、αグルカン(2種)、ビタミンC、梅エキス。青汁と穀物加工型サプリについては、消化力が落ちていること、食事量が限定されていることから、一時停止。
 整体など:日本式、中国式、理学療法、鍼灸、ヒーリング
 食餌療法:フレッシュジュース、玄米などを中心にした食事をしていたが、12月から食事量が極端に減ったため、食べられそうだと直感するものを食べるようにしている。


【今後の公的活動予定】

◆(未確定)1月25日午後4時、原子力資料情報室のUST番組に出演予定

◆1月27日午後7時~、「自由報道協会賞」の授与式でプレゼンテーター(大賞を「日隅一雄賞」と命名していただいのです。ありがたいことです)を勤めます。会場は、「麹町報道会見場」(東京都千代田区麹町2-2-4麹町セントラルビル2F)の予定。

◆1月30日 午後6時30分~
NPJ (News for the People in Japan) PRESENTS
NPJ編集長 日隅一雄 連続対談企画
~無制限10本勝負~第2回
「審議会が本来の機能を取り戻すために」
ゲスト:青山貞一氏(東京都市大学教授)
参加料:500円
http://www.news-pj.net/pdf/2012/0130.html

◆2月8日 出版記念パーティー(東京共同法律事務所主催)




 
 





●新刊で~す。購入していただける場合意、印刷して近くの書店にお持ちください●


●アマゾンはこちら→ http://ow.ly/8fo8o



●日本、特に東北・関東の保護者必読の書●

「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)

「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)=109」
(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15290,76,1,html)

アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf


◆東電本社の記者会見は、午前11時~正午から始まる単独会見、午後5時ごろからの統合本部会見の2回となっている。インターネットで生中継と録画配信されている◆

 → ニコ生 http://live.nicovideo.jp/ 

   岩上さんのサイト http://ow.ly/4wCEr



◆東電会見に出席し続けている木野龍逸さんへの支援金の振込先口座は下記のとおりです。

 郵便局の振替口座
 口座番号は、00100-5-362362
 口座名称は、木野龍逸支援の会(キノリュウイチシエンノカイ)


 なお、銀行からの場合、
 ゆうちょ銀行
 〇一九店
 当座預金
 0362362
 にお願いします(できれば郵便局の振替でお願いします)。



◆以下参考◆


原子炉建屋とタービン建屋の図。クリックで拡大できます。

   ↓

 


【日弁連の東日本大震災・原発事故災害復興支援活動】
→ http://www.nichibenren.or.jp/activity/human/higashinihon_daishinsai.html





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JAPAN IS NOT US'S COLONY! We won't support US BASE. All US BASE OUT! from our country.

Please HELP Okinawa. 75% of the American bases in JP is in the islands, only 0.6% of JP land. Relocate #Futenma base outside.

Marine in Futenma must go back to your country. There is no place where the base of Marine is acceptable in Japan.

Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko


At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8



 ●今回の原発事故から、原子力村の実態、大手マスメディア経営陣がそれに取り込まれている実態が明らかとなりました。この実態を打破するための仕組みを紹介した拙著を紹介させていただきます。もし、このブログをお読みの方でまだ、これらの本に目を通されていない方は、最寄りの図書館にリクエストしてお読みください。外国でどのような対策が実行されているかがお分かりいただけると思います。今後、3・11の再来を防ぐための具体的な方法のいくつかだと確信しています。








★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて:Gilbert's Nuremberg Diary)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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