とみしゅう日記

2017年に観た映画:ベスト9

タイトル 順位 感想
お嬢さん 9 全体を通じたミステリー構成も面白かったが、ベクトルの異なる「アナと雪の女王」的展開にも驚かされた。終盤の胸が空くような「ざまあみろ!」的カタルシスが、実に心地よかった。

これ、原作があります。

イギリスのミステリー作家、サラ・ウォーターズの小説「荊の城」を原案にしているんだとか。

原作は19世紀のヴィクトリア朝のロンドンが舞台、本作は1930年代の日本統治下の韓国が舞台。

かなり大胆に脚色したんでしょうね… 原作読んでいないから分かりませんが (^_^;

2人の女性が主人公で、いわゆるラブシーンもあります。

かなり大胆な描写なので、けっこうドギマギしました。

出てくる男達が、どいつもこいつもダメ人間ばかりで、怒りを通り越して絶望的な気分に。

そういうフラストレーションを、終盤の展開できっちりカタルシスに変えてくれます。

家族みんなで観るタイプの映画ではありませんし、付き合いの浅いカップルにもお勧めしません。

でも、ミステリー要素やコメディ要素がほどよく混ざり、エンターテインメントとしてよくできた構成。

なにより「抑圧された性&人々の反撃」が痛烈。

そういう意味では、「アトミック・ブロンド」と似ているところも多いなと、いま気づきました。

ほんと、韓国映画って面白い。

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