とみしゅう日記

2017年に観た映画:ベスト20 〜 11

湯浅政明という名前をぜひ覚えておいてください。今後の日本アニメ界をリードしていく1人になると思います。

タイトル 順位 感想
ドクター・ストレンジ 20 IMAXで鑑賞したのだけれど、これまで観たどのIMAX作品よりも相性が良かったように思う。ベネディクト・カンバーバッチの持つツンデレ的魅力が大爆発。ホワイトウォッシュを思わせるキャスティングには、やや疑問も覚えるが、ラストにつながる展開の上手さには痺れた。ああいうボスの倒し方もあるんだなぁ。
新感染
ファイナル・エクスプレス
19 韓国映画 meets ゾンビは大成功に終わった。いわゆる「足の早いゾンビ」が密閉空間の列車内で暴走するという、ありそうでなかったアイデアが、映像的にもフレッシュ。「ゾンビより怖いのは人間」という定番の描写もありつつ、「ゾンビより優しいのも人間」という描写はやはり感動を誘う。
哭声
コクソン
18 神と悪魔の対比は、さまざまな作品でモチーフにされる。ダークナイトしかり、本作しかり。善と悪とのせめぎあいは、常に拮抗していて、いつでも簡単にひっくり返る。いま自分の目の前にあるものでさえ、人は判断を誤る。僕らは信じたいものを信じる。たとえその先に破滅が待っていたとしても。
アシュラ 17 圧倒的な権力・暴力の前に、人は無力だ。主人公の立ち振る舞いは保身に満ちていて、嫌悪を感じると共に、共感も覚える。クライマックスのアクションシーンは、総毛立つほどの迫力と恐怖に満ちている。韓国映画おそるべしと改めて感じさせる傑作。
ブレードランナー 2049 16 Kとジョイとの関係と、その結末には、涙を流さずにはいられない。世界から見捨てられても、たとえ周りからどう見られたとしても、自分が信じるものこそが、唯一本物の「真実」なのだと思う。これは「僕の映画」だと思った。
シング 15 「負け犬たちのOnce Again」ものには弱い。誰もがスポットライトを浴びたいと願っているわけではなく、浴びられるわけでもない。それでも、僕らの人生には輝きを放つ瞬間がある。その輝きは、やはり美しい。
レゴ バットマン ザ・ムービー 14 ダークナイトの問いかけに対する、ほぼ完璧な回答。大人が観ても子供が観ても、充分楽しめるはず。テーマ的には『ジャスティス・リーグ』と似ているけれど、本作のほうが完成度は高いと思う。レゴ ムービーは傑作ぞろい。
アトミック・ブロンド 13 怒りのデス・ロードのフュリオサに続き、シャーリーズ・セロンがまたしても凄いキャラクターを作り上げた。ロレーン・ブロートンは、映画史に残る最強のエージェントになるだろう。身体を張りまくったアクションシーンは、まさに「金の取れる」出来栄え。ロレーンの孤独は、本作だけで癒やされることはない。続編希望!
夜は短し歩けよ乙女 12 こんな原作を、よくもまあこんな映画にしたものだと、ただただ感心。爆笑、苦笑、微笑。笑いにはいろんな表現があるけれど、本作に似合う笑い方は何だろうか。皮肉に偏りすぎることなく、嘲笑をするでもない、知的な笑いに満ちた世界は、なんだかとても楽しそう。
夜明け告げるルーのうた 11 クライマックスでは、声が出そうになるくらい号泣した。秀逸なボーイ・ミーツ・ガール作品。『歌うたいのバラッド』を主題歌にしただけで、プラス1万点。映像がとにかく美しい。
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