タイトル | 順位 | 感想 |
お嬢さん | 9 | 全体を通じたミステリー構成も面白かったが、ベクトルの異なる「アナと雪の女王」的展開にも驚かされた。終盤の胸が空くような「ざまあみろ!」的カタルシスが、実に心地よかった。 |
これ、原作があります。
イギリスのミステリー作家、サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案にしているんだとか。
原作は19世紀のヴィクトリア朝のロンドンが舞台、本作は1930年代の日本統治下の韓国が舞台。
かなり大胆に脚色したんでしょうね… 原作読んでいないから分かりませんが (^_^;
2人の女性が主人公で、いわゆるラブシーンもあります。
かなり大胆な描写なので、けっこうドギマギしました。
出てくる男達が、どいつもこいつもダメ人間ばかりで、怒りを通り越して絶望的な気分に。
そういうフラストレーションを、終盤の展開できっちりカタルシスに変えてくれます。
家族みんなで観るタイプの映画ではありませんし、付き合いの浅いカップルにもお勧めしません。
でも、ミステリー要素やコメディ要素がほどよく混ざり、エンターテインメントとしてよくできた構成。
なにより「抑圧された性&人々の反撃」が痛烈。
そういう意味では、「アトミック・ブロンド」と似ているところも多いなと、いま気づきました。
ほんと、韓国映画って面白い。